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昭和40年代前半の頃
我が家を新築するにあたり、にわかに建築に興味が湧いております。
子供の頃(昭和40年代前半)、近所の建築中の家を近くでずっと眺めていた記憶があり、その中で現場で竹を割いて、その竹を壁に編みこんで、左官屋さんが泥と藁をねったモノを塗りこんで、土壁を作っていました
今となっては、どのくらいの大きさの家だったのかまったくわかりませんが、当時土壁は一般的な工法だったのでしょうか?
それとも、当時すでに純和風な工法は贅沢な造りだったのでしょうか?
ちなみに、大工さんに断って、はぎれや鉋屑をもらって遊んだのが良い思い出です
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
昭和40年ごろ、日本の、とくに都市部は住宅が足らなかった時代で、質よりも量が求められ、プレハブ住宅や在来工法でも木質ボードを空気銃の様なくぎ打ち機で取り付ける乾式工法が主流になりましたね。
日本の住宅の歴史を見ても、もっとも粗製乱造がすすんだ時代です。
大工泣かせですね。
現在の住宅は、その総費用の半分ぐらいが、冷暖房、給湯、排水、厨房、浴室、換気、防犯、照明、断熱材、デジタル通信などの住宅設備関係ですよ。
昭和40年当時の設備水準(汲み取り?)でよければ、住宅の値段は半分で建つ。
逆にいえば、基礎、土台、柱、梁、屋根、壁、天井、床、階段など住宅の構造にかけるお金は昭和40年当時よりも少ないかもしれないですね。ハウスメーカなんかにはそういうのが多いから要注意ですよ。
感覚的にいえば、昭和40年当時、その当時の設備で30坪の家を建てるのに年収の5倍ぐらいでしたかね。今なら、年収の5倍で家の構造を作って、もう5倍使って、住宅設備を買わされる感じでしょうか。
年収の10倍の家ってのはなかなか無いでしょう。
だから、土壁なんてのは注文が来ないね。
それで、構造の部分を安くしているので、建て売りなんか30年も経つとガタがきて、また壊して立てなおす。大工はうれしくないですよ。大工は粗製乱造ではなくて、この家はおじいちゃんが建てたんだと言われるような家を建てたいんだ。
木造でも、木造100年住宅ってのができるんです。
これは、基礎、土台、柱、梁、屋根、壁、天井、床、階段などの構造部分には、通常のハウスメーカー以上の金をかけますが、冷暖房、給湯、排水、厨房、浴室、換気、防犯、照明、断熱材、デジタル通信などの住宅設備にはあまり金をかけずに、100年持つ構造を作ります。
住宅設備なんて、エコキュートやエアコンなどの高価な設備でも耐久性は10年~15年でしょう?
だから設備関係はできるだけ安価にすませて、10年か20年ごとにその時代にあったものに付け替えるという考え方です。
そうすると、お子さんとお孫さんの三世代にわたって、設備を更新しながら快適に住めるんです。
それでも、100年間の総費用は30年住宅を3回建てる事にくらべたら総費用で半額か6割ですね。
木造100年住宅なら、内壁には土壁を使うなどの多少の贅沢をしても100年間で元が取れますからね。
ご回答ありがとうございます
孫子の代に渡って住める家
ひとつの理想形かもしれませんね
現実は、核家族化と、各自のライフスタイルとで、仮に家が持ったとしてもその家に住むかどうかは?です
現に今建築中の家も、せいぜい長くて15年くらいしか住まない予定です
その時々の価値観と、各自のライフスタイルに合わせ、短期間住める家を建てて、時期が来たらその都度建替える
大工さんの理想と程遠い現実は、当面は続くような気がします
No.4
- 回答日時:
たぶんそのころは今のように建材もなく、こまい竹にすさいれた土壁をぬっていたのだろうろ
思います
今のように3ヶ月かそこらで建築されたのではなく1年間くらいかけて建築したのだと思い
ます
何度も土壁にひび割れをおこさせ、その後叉ぬりこの繰り返しでつくったのだと思います
ある場所でおととしぐらいに土壁施工 仕上げは少し違うと思いますがみました
やはり1年間くらいかけて家をつくっていました
たぶん労務賃金も常用清算払いだと思います
No.3
- 回答日時:
10年前に実家を建て替えましたが地元の大工さんに頼んで土壁で家を
建てました。なので完成まで1年近くかかったのではないでしょうか。
土壁の効果か分かりませんが、夏は涼しくて快適で梅雨時も湿気がこもらず
暑い季節は過ごしやすいです。
ただ、冬はやっぱり断熱のきちんとした最近の家の方が暖かいですね。
冬はとても寒いです。
ご回答ありがとうございます
旧来の日本の気候であれば、土壁は過ごしやすいのでしょうね
首都圏のヒートアイランド現象では、人工的な空調なしでは生きられないので、まったくの旧来工法では現実的には住めないのかもしれません
No.2
- 回答日時:
一般的な工法ではありますが、土壁は土を寝かさなくてはならず、場所も必要な上に時間もかかるので、恐らく昭和40年代では杉板張りの家の方が多くなっていたと思います。
ちょうど高度成長期の真っただ中ですから、プレハブ住宅も増えてきて、当時の新築では土壁で家を作る所は減っていたと思います。
内装に砂壁を使ってはいましたが、それでも雰囲気はありましたね。
現在の建築基準法ではなかなか難しい工法ですが、現在に置き換えると漆喰壁や珪藻土壁などが同じように吸湿性に優れ、天然木との組み合わせで、十分に素敵な家が建つと思います。
ご回答ありがとうございます
当時は既に減りつつある工法だったんですね
今建築中の我が家は、2×4なので、あの思い出とはかけ離れた印象です
次回建てるときは、土壁の良さも取り入れた家を作りたいと思います
No.1
- 回答日時:
大昔からの一般的な工法です。
土壁(つちかべ)は土を主材料とし、通常は小舞(こまい)を下地とする、土は地球上至る所に存在し、
最も仕入しやすい材料であるため、世界各地で古くから使用され、奈良の法隆寺壁画にも優れた土壁が
用いられております。いわゆる日本特有の建築方法です。現在では、断熱・耐震にも効果が有る。
http://www.reform-kotbuki.ecnet.jp/company03.html
ご回答ありがとうございます
当時としては、一般的な工法だったのですね
でも、現代でそれをやってもらうと、けっこうな額になってしまいますよね?!
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