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古い測量図について

今後、将来の売却の事も考え測量を入れようかと思っていますが、
現況測量図というはどのくらいの年数通用するのでしょうか?

良く経年の杭の劣化とか、精度が上がったなどで、
隣地から測量をし直した結果位置が変わったなどと言われます。
と、いうことはたとえば都合で今測量図を作成しておいても、何十年も先に売却する時、
現況が変わってそれが通用しなくなる可能性があるという事ですか?

A 回答 (2件)

売却の時に測量図が必要か否か、また何時の測量図ならいいのかというのは、売買の形態及び買い主の性格によりますので、ケースバイケースとしか言いようがありません。



売買の形態として、公簿売買と実測売買とあり、公簿売買は登記の地積により売買をするため、実測は必要ありません。
実測売買でも、地積測量図ですむ場合、現況測量図ですむ場合、古い実測ですむ場合、買い主の要望で決まります。

地積測量図とは、当該土地を分筆する時に地積を計算した図面で、登記申請した時に添付し、その後法務局に保管してあり、閲覧コピーが可能な図面です。
地積測量図の取り扱いは、何度も変更され、当初は境界の確認の無い測量図でもよしという時代がありました。
その後隣地との立ち会いを要求するようになり、段々と精度が上がってます。
土地家屋調査士は、地積測量図は他人が測量したもので参考にしか扱いませんが、一般では参考資料またはそれでよしとする人もいて様々です。

現況測量図とは、隣地の承諾なく、所有者の示す境界をポイントにして測量したもので、実測とは異なります。
これまた、それでよしとする人、実測でなくてはいけないという人、様々です。

実測は、境界について隣地の承諾があり、そのポイントを基準にして測量したもので、隣地の人の承諾書が添付されます。
重要なのは、隣地の承諾書であり、それがあれば正確な測量がいつでも出来ます。
実測の耐用年数というものはなく、買い主の性格によりますので、様々です。

境界がしっかりしていても、測量器械が日進月歩進んでますので、昔と比べて誤差は生じます。
大昔は縄で測量しましたし、その後は巻き尺、更に光で測量。
測量器械で検索すれば、沢山の機器があり、その精度はデジタル商品の進歩と同じです。

測量された数値の計算も、昔は計算尺、そして回転して計算する機械、電卓、今はパソコン。
これまた精度がかなり異なります。

そして、測量士の技術。
不動産業者さんの中には、自分の知り合いの測量士の数値しか信じない人もいます。

耐用年数という観点からは、隣地の承諾書だけは、お隣さんが引っ越しても継承されますので、これはいつまでたっても主張出来る重要な資料です。

最初にも書きましたように、買い主がどこまで要求するかで、全く異なってきます。
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この回答へのお礼

うう、恥ずかしいですが
現況と実測の違いがズバッとわかりました。
素人が現実に知りたい事は上記のような項目なのです!

測量を今やっておくかどうかのような質問だったのですが
大変為になる事を教えて頂きました。
もう少し早く知識を付けていたら!
自分の無知からの失敗が最近ありました。
知識は必要ですね・・・。

レス本当に有難いです、ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/28 00:22

年数に規定はない。


ただ、年数が経過すると精度などの問題もあって現況と一致しないケースも。
30年くらい前だと違うみたい。
道路が変わって測量の起点が違うのか、縄縮みか。
数年程度ならともかく、必要が生じた時に測量する事が良いと思う。
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この回答へのお礼

本当に必要な時に測量した方が良いのですね。

回答を付けて教えて下さり
有難うございました。

お礼日時:2010/10/27 23:51

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