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外的対象喪失と内的対象喪失の違いって何でしょうか。外的対象喪失が起きてから内的対象喪失が起きるとは聞きますが、内的対象喪失が起きて、外的対象喪失が起こる場合ってどのような場合なのでしょうか?

A 回答 (1件)

「対象喪失」という概念の喪失形態における分類の一つ。


対象喪失というのは分かりやすく言うと肉親の死などのような愛情や依存の対象を失うことを示しますが、他にも例えばいきなり会社をリストラされたというのも含まれます。
分類としては他にも「自発的・非自発的」「物理的・象徴的」などいくらでもありますが、とりあえず「外的・内的」で分けて考えるなら。
外的:心の外にある対象のこと
内的:心の内にある対象のこと
上記の例なら、例えば父親の死そのものは外的喪失ですが、続いて父親とは絶対的なもので、いつまでも見守ってくれるはずという信頼感がその死によって、幻想だったと気付いてしまう、その感覚が内的喪失な訳です。
リストラの例でも、実際に会社をクビになったという点(外的喪失)と、次に私は会社にとって必要な人材でなかったのだという虚脱感というか、自分は会社にとって必要な人材であるという思い込み(=錯覚)が解消されてしまうこと、これが内的喪失です。

で最後の内的が先で外的が後になる例ですが。
んーーちょっと良い例が浮かばないのですが、まぁもともと対象喪失という概念を「外的・内的」と適当な分類で分けただけのことなので、そんなに時系列を気にしなくても良いのではないかなと。

まぁレポートのテーマとかでしょうからw そういう訳にはいかないんでしょうけど。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
小此木啓吾さんの「対象喪失」という本を読んでいて疑問に思ったので…。レポートとかそんな
大それたことではなくて…ふと思ったことなのです。それなのに、こんなに丁寧に答えて頂いて、ありがたいです。
つまり、美化、理想化していた対象に幻滅することで、その対象を心的に失うと言うことですよね。
勉強になりました。

お礼日時:2003/06/29 19:57

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