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「しかし」の使い方について質問です。
(1)(2)は文法的に正しいでしょうか。

(1)この料理は高い。しかし、不味い。

(2)この料理は高い。しかし、おいしい。

私の考えでは、最初は「しかし」は逆接の接続詞なので、(1)は正しくないと思っていましたが、「値段が高いからおいしいはずだけど、(実は)不味い」というニュアンスであれば、正しいのでしょうか。

ご回答お願いします。

A 回答 (6件)

(1)この料理は高い。

しかし、不味い。

おっしゃるように、
>「値段が高いからおいしいはずだけど、(実は)不味い」というニュアンス

と解釈することはできます。

ただ、その他にも、以下のような意味で自然な表現になるでしょう。

この「しかし」は、
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …

2 今まで述べてきた事柄を受けて、話題を転じるときに用いる。それはともかく。それはそれとして。「よく思い切って会社をやめたね。―これからどうするつもりなの」
または、
3 感情をこめて言いはじめるときに用いる。それにしても。なんとまあ。「―よくこんなりっぱな家を建てたものだ」
に該当すると考えることも可能です。
必ずしも、逆接と捉えなくても良いのでしょう。

ですから、
・この料理は安い。しかし、不味い。
という文も成立します。

上記2の解釈にすれば、
・この料理は安い。それはそれとして、不味い。
上記3の解釈の場合は、
・この料理は安い。それにしても、不味い。
という意味になります。
むろん、例文(1)の場合にも、これらの解釈が適用できます。
  
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この回答へのお礼

丁寧なご説明をどうもありがとうございました。
とても参考になりました。
「しかし」は奥が深いですね…。

お礼日時:2011/06/17 05:55

この発言の前提となる、本人のスタンスの違いで、その接続詞も異なってくるでしょう。


a)この料理に払う代金には糸目は付けず、とにかく美味しいものが食べたい。
b)この料理に払う代金の高さには迷ったが、その分美味しいに違いないと期待した。
1.
a)この料理は高い。<しかるに/それなのに>不味い。
b)この料理は高い。<しかも/それにもかかわらず>不味い。
2.
a)この料理は高い。<それだけに>美味しい。
b)この料理は高い。<それでも>美味しい/<しかし>+<それなりに>美味しく<は>ある。

このように、逆接の接続詞としての「しかし」は、そのままではどちらもやや不適でしょう。
いずれにせよ、「それ…」という代名詞付きの接続詞が馴染みやすいでしょう。

ここで、お尋ねのように、値段が高い=美味しいはずだを前提とすると、

1.この料理は高いがその分美味しいはずだ。<ところが/しかし/それなのに>(実食したら)不味かった。
2.この料理は高いがその分美味しいはずだ。<はたして/やはり/確かに>(実食したら)美味かった。

したがって1の方では<しかし>もそれなりに辻褄が合うようになりますが、2の方は全く不可となります。

そもそも、この逆接の接続詞「しかし」の元は、「然(し)かありながら」→「しかしながら」であり、本来は副詞であり、「そのままそっくり/すっかり/ことごとく」という意味で用いられていました。
そこで、「しかし」は「しかし(ながら)」として本来の意味に即した<副詞>としてとらえれば、あるいは「しかし不味い」という表現自体は、「全く不味い」「そのままそっくり不味い」といった、「酷く/すごく」に近いニュアンスで理解ができないわけではないと言えるかもしれません。
まして口頭の言葉には、地域差・年齢差・経験度合いによって大きく個人差を来すものだけに、何かと難しいものですね。
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この回答へのお礼

「地域差・年齢差・経験度合いによって大きく個人差を来す」という言葉、目から鱗でした。丁寧で詳しいご回答をどうもありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2011/06/17 05:58

文法的にはどちらも間違ってませんが、受け手にとって与える印象が変わることは確かだと思います。


高いと不味い、おいしいが逆の印象を与えるかどうかが肝です。

この料理の価格は高いのに不味い、この料理の価格は高いだけにおいしい、など受け手が同じ印象を持てるような日本語を使わなくてはいけないと、改めて思いました。
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この回答へのお礼

「受け手が同じ印象を持てるような日本語を使わなくてはいけない。」確かにその通りだと思います。ご回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/06/17 06:03

しかし、難しいですね。



「しかし」は論理の接続詞の中でも、逆接の接続詞です。
「しかし」系「ところが」系がそれにあたります。

逆説の接続詞であるからには、肯定からの否定、否定文からの肯定文
でなければなりません。
ここでの問題は、「料理は高い」という言葉が、肯定または否定のインパクト
が弱いところにあると思います。
(1):の場合だと「この料理は、大好きなお母さんが作ってくれた、しかしまずい」
(2):は「私は貧乏学生なので、この料理は高すぎる、しかし、おいしい」

ってな感じにもっていけば、一般的ですし、誰にで分かりやすいと思うのです。

ちなみにfull-bloomさんて、ルックスが悪く、お金持ちでもない
しかし、女性には人気が高い・・なんて言われたことありません。
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この回答へのお礼

お書きいただいた例文がとてもわかりやすく、参考になりました。
どうもありがとうございました!

お礼日時:2011/06/17 06:04

しかしは接続詞で、しかしながらの略、けれども、そうではあるが,等の意味



1料理はたかくて、まずい両方良くないので対立関係の接続詞しかしとは云えない。

この料理は高い、しかも(その上)不味い。がただしいです。

質問者さんのおっしゃるニュアンスを表現するには
この料理は高い(のに)と云う接続助詞を付ければしかしを入れる事が出来ます。
「のに」はある事柄から普通は予期される事とは反対の事が起こったことをしめす用法。

2この料理は高い(けれども)しかし、おいしい。これは正しいです
しかし=but
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この回答へのお礼

丁寧なご説明をありがとうございました。
「しかも」や「のに」の使用など、大変参考になりました。

お礼日時:2011/06/17 06:08

こんにちは。


文法的には、どちらも正しいです。

この件については、外食というものに対する話者の価値観が伴います。
ですから、人によっては(1)は言わないが(2)は言う、(2)は言わないが(1)は言う、あるいは、どちらも言う、ということになってきます。

(1)は、おっしゃるとおり、値段が高い料理は美味しくなければいけないという考えです。
(2)は、たとえば、高いのは困るけれども、その代わり美味しいのだし、せっかくだから楽しんで食べようという考えです。
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この回答へのお礼

丁寧なご説明をありがとうございました。
人の価値観によって使われる言葉が変わるという点に
言葉の面白さを感じます。
大変参考になりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/06/17 06:12

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