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古英詩を独学するための参考書を探しています。

英語の本を読んでいると、古い形の英語で書いた英詩が引用されていることがときどきあって、いつもそういうところは飛ばしていました。見慣れない古い形の単語や、詩にありがちな独特のわかりにくさがあって、食わず嫌いになっています。

独学したいと思い、テキストを探したのですが、なかなかみつかりません。理想としては、原文、訳文、丁寧な説明、があればいいと思うのですが、訳はあっても説明がなかったり、説明があっても訳がなかったりで、いいものに出会うことができません。

そこで、古英詩を勉強したことがある方にお願いしたいのですが、実際に使ったことのあるもので、よかったと思える参考書があったら紹介していただきたいのです。どのあたりがよかったのかも合わせて伺えれば、なお助かります。

ゆっくりお待ちしています。しばらくしたらのぞいてみますので、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

古英詩とありますが、実際は古い現代英語(初期近代英語)か、古くても中期英語ではありませんか。



本当の意味での古英詩は1の方が挙げる Beowulf を代表とする古英語(アングロサクソン語)で書かれたもので、見た目からして全く英語に見えないものです(本文http://thebeowulf.altervista.org/thebeowulf_beow …)。

中期英語の例
http://www.librarius.com/cantales/genpro.htm
Chaucer "Canterbury Tales" プロローグ
綴りが異なる語が多くあり、今では廃用になった語もあります。

英詩は概論で古英詩から現代詩まで、Chaucer を学習したことがありますが、大学でのことなのでテキストは原文と注だけがついたものです。授業用でなく一般向けであれば訳はついていても詳しい解説がないのが普通でしょう。1冊で希望にそえるものは多分ないと思います。

和訳までついて解説もあるものは望めませんが、原文は洋書のペーパーバックやハードカバー、これには巻末に注があり簡単なグロッサリーがついていることがあります。

特定の作家について詳しく知りたいなら作家ごとのグロッサリー(○○('s) Glossary というタイトルが多い)を入手すると便利です(http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_nr_p_n_feature_ …
。大きな辞書なら今は使わないような単語も調べることはできますが、綴りが一定していないこともあり「アテ」をつけて引くのは慣れないと大変です(OEDの電子版で検索することもできますが)。この点、グロッサリーは用途を絞っているので有利です。

英詩という広いくくりで捉えようとすると本格的にならざるを得ませんので、作家ごとに絞って原文、和訳、グロッサリーで揃えていくのが得策だと思います。
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この回答へのお礼

 聞きたいところをうまくすくっていただいて、ありがとうございます。私の知りたいものの大半は、まさに中期英語だと思います。ご回答を拝見し、独学するのは大変なんだなぁと改めて思います。慣れている方は「アテ」をつけて辞書を引くんですね。
 教えていただいたとおり、原文+和文+Glossaryでいこうと思います。Glossaryというものがあるとはまったく知りませんでした。私にとっては重要な情報です。聞いてみてよかったです。

お礼日時:2013/02/11 11:41

    #1です。

訂正です。朝食をとっているうちに間違いに気がつきましたので訂正します。

   参考書に
Moore, Samuel, and Thomas A. Knott. The Elements of Old English. 初版は1919.ですが1953年ミシガンで再版されたものを使いました。 と書きましたがどうもしっくりしません。

    と言うのは簡単な入門書で、学部の「英語史」の教科書に使ったのを思い出したからです。院で読んだ Klaeber 版では使いませんでした。

    ノルマン征服の後は、緑の騎士、チョーサーなどいろいろありますが、それはもう「古英詩」ではなく、中英語の文学に入ります。その詳しいことは、もう#2さんがご回答になった通りです。
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この回答へのお礼

気にかけていてくださって、うれしいです。「英語史」というのもキーワードになりますね。そっちのほうでも本をあたってみます。ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/11 11:46

   古英詩と言っても、僕は『ベオウルフ』しか読んだことが無いのですが、Frederick J. Klaeber の版で読みました。



参考書には
Moore, Samuel, and Thomas A. Knott. The Elements of Old English. 初版は1919.ですが1953年ミシガンで再版されたものを使いました。

  上記は別に「よかった」訳ではなく、ま、それ使え、と先生に言われたからです。
Mitchell, Bruce & Robinson, Fred (2001) A Guide to Old English; 6th ed. Oxford: Blackwell Publishing
    などもお役に立つかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ベオウルフの英語が古英語なんですね。今まで読み飛ばした中には、古英語もありました。いずれは古英語のほうにまで手をのばしてみたいと思っています。たいへん参考になります。

お礼日時:2013/02/11 11:45

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