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反転増幅器の位相差の波形が遅れる理由はわかるのですが、
利得の値が下がる理由がわかりません。
どなたかわかる方はいらっしゃいませんか?
いらしたら回答の程よろしくお願い申し上げます。

A 回答 (2件)

カットオフ周波数は判りますか?


構成がLPFかHPFかわかりませんが、カットオフ周波数を超えれば(または低ければ)利得は下がります。
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今晩は



>反転増幅器の位相差の波形が遅れる理由はわかるのですが、
>利得の値が下がる理由がわかりません。
>どなたかわかる方はいらっしゃいませんか?
>いらしたら回答の程よろしくお願い申し上げます。

 説明のため添付図(a)に示す一番簡単なトランジスタ1段のエミッタ接地増幅回路で説明します。
利得が下がる一番の原因は(b)に示す等価回路でトランジスタ内部のコレクタとベース間に存在する容量Cuとトランジスタのベース入力抵抗rπにより発生する入-出力伝達関数のポールです。
 詳細は省きますが、入力viから出力voへの伝達関数Aは

   A==vo/vi=-gm*RL*rpai/{(Rs+rb+rpai)*(1+sCi*(Rs+rb)*rpai/(Rs+rb+rpai)}    (1)

で表されます。式(1)で Ciは Ci=Cpai + CM、 ここでCMは CM=(1+gm*RL)*Cu で与えられミラー容量と呼ばれてます。また、sはラプラス演算子を表します。

 式(1)で分母のsの係数の逆数ががポールpとなります。Aは増幅器のゲインを表していますからゲインの周波数特性はポールpの周波数から6dB/octの割合で周波数の増大とともに減衰してゆきます。

 このポールの存在が同時に入力と出力の位相が遅れてゆく原因にもなってます。
「反転増幅器の周波数特性」の回答画像2
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