服の上からの血圧測定について

Question

1・・家族が医院で、２枚のセーターを着たまま測定したもらうと、いつも上が128ぐらい
　　で正常とのことです。こんな方法でも正常値が出るのでしょうか。
2・・時々、自宅で手首に巻いて測るものでは135から160ぐらいです。この方法はもっと
　　不正確でしょうか。そうならばどういう傾向がありますか。

chie65535 · Accepted Answer

＞１

上腕に圧力をかける、空気が入った袋をカフと言います。

このカフを空気で膨らませ圧力を高くすると、その圧力が上腕に伝わり、伝わった圧力で血管が押し潰されます。

血管が押し潰されると、血流が乱れて雑音がし始めます。

圧力をもっともっと高くすると完全に血管が塞がれて血流が止まるので雑音が消えます。

まず、圧力を音がしなくなるまで上げて、音が消えた時点から、ゆっくりと圧力を下げて行きます。

ゆっくりと圧力を下げて行くと、血流が復活して音がし始めますが、この時点が「最高血圧」です。

更に圧力を下げて行くと、血管の押し潰れが元に戻って音が消えますが、この時点が「最低血圧」です。

つまり、最低血圧以上、最高血圧以下で、雑音が聞こえる訳です。

この雑音を聴診器で聞き取って、音が変わった時点での、カフの空気圧を読み取って、血圧を知る訳です。

なので、カフの圧力がちゃんと腕に伝わってさえいれば、セーターを何枚着ていても大丈夫です。

逆に言えば、カフを付ける位置が悪いとか、カフが緩んでいるとか、腕が心臓より高くなっているとか、カフの圧力がちゃんと腕に伝わらない状態だと、素肌の上に付けてあっても不正確な値になってしまいます。

ここで注意して欲しいのは「実際の血圧を計っているのではなく、カフの空気圧を計っている」って事です。

カフの圧力がきちんと腕に伝わっていないと、実際の血圧よりも高い数値が出てしまいます。

＞２

手首だと、カフで圧迫し辛いですから、カフの圧力がきちんと血管に伝わりません。

なので、実際よりも高い数値が出る傾向にあり、上腕に巻いて計るよりも不正確です。

ebisu2002 · Answer

素肌との間に厚みがあるものが入れば測定の感度が低下し、
下の値が高く出てしまうなど誤差の要因となります
通常は薄いシャツ程度ならば問題となりませんがセーターは不適当です

しかし、セーターを脱ぐといった動作そのものが血圧を変動させる可能性がありますから
セーターではなく前開きになる脱ぎやすい防寒着で出かけ、
測定の数分以上前に防寒着は脱ぎ、落ち着いてから測定してください

手首式はその高さが心臓の高さとズレることが多いですし
年齢が上がれば腕の値と一致しなくなる傾向にあります
降圧剤を飲んでいる方などでは腕式が勧められます

基本となるのは厚着でない寝巻の状態となる寝る前や朝食前に腕で測定して記録することです

kentkun · Answer

最近の医者は袖をまくらなくて良い、と確かに言います。
自分も先月そういう経験をしました。

なお血圧は、医者が医院等で計測し、異常が出た場合は
自宅で記録を付けるように指導します。
約１ヶ月から２ヶ月くらい毎朝毎晩の血圧を記録して
その結果を見て血圧の異常を判断するようです。

一度や二度の計測で判断はしない、のが普通の医者です。

sayoruko · Answer

１、
一応、袖はまくらなくても図れます。

ただし、

２枚のセーターの袖をそのままって事ですよね。
それだと、ちょっと厚いのであまり正確ではないと思います。

２、
手首の物は、あまり正確には図れません。

askaaska · Answer

袖をまくっていた方が正確な数値が出ますが
セーターの上からでも誤差はあるものの問題なく血圧は測れます
その際、問題があれば再計測されます

手首で測るタイプの血圧計ですが
そもそもなぜ血圧を上腕で測るのか
という話になります

血圧を測るときに重要なのは
測定位置と心臓の位置の関係です
いろいろな資料に載っている血圧というのは
あくまで心臓と同じ高さで測ったものになります
心臓より高い位置で測ると血圧値は小さくなり
心臓より低い位置で測ると血圧値は高くなります

上腕はちょうど心臓の高さにあるので
血圧を測るには最適なのです

手首で測る場合
測定中は手首を心臓の高差に合わせなければ
正常な測定ができないのです
手首式より上腕式がお勧めされるのはこのためです

juntsuboi · Answer

セーター２枚はちょっと厚いですね。
腕を捲り上げる方が良いでしょう。
しかし聴診器で脈が分かっているので大丈夫でしょう。
ご家庭で血圧を計る血圧計はデジタルですか？
デジタルだと多少高めに計測されます。

＞１