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3月10・11日放送分のNHKラジオ講座「ビジネス英会話」のビニェットのConnieの発言に次のようなものがあります。

The people who think of itme as linear see time as an expense, an invaluable resource that once it's gone, it cannot be recovered.

ここでのthatはどう見ても同格ではなく、関係代名詞だと思われますが、こういう用法はありうるのでしょうか。

内容からして、

The people who think of time as linear see time as an expense, an invaluable resource that, once (it's) gone, cannot be recovered.

になると思うのですが、ご教示ください。

ほな。

A 回答 (5件)

このthat についてのMerriam-Webster Dictionaryにある定義は以下の通りです。


that: [th]&t, '[th]at (conjunction)
used as a function word to introduce a subordinate clause expressing consequence, result, or effect <[They] are of sufficient importance that they cannot be neglected -- Hannah Wormington>
ここでの後節の主語 they はたまたま前節と同じである可能性がありますが、that の直前にある importance が that 以下で修飾されているのではないということは importance と they が同格でないことからお判りいただけるでしょう。この that は接続詞で、関係代名詞ではありません。

+++++

以下に私の作文で使用例を示します。それぞれの例文を so ... that の構文に置換え、それにならって文章を書き替えることは勿論可能で、どちらでも文章の意味するところ、及び接続詞としての that の働きは同じです。

He's f_cking stupid that I really don't care what he says.
He's so stupid that I could care less about what he's gonna say.
んなアホな奴の言う事気にしてどないすんねん。[彼は本当に馬鹿だから彼の言う事なんか気にもとめません。]

I'm f_cking tired that I'm gonna quit.
I'm so tired that I can't go on like this.
あーもーやってられんわ。[私はたいへん疲れたのでもうやめたいです。]

She was fainting that I had to carry all her belongings upstairs.
She looked so fragile that I had to hold her bags all way up here.
あの娘クラクラきとったさかい俺が荷物上まで持っていったわ。[彼女は倒れそうだったので私が彼女の持ち物を上階まで運んであげなければいけませんでした。]

He doesn't respond to my charm that I gotta look for somebody else!
He seems so immune to my charm that I better start looking for someone else!
あいつアタシの魅力に全然カン付いてくれないからもう他のヒトになびいちゃおうっと。[彼は私の魅力に対してまるで免疫があるかの様に動じないので私としては他の誰かを探し始めようかと思います。]

これらの文章が必ずしも so ... that で話されない(書かれない)理由は、本来主張したい事(論旨の力点)が前節にあるためで、先に言いたい事を表現してしまったあとで補足で(結果として)思いついた事やこうしたいという事を付け加えているためで、常に後節がくるのを想定して前もって "so ...(that)" と言うところまでとっさには思いつかない、という事情があります。

文章中で結論を後廻しにできる日本語表現と違い、英文では理由や補足事由を後節として付け加える事が可能ですから、そうした際に使い勝手のよい接続詞として that が使われます。この that は前節と後節を限定的に接続しますので前後の繋がりが緊密となり、文中でどちらも重要な意味を持つ節と受けとられ易い訳です。that で繋げる場合、限定用法では that の前にコンマをつけないのが正しいスタイルで、会話としては息継ぎなしに続けてドーっと言ってしまう事ができます。それでも話し手の口調としては、前節の内容の主張に力点が置かれ、後節はあくまでその影響としてこうなる(こうする)という意見や案を示す内容となりますので、特に必ずしもそうしなくても良いと話し手自身が選択の余地を残せる内容となり得ます。

他のご回答者の投稿で気付きましたが、that の直前にくる語句に惑わされないようご注意下さい。この that は関係代名詞ではありません。

更に、このthat が接続詞であるが故、前後の節はどちらも主語と述語をとり、また両方の主語が同一である必然性はありません。ご質問にある文章でも、前節の主語 people (時間をリニアに捉える人々)と後節の主語 it (その様な観念や概念で捉えられた時間というもの)とは別々であっても、文章として生り立ちます。この it が an expense か an invaluable resource のどちらに「掛か」り、どちらを代名するのかという議論は全く無用です。この it は、expense や invaluable resource として認識された time のことで、前節での主張から、その意味するところは明白です。
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この回答へのお礼

ほんま、おおきに!

