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築11年の家です。今回ベランダ手摺り部分からの雨漏りで梁、土台の部分補修、隅柱の取替え(通し柱では無くなりました)FRPの張り直し、外壁の部分張替えとなりました。漏水対策の不備ということで工事費は全額工務店保障となりました。教えていただきたいことは
このような梁、土台の部分補修でも耐震強度は大丈夫でしょうか?また築11年の家ですと
外壁(サイディング)は全面張替えを要求出来るのでしょうか?

A 回答 (4件)

建築士です。

梁は継ぐ場所によっては強度は落ちます。土台は部分でもよいでしょう。通し柱出ない場合は金物補強で対処してもらいましょう。まずは腐朽菌の付いたものは残らず撤去していただきましょう。
この業者の不備ですから直すといっても私は信用できません。とりあえず元通りに見えるように直せば顧客感情がおさまると思っている可能性もあるからです。施工不良は業者の体質であることが多いです。信用できる建築士を連れてきてその人の責任において必要な修繕箇所を確定し工事を管理させる必要があると思います。ここで見栄えだけにこだわって外壁全面修理などと言えば「やっぱりきれいにすればどうにかこのクレームは完了できるな」と思わせてしまいます。問題はそこではなく品質の確保ですからぜひ修繕指導、監理する建築士の費用を持ってもらえるように業者に相談し、正しい補修改修を行いましょう。

この回答への補足

早々のご回答に感謝です!
「お客さまが今後安心して住めるように誠意を持って対処します」
と言ってくれてますし知人でもあり、過去のアフター補修も良心的にやっていただいたこともあります。
今後のメンテナンスも考えると他から建築士を連れて来るのは難しいように思います。
土台は部分補修でも大丈夫とのことで安心しました。柱はホールダウン金物を使用してました。
梁は8畳の部屋上部のもので隅柱から4分の3程程切って既存の4分の1程残した
所に繋いだようです。今までは無垢材だったのを集成材を使ったので強度は心配無いと言われましたが
部分補修なので強度はどうなんでしょう?
外壁も当時のサイディングはもう無いので出来れば全面補修をしていただきたい所ですが
築11年経過しているのでそこまで要求できるものでしょうか?
工務店は全面でなく目立つ所だけにさせて欲しいと言っています。
お忙しい所恐縮ですがよろしくお願いします。

補足日時:2010/06/10 10:58
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この回答へのお礼

その節はご親切に対応頂き深く感謝いたします。
このサイト使い方が解らずお礼が今頃になってしまった事お詫びいたします。

お礼日時:2011/08/14 16:49

梁は継いでない部分に比べて継いだ部分の強度は2割しかありません。

板金物で補強してもこの強度はかなり低いのです。ですから、仕口の形にもよりますが継いでいる位置が柱の間隔が狭い(910以内)ところならよいですが、そうでないならば柱を増やすなどして補強をしたほうがよいと思います。全く柱の荷重を受けていない梁ならばまだ良いですがバルコニー廻りでは思い荷重を受ける梁の可能性が高いので心配です。

そうですか、お付き合いを考えると・・・というのはホント厳しいですね。
建築相談で工法の説明だけでも誤りがないか確認してもらったほうがよいと思いますがね。
さて、知っておいていただきたいのは、無償で直す期間は今回が最後です。瑕疵担保保険は無くても10年保証が義務づけられてているからです。
11年目といっても明らかにその前からの影響なので専門家からいえば今回は無償で直して当たり前の事例だと判断できます。でも、今後は絶対にそうはいきません。すべて有償のはずですよ。ですから今回は完ぺきな根本治療が必要なのです。バルコニーの手摺からの雨漏り原因は追究されましたか?普通の施工ではそういう事故は起きません。たとえコーキングにヒビが入っても防水シートの施工に間違いがなければそんなことにはならないはずなので、施工的には何かミスがあったと考えます。何か施工方法が間違っているから起きるのでそれを直さないで見栄えを直してくれればそれでいいと言ってしまうと今後後悔しかねないのでご注意申し上げますね。少なくとも原因と対策については説明を受け書面で残してもらってください。いまは、おうちにも履歴書が必要な時代です。

