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第二次世界大戦中の少年兵の話。

実録系の本を探しています。
とくに少年兵の扱われ方や規則や当時の小ネタが満載なものが欲しいのです。
通常の軍隊のあり方などの本でも構いません。
これは買いだな。って本ありましたらおしえてください。

A 回答 (1件)

マンガなんですが北条司さんの「少年たちのいた夏」



特攻隊として15.6歳の少年が犠牲になる実話です。

北条司さんは戦争中の児童や少年兵に深い関心があり、原作者の二橋さんから話を聞いた時に「すぐに描きたい」と思ったそうです。

私自身、祖母の家が中島飛行場に近かった事と東京へ進学してきて東京大空襲に散々遭った事を聞いています。

少年兵というより「予科練」と調べるとよいでしょう。
15歳前後の兵役志願を第二次世界大戦中はそう呼んだそうです。

祖母の話では兵隊の参考資料が少ないのは「価値観の崩壊」があったからだそうです。

祖母が尋常小学校6年の時にやはり予科練の募集があり、祖母の友人(後に大企業の重役になりました)は肺結核の検査で引っ掛かり予科練に行けず床を叩いて泣いて泣いて悔しがったそうです。
お国の為に命を投げ打って兵隊に志願する事は誇りであったそうです。
兵隊に志願しない=臆病者、非国民/兵隊になれない=役立たずというレッテルが貼られたそうです。
夫や息子を戦死で亡くした女性は英霊の妻、英霊の鑑ともてはやされていました。
そう、昭和20年までは。

戦後一変します。
国の為、天皇の為と努力してきた時間は全て無駄だったと教えこまれます。
私は戦争反対者ですが大東亜戦争は要因が複雑すぎて一概に日本のみ悪とは言えないのです。
戦争とは必ず政治的な思惑があり、経済的な要因があり、人間の本質というものがあります。
ですので全てが無駄だった訳では無いはずなのです。

しかし欧米の思想はそれらを全て踏みにじりました。
兵隊に居たというだけで白い目で見られる為、皆口を閉ざしたのです。
特に若い人の打撃は酷かったと言います。
祖母は昭和元年の生まれですが20歳まで2.26事件やらシナ事変やらずーっと戦争に次ぐ戦争でした。
平和なんて知りませんでした。
常に常に非常時な状態で培ってきたものを全否定された訳です。

例えばご質問者様が幼少の頃からずっとずっと野球の選手になりたくて練習も積み重ねてきたのにある日両手両足を失ったらどう思いますか?
野球の道具すら見たくないと思います。

その精神状態を戦後、多くの若者が背負ったのです。
いまになって死ぬ前にとネットにも体験記を残す人が多くなりました。
ですが戦後、なるべく戦争を無かった事にしようと生きてきた日本という国はそれらをあまり保護してきませんでした。

要因が重なって記録が少ないと私は考えます。

私の祖母ももうすぐ84歳。
活達として元気ですがなるべく多くの話を聞いておこうと思っています。

あ、そういえば予科練平和祈念館というのがありますよ。
日記や遺品がかなりあるみたいです。
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この回答へのお礼

お礼がおそくなってすいません。
詳しく教えて頂いて感謝しています。
どうしても資料的なものが観たかったので助かってます。
検索方法も教えてくれて本当に大助かりです。
終戦記念日のニュースを見て興味を持ち、また、広島の原爆慰霊日にアメリカが来日したこともあって、今年はやけに戦争のことが気になって少年兵の話を探していました。
今までさまざまな本や映画を観てきたのですが、少年兵の話はあまり描かれてないので興味を持ちました。
教えて頂いたことを参考にしたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/25 03:06

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