電子書籍の厳選無料作品が豊富!

最近肩こりがひどく医者でレントゲンを撮ってもらったら頸椎症で骨が圧迫しているとのことでした。ネットで治療法を探していたら”くみひも療法”というのが紹介されNHKなどメディアで取り上げられたらしいです。どなたかこの治療法を試したことがある方に効果がどうであったか伺いたく質問させていただきました。よろしくご回答お願いします。

A 回答 (1件)

>”くみひも療法”



初めて聞きました少し検索して診てみましたが、貴方の頚椎症に対しては何の効果もないと思います。

まず頚椎症とは椎間板の減りや骨そのものの変形が原因です。 「『組ひも療法』は、首の骨のズレやゆがみを正して、肩こりや腰痛などを解消する画期的な脊椎矯正法です。」 とあります。このような紐や手技で背骨がどうなるなんて医学的に考えにくいですし、仮に1000歩譲ってなったとしても頚椎症で効果がありません。例えばダルマ落としを想像してください。組みひも体操の理論によりますと、ダルマ落としの一段一段がずれているので、それを正すことによって症状が改善されるということです。しかし頚椎症はその一段一段が傷んでいるということです。斜めに変形しているものもあれば、厚みが半分ぐらいのものなどです。また体操的な運動にも頚椎症には危険なものが含まれていました。どうしてもやってみたいのであれば、やりたいものをプリントし、主治医に確認してもらいましょう。

頸椎症の治療はお薬、整形のリハビリ、鍼治療などです。ご自分では枕の改善、ウォーキング、筋トレなどです。

その中で枕が重要な項目になりますので少しお話します。枕とは医学的に見て結構重要なアイテムで、けしておろそかには出来ません。ですから当然選ぶ時も正しい 知識を持って、じっくり選ぶ必要があります。これを誤れば、寝違い、慢性的な肩コリはもちろんですが、変形性頚椎症など、頚椎の退行変性を早 めてしまう可能性が非常に高いわけです。 「全身性の疾患の原因に成りうる」 と説く医師もいるほどです。百貨店や枕専門店にいる自称専門家、ピローフィッターなんて人が言うことは真に受けない方がいいと思います。他人にアドバイスするためには解剖学や臨床学などの専門的知識を要します。 しかし現実は、自称専門家の医学の素人が、製造や販売にかかわっているので多くの枕難民が出るのだと思います。例えばある(自称)枕専門店のサイトでは 「枕が肩口 に当たるように深く頭を乗せましょう。それが正しい当て方です」 と紹介していますがこれは間違いです。このような医学的知識がない自称専門 家の方たちが、巷には沢山いますので十分に注意されてください。

枕の当て方の話に戻りますが、上記の枕の当て方では首が下から持ち上げられる結果になります。この状態では頚椎は前に膨らむようにカーブしてしまいます。頚椎には全身に行く神経の束、脳に行く動脈などがあります。この状態はそれらの走行を妨げる結果になります。例えば頚を上げるような高所の作業 は、短時間でも辛いですし、長く続ければ手の痺れ、立眩みなど起こりえます。きっとご経験している方も多いと思います。ここまで極端ではなくても、似たような状況を作り上げる結果になっています。毎日何時間も頭を支えるものですから、その影響もとても大きなものになります。枕なし、低すぎる枕でも全く同じような状況になりますので注意が必要です。前置きが長くなりましたが、正しい枕の当て方は、頭だけをちょこんと乗せる感じです。しかし慣れていないうちは痛みが出るかもしれません。正しい枕、正しい使用方法に慣れるということも重要になってきます。

では 「最適な枕とは?」 ですね。枕の選びの条件は以下のとおりになります。

・少し厚みがあるもの
・波型など形がついていないもの
・頭の重みで形が変わるもの
・寝て気持ちがいいもの

高さの簡単な目安は横向きに寝たときに、頭が真っ直ぐになる高さ(上がったり、下がったりしないもの)がいいとされています。素材は個人的にそば殻が優秀だと思っています。低反発や高反発は避けたほうが良いかもしれません。しかしどんな素材でも経年のへたりが出てきます。数年おきに新しいものに 変えるのも重要です。


長文、乱文失礼しました。ご参考になれば幸いです。お大事にどうぞ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答有難うございました。色々お調べいただいたようで感謝いたします。たぶん医療関係者の方だと思いますが、大変参考になりました。とりあえず”くみほも療法”はやめておきます。ウオーキングや筋トレを地道にやっていこうと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2011/10/06 11:44

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!