全面張り替えは基本的には要求できません。
建設業者の保証する義務の範囲ではないからです。それ以上のサービスは交渉以外にはありません。

この回答への補足

今回も早々にまたご丁寧に回答頂き本当にありがとうございます。
今回の漏水はバルコニーの手摺りが木製であり(よくウッドデッキに使われています)
その柱を直接梁に取り付けて合ったという今更ながらではありますが信じられない施工でありました。
当時私も一応は「大丈夫なの?」位の確認しかせず「大丈夫!」と一級建築士が言っているのだから何らかの防水対策は施されているものと思っていました。(全面的に建築士を信頼してました)
一昨年あたりから雨漏りするようになり
その時点でも原因はFRPの経年変化という工務店からの回答でFRPを既存の上に塗りなおしました。
それでも雨漏りは止まらないので私もこれはもしやベランダの手摺りでは?
と思い「漏水対策はしてあるのか?」と聞いたら「特にしていない」との回答だったので
壁を剥いで調べてもらう事を強く要望しました。その時点まで建築士が「手摺り内部からの漏水の
可能性は低い」と言っていた根拠は何処にあったのか本当に不思議ですし
建築士に対する信頼も薄れてしまいました。
でもあまり強く言うと今後の工事にも影響があっても悪いと思い、
建築士のプライドを傷つけないように話を進めました。
結果的に工務店の全面保障となりましたが、住む側も施工業者にぼんやりまかせっきりに
しないで勉強しないと駄目だと思い知らされました。
また「履歴書」は仰るように是非作成してもらうことにします。
今回、外壁をベランダまで上げて外壁を一体化した形に作り直しました。
ベランダは建物のコーナーにありコーナーから対角線に伸びている2本の梁を
どちらも4分の3撤去して新しく取り付けた形の部分補修です。
ベランダの広さは5畳ほど、(階下は8畳の部屋になっており
普通に900毎に柱があり間に間柱があります。
工務店側は「強度的には大丈夫」と言っていますが、どうなんでしょう?
また、仰るように外壁の全面張替えは無理なようですね。
であればデザイン的におかしくないように何処まで張ってもらうか
交渉するしかないですね。

補足日時:2010/06/10 18:09
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この回答へのお礼

このサイトの使い方を良くわからずお礼がまだだったことをお詫びいたします。
この度はご親切に丁寧なアドバイスを頂き深く感謝いたします。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/14 16:46

築11年目で工務店に瑕疵の告知をしたなら瑕疵保証の対象外となり


補修する法的義務はないはずです。
きっと良心的で面倒見の良い工務店だと想像できます。

梁、土台の部分補修の強度について

・土台部分補修
土台は檜やヒバなどの腐りにくい樹種、又は薬剤注入土台を使って
柱の寸法より小さくないサイズにして下さい。
土台はアンカーボルトで基礎に緊結して下さい。
位置は土台端部、柱より200ミリ程度、土台継手、その他2m以内に
アンカーボルトを設けてください。
隅柱の位置から新設土台がスタートするのであれば土台継手は問題なく
既存土台をメスとし新設土台をオスとします。
新設土台のもう一方の端部は土台隅部となり蟻継となるでしょう。
一直線上の両側に既存土台がある場合は既存土台を両方メスとし
新設土台の両端をオスとします。
土台は柱位置にホゾ加工を施します。
・梁の部分補修
梁は腐りにくい樹種を選択することは難しいかもしれません。
乾燥した(含水率25%)米松などでも構いません。集成材なら問題ありませんが
どちらも水に弱いので浸透性木材保護塗料を外壁側に塗布したほうが良いです。
梁の強度で一番重要なことはサイズです。外周部の2階床梁の場合のサイズは
105(120)×210や105(120)×240が望ましいです。既存梁を利用してそれに新設梁を
載せ架ける場合には、既存梁以上のサイズは選択できませんので、既存梁が基準となります。
柱の間隔が最大で2mなら梁背210、3mなら梁背240、4mなら梁背270程度が目安です。
既存梁に継手のメス加工、新設梁にオス加工を施し接続します。
梁継手部には帯金物、短冊金物などで補強しますが、部分補修の場合は継手の位置が
曲げモーメントが最小となる理想的な柱からの距離200~300mmとならない場合があります。
このケースでは短冊金物(薄物)補強後、梁の室内側面にコンパネで更に補強します。
既存梁を載せた柱、既存梁、新設梁、新設梁を載せた柱の4部材をコンパネで連結させて下さい。
・隅柱の取替え
基本的に隅柱が通柱である必要はありません。
この場合1階隅柱の柱頭と2階隅柱の柱脚をホールダウン金物で繋ぎ
補強すると良いです。(使用するホールダウンは計算して15kN、20kN、25kNを選択)
隅柱の寸法は既存の他の柱と同じもので良いと思います。
柱の含水率は最低でも20%以下、理想は15%以下のものを使用すると良いです。
集成材なら含水率15%以下、強度表示もしてあり問題ないですが、無垢材の場合は
出来れば強度表示のあるもの(ヤング率、曲げ強度)を使用することを薦めます。
漏水履歴がありますので樹種は檜やヒバなどの水に強い材にしましょう。
・FRPの全面補修
詳しく説明しませんが2PLY(2層)が良いでしょう。
・外壁の部分張替え
隅柱に近接する断熱材は既存再利用ですか?防湿シートが柱撤去時に傷むように思えますが
傷むようでしたら防湿シートの再施工後、既存断熱材を充填してください。
透湿防水シートは10年で劣化が進み更新の必要がある場合があります。
張り替えるのであればタイベック社のものが最も耐久性があり信頼できます。
透湿防水シートを部分補修張替えする場合、垂直方向は10cmの重ね代で土台部から2階へと
張っていけば良いですが、水平方向の継手(特に隅部)は十分な重ね代30cmを確保できません。
この場合は専用防水シートで補強して下さい。
窓や出入口がある場合は、その窓の外周四方アルミ部に防水両面テープを張り
その上から透湿防水シートをテープに密着させて下さい。
透湿防水シートの施工が終われば、サイディングの選択によりますが通気胴縁工法か
通気金具工法になると思います。漏水再発の危険性から通気金具工法を薦めます。
窓廻りのみ通気胴縁を施工しなければなりませんが金具なら腐ることはありません。
通気胴縁工法では檜や杉を使用しますが常時漏水状態では信頼性が低いですし
釘穴も多くなってしまい内部漏水の危険も高くなります。
サイディング材を通気胴縁に釘留めする工法だと更に漏水の危険性が増します。
今回、ベランダ手摺り部からの漏水ということで外壁漏水の最も多い部分です。
原因は透湿防水シートや防水シートの増し張り(隅部、角部、笠木部)の不備や
コーキングの劣化によるものも考えられますが、板金笠木を留める釘やビスの貫通した
部分からの漏水も原因として多いので、再施工の再は注意を促してください。
通常の外壁防水シートでは釘やビスの貫通部のシール性(防水性)はありません。
シール性のあるゴム系の防水シートを笠木取付部に増し張りすることが望ましいです。
屋根防水に使用するゴムアスルーフィング940でも構いません。