にきび面の受験生のころに、
thatのこの用法を
受験参考書でみたような覚えがあります。
ずっと出会わない/出会っても気づかないまま
通り過ぎてしまって、
自分のものにできなままでいたのだと思います。

>常に後節がくるのを想定して前もって "so ...(that)" と言うところまでとっさには思いつかない、という事情があります。

英語を母語で日々生み出している方ならではの
深い洞察、心からお礼を申し上げます。
英語を生み出していくときのダイナミズムを
教えていただいたように思います。

それにしても、ミナセはん。大阪弁お上手でんなぁ。大阪にもいてはったん?

ほな。

お礼日時:2004/03/13 13:02

No.3 です。

No.2 さんへの補足を読んでいませんでした。失礼。

Therefore の意味はないでしょう。結果をあわらす so that… の so が省略されることはありませんから。コロケーションの問題で、a xxx resource that once it’s gone, it… は定着しているものと認識してください。「内容的に理解不能になるような」とのことですが、わたしには何の問題も感じられません。「いったん無くしたら取り戻せない資源」ということですから。

想像しますに、あなたの理解の妨げになっている原因は、that 以下に慣用表現的な “Once it’s gone, it cannot be recovered.” ( “Once it’s gone, it’s gone.” の方がさらに慣用的ですが)が組み込まれたためではないでしょうか。

この部分の説明としてはうまくはないですが、日本語でも「あの女、軽いな」という表現の変形として、「あの女、触れなば落ちんだな」ということは可能です。(ちょうどさっき読んでいた翻訳ものの訳文にあったものです。)これなども、普通の文章に(かなり古臭い)慣用表現が組み込まれているために、日本語を学んでいる外国人には少し分かりづらくなる例でしょう。これと同様にご理解してみたらいかがでしょうか。
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どうみても、構造上、関係代名詞と捕らえるのはむりがあるでしょう。



that節は直前の resource にかかる同格です。

"an invaluable resource that once it's gone, it cannot be recovered" の invaluable の部分はいろいろ同義の形容詞に置き換えられますが、同じような用法として、a xxx resource that once it's gone, it's gone のパターンでもたまに目にします。

一方 an expense that...のつながりは見た・聞いた記憶がありません。
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ここでは that は接続詞としての用法で、英語のスタイル、表現としては、前後の節が自然な流れ(論理的な帰結)で繋がっており、聞いて(読んで)何ら問題や違和感はありません。



The people who think of itme as linear / see time / as an expense(, an invaluable resource) / that once it's gone, it cannot be recovered.
時間をリニアに(線形 = 一次元として)捉える人々には、時間は損失(出費)と認識される。つまり(時間とは)計り知れない貴重な資源であり、一度失われると取り戻せないものと映るのである。

ここでの that は接続詞として使用されており、that 以下の従属節を前節からの帰結、成りゆき、結果又は影響として接続・導入する働きをします。
前節で「(時間を)出費として [as an expense] 考える」が故に、「一旦使ってしまうと元に戻せない」と考えてしまう、という帰結となります。時間が一次元的に捉えられる場合、逆行不可能なものとみなされるため、時間が「将来に向けての(リターンを想定した)投資」ではなく、単なる「浪費・損失」と見えてしまうのです。

ご質問の文章を以下の様に書き替えても文脈上の意味は同様で、スタイルとしても that を接続詞として使用できます。
(Some) people think of itme as linear as an expense(, an invaluable resource) / that once it's gone, it cannot be recovered.
(Some) people think of itme so linear as an expense(, an invaluable resource) / that once it's gone, it cannot be recovered.

