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今、地域通貨に興味があります。

いろいろな本やホームページなどを読んで、地域通貨の特徴や日本でどのような地域通貨があるのかなど、だいたいのことは大雑把ではありますが知ることが出来たと思います。
地域通貨には多くのメリットがあることはどの文献にも書いてありよく分かったのですが、その逆に「どのようなデメリットがあるのか?」ということに興味が出ており知りたいと思っています。
また、「デメリットを少しでも少なくする為にはどのような事をする必要があるのか?」など、デメリットに対する対策みたいなものもできれば教えていただきたいです。

A 回答 (4件)

地域通貨に関しては、興味のある方とない方との対応が全く正反対です。



発行する限り、なるべく多くの方が参加していないとそのメリットも活かすことができませんよね。

通常の通貨と違い、発行に関しての宣伝がまず必要になります。それと参加者の確保も。その為の経費がかなりかかることになり、結局はメリットの部分も効果が薄れてしまうことになります。
自治体ぐるみであるとか、せめて商工会や商店会など、既存の組織が積極的に参加してくれなければ実現は難しいですよ。

実際、私の住んでいるところでも、先月初めて地域通貨らしきものを発行し始めましたが、市の広報などを通じて告知していても、宣伝用のポスターやビラを多量に発行していても、利用者はほんの一握りの人間だけですし、いまだに知らない人も多いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やっぱり多くの人が参加する事が必要ですね。
たとえ多くの人が参加していても、時間がたてばどうしても人それぞれ考えの温度差も出てくると思うので、長い期間で考えるとさらに難しい気がします。

お礼日時:2003/11/21 18:29

「地域通貨」の定義からすれば、そのデメリットは、“通用する地域が限られる”ですよね。


地域通貨のメリットとしてあげられている多くのことは、円(法定通貨)などにおいては弱点やデメリットなのです。

地域通貨のデメリットを少なくしようとすると、メリットが薄まってしまう…? ということにもなるかと思いますが、ここはすこし考えてみてください。

「ある通貨ひとつで完全(?)」ではなく「さまざまな通貨が互いに補い合う関係」にすることが、双方のデメリットへの対策になる、という考えかたもありますね。
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こんにちは。

経済は素人なのでまったく自信はないのですが、
評論家・翻訳家の山形浩生(やまがた ひろお)さんによる
刺激的な論考を見つけました。

彼は、地域通貨推進に賛成する人たちが精神的拠り所としている
ミヒャエル・エンデの「パン屋のお金とばくちのお金」のたとえ話を
容赦なく粉砕しています。まさにファンタジー(この場合は「空理空論」)として。

十九世紀・二十世紀の技術革新の残滓を振り返った今、
際限なき進歩は人間を幸せにするものなのか、
そのことが問われているからこその地域通貨なのに
何を今さらとも言いたくなりますが。

また、2. 歴史の中の「地域通貨」では、赤毛のアンの時代を例に引いて
当時も銀行やいろいろな機関がめいめい勝手に札を刷っていた。
まさに地域通貨。必ずしも信頼できない機関が発行した地域通貨が
あふれていること自体良いことでも何でもないと山形さんは言っています。

これは結局、地域通貨を国民通貨(わが国では円)とリンクさせることの
悲劇的結末を物語るエピソードと受け取れるのではないしょうか。
地域通貨と較べれば円の方が圧倒的に強いのはもちろんです。
地域通貨を円にリンク・変換することは決してしてはならない。
今後の教訓にすべきものでしょう。

現状では、地域通貨の恩恵は「進歩しない社会」を前提にして初めて受けられる。
いや私たちは円でがんじがらめに束縛された日本経済の網から
飛び出し(資本主義経済以上の自由を求める)、なお貧しい人も救いたいんだ、
というなら、私たち自身が受け身の消費者でありつづけることをやめ、
シャドウワーク/アンペイドワーク(家事・育児・PTA活動・家庭内看護など)
において生産者の役割を積極的に務めねばなりません。

その覚悟が今の日本人にあるのでしょうか。
そう考えると、政治と同じく地域通貨の将来はそれほど明るいものとは思えません。

参考URL:http://www.hotwired.co.jp/altbiz/yamagata/010918 …
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デメリットは下のような感じでしょうか。


○面倒くさい(記帳式なら事務局への連絡等)
○紙幣なら偽造されるかも?(日本銀行券に比べれば簡単・・・)
○参加者数が少ないと購入できるモノやサービスが限られる

そして極めつけ。
○参加者が少ないと地域活性化の効果が薄い

やはり認知度を高め、流通量を増やすのが最も大事で、最も困難な課題でしょう。

通貨の通貨たる理由は「何にでも交換できる」という流動性です。
地域内で人気のあるモノやサービスが交換できるようになれば、普及が加速するかもしれませんね。
地域内のフリーマーケットで使えるとか、市役所の食堂は地域通貨で食べられるとか・・・

まだまだ実験段階のものですし、面白い事例が出ることを期待しています。
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この回答へのお礼

参加者が少なく流通量もすくなければせっかくのメリットさえも台無しになりかねないですね。
地域通貨を定着させることがまず問題ですね。

お礼日時:2003/11/21 18:35

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