この回答への補足

お忙しい中、お世話になっております。
その時の話では土台はヒバを使用した様です。
特注になるので届くのに2日位時間が掛かりました。(ホールダウンにどのような
金物をどの様に施工したかは解りませんが左官屋さんと打ち合わせしていました。)
梁は先にお伝えしたような感じです。
外壁は仰るように部分張替えとなりましたが、ベランダ階下だけでなく
道路、玄関から見てなるべく見映えが良い様に相談の上張っていただくことになりました。
全面張替えの要求はしないで良かったです。
FRPに関しては2層なのか確認して見ます。
今後のためにも今回の補修工事の内容を工務店に文章で作成してもらいます。
それと既存外壁の交換、防水シートの更新の見積もりもお願いしました。
工事が終る前に教えていただいて良かったです!
何から何までご親切に教えていただいてありがたかったです。
かなり不安が解消されました。
ありがとうございました。m( __ __ )m

補足日時:2010/06/11 09:32
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続きです。


前回回答で強度や耐久性について説明しました。
大丈夫かどうかの判断は現在出来ませんが、
大丈夫になるような施工となるようなアドバイスはできたと思います。

サイディング全面張替えの要求
これは要求すること自体止めてください。
あなたの人間としての信頼性を失います。
漏水補修に必要な部分の外壁張り替えはしてくれたとしても、それ以外は無理です。
法的にも業者側が守られています。
外壁の見栄えの劣化は業者責任ではないのですから当然でしょう。
しつこく要求するとあなたが不当請求(恐喝等)で警察沙汰になりかねませんのでご注意!

しかしながら、今回の補修のついでに外壁の全面張替えを検討するのは得策です。
工務店側の経費部分などがある程度軽減され割安に施工できる可能性があります。

漏水による部分補修のついでに外壁の全面張り替え、透湿防水シートの更新を検討して
いるので見積をしてもらえないか依頼してください。
工務店負担以外の部分は当然自己負担です。
見積しておくと将来の計画も立てやすいですし役立ちますよ。

この回答への補足

すみません。補足を書いている途中で来客があって新しい回答を頂いた事に気づかずそのまま続き
書いて送信してしまいました。新しい回答を良く読ませていただいた後改めて
ご返信させていただきます。
ご丁寧に本当にありがとうございます。

補足日時:2010/06/10 18:20
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