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日本空襲のため準備された機材・設備とその整備について

太平洋戦争でサイパン・テニアン島等マリアナ群島から一度の空襲で300機を超えるB29が飛び立ったと聞きますが、これらの航空基地には、合計何機のB29が駐留していたのでしょうか?また、これらのB29を飛び立たせるために、何本の滑走路を用意していたのでしょうか。

さらに、膨大な数のB29を飛ばすために膨大な量を確保できる燃料タンクや弾薬庫も必要であったでしょうし、それを補給するための船や港湾設備も必要だったと思われます。
このような設備をマリアナ群島占領後数ヶ月で整備し、運用を始める事は現在の技術力があったとしてもたやすい事とは思えません。

当時のアメリカ合衆国は、どのようにしてこれらの設備を整備したのでしょうか。

A 回答 (3件)

 サイパンには2本、テニアンには4本の滑走路が建設されており、終戦時にはグアム、サイパン、テニアンに合計で1000機弱のB29を配備していました。



 施設に関してですが、まず滑走路は日本軍が建設していた滑走路を整備しなおしたものもありますが、ほとんどは新設と同じ程度の手間をかけています。その方法ですが、日本軍のつるはしやシャベルでの原始的な工事とは次元の違う、ドーザーなどの土木建設機械を(いちおう日本軍もこの手の土木機械は存在はしていましたが)ふんだんに投入しての物量作戦で、短期間のうちに工事を完了しています。

 とはいえ工事当初はそれなりに混乱もあって迷走をしたこともあったようですが、一旦波に乗ったアメリカはとてつもない力を出すのは誰もが認めるところです。また基地建設に必要な重機類などはアメリカ本土から搬入していますが、滑走路建設でもっとも嵩の張る建設資材のうちの砂利は、島の周りにふんだんにある珊瑚礁を掘り出してそれを砕いて砂利代わりにし、その上にアスファルトを敷き詰めることで大幅な工事期間と資材の搬入の手間を節約しています。

 さらに兵士たちの兵舎や通信センター、整備工場、各種倉庫、病院、レジャー施設などなど、それらの建物群は「クウォンセット」によって、これも短期間のうちに建て上げて工期の短縮を図っています。

 「クウォンセット」とは「兵舎・倉庫用などに使用するかまぼこ型プレハブ建築物」とでも呼ぶべき簡易建築物のことです。室温が異常なくらいに上がる欠点はありましたが、その簡易性と意外な堅牢さ、それになんといっても建設後でもその移動が簡単に出来るという利点がありました。この簡易プレハブはあらゆる使用に供され重宝されています。

 港湾施設に関してはこれも既存の施設を占領後に使用したこともあったでしょうが、M4シャーマンや大量の弾薬食料などの物資を効率よく積み降ろす米軍の上陸作戦の様子を見れば分かるように、基地建設当初に取り立てて設備が完備した港湾施設がなければならないということはありませんでした。

 とにかくアメリカ軍は圧倒的な物量と合理的かつ先見的な計画立案に長けていたという、結局は平凡な答えに帰結するしかないようです。
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サイパン島とテニアン島には日本海軍の滑走路がありましたので、米軍はそれを拡張、改良して利用しました。


んで、B29つうのは日本全土を焦土にしたので日本人にはトラウマ的な爆撃機ですが、アメリカ人(や他の民族)からすると「駄っ作機」です。エンジンに欠陥があって非常に故障しがちだったそうです。アメリカの工業力をもってしても稼働率は60%くらいだったそうですよ。つまり10機のうち4機は故障中ということです。
んで、アメリカ人は無理しない民族ですから他に予備とかも当然持っていたし、日本軍のように「毎日出撃」ということもなく、確か三ヶ月任務に就いたら休暇がもらえたはずです。

>このような設備をマリアナ群島占領後数ヶ月で整備し、運用を始める事は現在の技術力があったとしてもたやすい事とは思えません

本気になればそのくらいの能力を持っているのがアメリカつう国の底力です。開戦前の予想での日米の生産力の差が1:20、でもアメリカが本気になったらもっとすごい差になりました。それでいてナベカマからお寺の鐘まで供出した日本に対してアメリカは真の意味での戦時総動員体制ではなかったですからね。さすがのメジャーリーグもお休みしましたが、女性によるプロ野球が作られてやっていましたし、車のタイヤも配給制になっていましたけど、マイカーそのものは所有する余裕があったのですよ。
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旧日本軍の施設を奪い取り使用しました(^^;



テニアン島には4本の滑走路があり1920年から日本が開発を進めていましたので立派な港湾施設がありました
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