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酸クロリド使用時の、界面重縮合の重合度

酸クロリドとジアミンによる界面重縮合を考える時、
重合度を上げる為、厳密に等モル仕込みをする必要がないと聞いた事があります。
これは、どのような根拠に基づくものでしょうか?
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一般に重縮合は、二つの物質を厳密に等モルに仕込み、かつ反応をほぼ100%にまで
進行させない事には、重合度が上がらない事が知られています。

これより、酸クロリドとジアミンによる界面重縮合においても、
互いを厳密に等モル仕込みにするべきであり、そうでなければ十分な重合度は
獲得できないと私は考えています。
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それにも関らず、厳密に等モルにする必要がないのは、
『酸クロリドの反応性が高く、かつ発生する塩化水素を反応系に仕込んだ塩基が
トラップする事で、反応を一層促進するから』と考えて宜しいのでしょうか?

これらについて、ご教授頂ければ幸いです。
ご存知の方は、どうか宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

1)界面重縮合の利点、(不利点)を考えるとわかるでしょう。

通常の重合は、初期重合から始まってstep upするが、いつもその溶液中(システム中)にポリマーがふくまれていて、粘度が、非常に高くなるが、界面重縮合(nylon rope trick by Morgan and Kwolek(1959))はポリマーを取り除くことで、溶液の粘度が、一定し acid chlorideの反応性を遅らせることなくポリマーの成長鎖と反応するとかんがえられる。 2)Condensation polymerisation がinterface(界面)でおこなわれているので、等モルにしまくても、反応は進行し、どちらか一方がなくなれば、反応がstopするわけで。無論HClを取り除く塩基も大切ですが。 3)通常、MWは収量にそう関係なくたかく、4)このような界面重縮合は、溶液重縮合とひかくして、等モル性でなくてもいけます。 5)Polyamides,Polyesters,Polyurethanes, Polycarbonatesなどにもでき、難点として、scale upがむつかしく、ポリマーの精製、溶媒の回収、高価なchemicals(acid chlorides) 等
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました、参考にさせて頂きます。

お礼日時:2010/06/10 20:11

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