どちらの文章でもan expense とan invaluable resource は同格で、「出費」の意味を補足・強調する目的で an invaluable resource と言い替えています。従って、"an invaluable resource" の句全体を取り除けば、文体としてもよりシンプルになり、 that の用法がより明確になるでしょう。"so ... that" や "so ... as ... that" の構文でのthat と同様、ご質問の文章も接続詞として用いたスタイルとなります。

なお、that は関係代名詞でも接続詞でも前の節や句と限定的に繋がりますから、that の前にはコンマを置かないのが正しいスタイルで、ここで "an expense" の後にコンマがあるのは "an invaluable resource" が入るためで、この句が無い場合、"an expense" と that の間にはコンマは必要ありません。

この回答への補足

おおきに。

>ここでの that は接続詞として使用されており、

「接続詞」という言葉が多義的で混乱を誘います。

つまり、おっしゃることは、
このthatは次のいずれでもないということでしょうか。
1)名詞の内実を補足するための同格節を導く接続詞that
例:the news that he got married
the report that she will get divorced
2)名詞の属性を説明する形容詞節を導く関係代名詞that
例:the news that was reported
the belief that they have in common

1)ならその使用の特徴として、that以下の文は完全文になる、つまり主語や目的語などの文の要素に欠けがないということが目印になる。
2)なら、関係代名詞を経由して先行する名詞を説明するために(関係づけるため)、that以下の文は不完全文になる、つまり主語や目的語などの不可欠な文の要素に欠けがおこることが目印になる。

テキストにある文は欠けがない完全文なので構造的には同格を導くことになりますが、そうだとすると内容的に理解不能となるようにおもわれます。
関係代名詞だとして、it cannot be recoveredのitを取り去ると構造的にも成立し、意味も成立するように思われます。しかしitは現にそこにあり、そのままでは「意味が余ってしまう」ように感じられます。

ネイティブの方が違和感も流れの悪さも感じないといわれるのですから、ぐうの音もでませんが、どうも腑に落ちません。

>that 以下の従属節を前節からの帰結、成りゆき、結果又は影響として接続・導入する働きをします。

thatはここではthereforeほどの意味で使われているということでしょうか。

people think of time as linear as an expense that once it's gone, it cannot be recovered.
はつまり、
people think of time as linear as an expense, therefore (they think) once it's gone, it cannot be recovered.

と同じ意味で使われているということでしょうか。
そうだとすると、私の理解は、根本的に間違っていることになります。

私はてっきり
people think of time as an expense which cannot be recovered once it is gone
の意味で理解していました。この理解は誤解でしょうか。

ほな。

補足日時:2004/03/12 21:41
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(1)resource that once has gone, cannot be recovered.


とも言えますが
(2)resource that once it's gone, it cannot be recovered.
とも言えます。

しいていえば(2)の方が口語的です。
resourceを修飾する時、最初に浮かんだのがit's goneなのです。本来ならそれをさらにhas goneと直して口に出さなければいけないところをそのままit's goneと口に出したのです。it cannot be recovered. は別のセンテンスと考えていいでしょう。

もっと詳しく言えば
修飾する名詞が目的語のときTHAT以下は主語を必要とします。
time that we had together
weがTIME(名詞)を持っていたのでTIME(名詞)は目的語です。
したがってTHAT以下にはWE(主語)があります。

この法則が常に頭の中にあり
resource that it's goneを生み出したのです。
この場合
RESOURCE(名詞)がGONEしたのでRESOURCE(名詞)は主語です。
したがってTHAT以下にはIT(主語)が必要ありません。
しかしながら
話し手が名詞(RESOURCE)を主語か目的語か判断しないまま口に出した結果がresource that it's goneなのです。

したがって厳しく言えば間違いですが
頻繁に起こるためほとんど慣例化されています。
話し言葉である以上誰も非文法的だとは思わないでしょう。ペーパーなどでは間違いを指摘されることもあります。
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この回答へのお礼

おおきに。
>したがってTHAT以下にはIT(主語)が必要ありません。しかしながら 話し手が名詞(RESOURCE)を主語か目的語か判断しないまま口に出した結果がresource that it's goneなのです。

ネイティブでありながら、文の途中で文を作る文法が混乱する、確かにありそでんな。助かりますわ。

>厳しく言えば間違いですが頻繁に起こるためほとんど慣例化されています。

ほんま、
How about ...をHow's about...ゆうたり、
Just because S V doesn't mean ...みたいな、主語の無い文を使うたり、話し言葉は何でもありや。

そやかて、腑に落ちんのんは、これを載せとうのんは、テキストでっせ。大将、なんぼ会話番組でも、ちょっとヤリスギやおまへんか。

ややわぁ、文句言う相手が違うとうた。

ほんま、失礼堪忍でっせ。

ほな。

お礼日時:2004/03/12 21:31

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