
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
英語の綴りは大体12世紀から16世紀くらいで現代の綴りへの方向性ができ、それ以降ほとんど大きな変更がされないまま今日に至ります。
よく言われる綴りと発音の不一致は、発音が大きく変わったのに綴りがほとんど変更されなかったことによるものです。さて、母音字とそれに続く子音字の関係については、多少の例外はあっても「短母音+子音字1つ/長母音・二重母音+子音字二つ」というゆるい決まりがあります。
write [-ai] - wrote [-ou] - written [-i-]
古い時代の、正書法などなかった頃の文献を見てみるとたまに過去分詞で biten とか writen というのに出くわすことがありますが、こういう不便を解消するために誰が始めたというわけでもなく bitten, written と子音字を重ねることが行われるようになりました。
risen, given, driven はそのような工夫から取り残された例ですが、これは以下のように考えられます。
・ss は無声音で読まれる可能性がある・・・crossed, passion, tossed, lessen など ss は無声音であることが多い。
・有声音 [z] と確実に読ませる文字が使いにくい・・・z はもちろん [z] ですが、これを含む単語のほぼ全てが外来語か新しくできたものです。古い時代にはまだ Z は余所者という感じが強くなかなか土着語になじまず、時代が下ってからは綴りを改めようという動きが起きなかった。見慣れたものはたとえ不便があっても大胆な変更は受け入れ難いものです。rizzen なんかどう見ても英語に見えません。
・V の連続は W と紛らわしい・・・今でこそ rev という動詞は revved, revving のようになりますが古い時代のペンで書いてい頃に v をつなげるのは w と見間違うことが充分にありえます。rev は revolution を略してできた新しい語で、もはや見間違うことなど気にしなくてもいい時代だからです。これもまた時代が下がってからは綴りを改める気運が起きなかったためそのままです。
ついでに、v で終わる単語が外来語や新造語以外にないのは V と U があまり区別されてなかった頃、語末に [v] が来たときには e を添えることで子音字であることを示したからです。you [ju:], loue [luv](現代語の love)。

No.3
- 回答日時:
P.S.
ちなみに、綴りはさておき、発音はイギリスのほうが先に変わってきているようで、アメリカは古い言い方の影響が残っているようです。言語に限らず、文化の発展と伝搬は、中心地から、時間差で周囲に広まっていくのと似ているのかもしれません。
たとえば、vitaminは、米語ではまず間違いなく「ヴァイタミン」ですけど、イギリスでは結構な確率で「ヴィタミン」と言ってます。単語中のiがアイかイかに、こういう傾向が進んでるようです。その他も、同様のようですよ。
英連邦のオーストラリアなどがイギリスに習っているかとか、ちょっと分かりません。オーストラリアは、あそこ独特という面も大いにありますし。

No.2
- 回答日時:
私もそう思うですよ。
ネイティブの多くも、問い詰めると、そのように白状します(^^;。ヨーロッパ語の中では、おそらく英語は文法的には、最も簡素かつフレキシブルにまとまっているようですが(18世紀に無理矢理っぽく文法を天下り的に決めてますから)、単語の綴りや発音は、まとめられなかったようです。
一部の動詞の時制による不規則変化、形容詞や副詞の、-er・-estか、more・mostかも、揺らぎがあります(用例は少ないですけど、無知からではなく、more/most goodなんてのも。モアベターはないようですが)。
単語の整理・分類は、文法に先だって16世紀から盛んになったんですけど、統一的にするつもりがなかったみたいですね。まあ、仕方ないですね。ネイティブがそう言ってるし綴ってるんで、今のところはこちらから合わせないと、話が通じないですし。
No.1
- 回答日時:
written については,writen だと「ライトン」となることの差が出てきます。
v の場合,love, 動詞の live を見ての通り,通常のマジック e が働かず,
一律,ve となります。
純粋な英語では -v で終わることはなく,前の母音の発音にかかわらず,ve です。
同様に,英語で vv というスペルはなじみません。
前の母音の発音にかかわらず,-ven という形しかあり得ません。
taken のように,-en の前が二重母音になることはありますが,
driven はとにかく,単母音。
s についても,cross のように ss となることはあっても,
語形変化によって,ss とはなりにくいです。
bus のような語は動詞の意味もあり,ing 形, ed 形がありますが,
アメリカでは busing, bused が用いられます。
イギリスでは bussing, bussed のようで,逆に,アメリカでは
名詞 bus の複数形で busses という形もあるようですが。
いずれにせよ,written と同じ感覚で,rissen という風にはなりにくいように感じます。
発音上のことも含めて,歴史的経緯を重ねて,今そのような形で用いられているわけで,
それをそのまま受け入れるしかないと思います。
ルールがあり,それから外れる別のルールがある。
そういう数百のルールがあるには違いありませんが,基本的に英語のスペルと発音は
一致しないところがあります。
回答、ありがとうございました。英語のルールというのは1つのルールが例外なしに適用されるというのではなく、その他のルールの影響も受けるということなのですね。
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