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第一次大戦後、大英帝国の衰退に伴い次期世界覇権国の候補として登場したのはアメリカ合衆国、ナチスドイツ、ソ連でした(第二次大戦後に中華人民共和国が台頭)。最終的には冷戦を制した多民族国家アメリカが世界覇権を握ることになります。確かにアメリカの独善的な覇権主義は世界中から顰蹙を買っておりますが、私の意見としてナチスドイツやソ連、中共、ましてや大東亜共栄圏の覇権世界に比べたら遥かに小さい災厄であると思うのですが、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

A 回答 (5件)

世界警察として、戦争を作り出し 軍産の儲けとしたが、借金膨らみ 現在は一歩下がって陰の実力者として、経済的覇権に切り替えたということです。

日本に武器を売るためにどんな状況をつくるか・・であり TPPはその第二段。デモクラシーの国だけに強引さはやや少ないがが、巧妙さでは日本の比ではないのかも。これはヤバイとEUは早くからまとまったのでした。
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もちろん、ソ連やナチスが世界制覇をすれば、今は全然違う世の中になってしまってましたね。



チャーチルが「ヒトラー・ナチスを倒すためなら私は悪魔(共産主義のソ連)とでも手を組むだろう」と発言しているくらいですので。


アメリカを発見して、建国に尽力した人々って、今の世の中を作っている立役者だと思います。

そもそも世界帝国はモンゴル以外なくて、それが近代のイギリスがそうなっていきます。

そのあと、アメリカが出てきたわけですが。

アメリカは自由や資本主義など理想を実験して理念として目指している国です。確かに国益や利益集団などは存在するものの民主的です。

やはりアメリカとはいえ、進めるもので逆に被害をこうむっている国もありますが、ベターではあるとは言えると思います。またそこには理想が存在しているともいえます。

ヨーロッパの世界覇権の時代は決していいものでなかったことから世の中っていい方向だけに行くのではないのが現実でやはり注視は必要かと思います。


欧米の力の低下とよりフラットな時代に突入している中で、これからまた新たな試行錯誤が続くのだと思います。
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 一口に「パックス・アメリカーナ」の具体的な中身が問題でしょう。


それ以前の「パックス・ロマーナ」なり「パックス・ブリタニカ」とは少し性質も異なります。パックス・アメリカーナは「20世紀」とほぼ同義になりますから、その原点にあるのは、石油と航空機の問題でしょう。
 この二つがあって大量の人員や物資をそれ以前のスピードから更に飛躍的に移動させることにも成功し、尚且つそこに駐留する時間を長くもできた。
 ナチスドイツがヨーロッパで敗北を期したのも必然であり、彼等が最初に蹂躙したポーランドにはシュレジンエンの炭鉱があったことも踏まえる必要があるでしょう。彼らにとって何よりも必要としたのは地下資源であり、それも手近にあるものを先ずは狙った。逆にアメリカは国内に油田も鉱山も持っていた。だから一貫した製造システムを自前で拵えることも可能だった。

 そしてソヴィエト・ロシアと中華人民共和国はパクスアメリカーナに比べれは大した問題でもありません。アメリカ自らが民族自決権の提唱者でありながら、逆にアメリカ的ではないものに対して攻撃的になりもしている部分こそが問題です。
 なぜソヴィエト・ロシアや中国がさほど問題ではないといえるのか、と質問者様は逆にお尋ねでしょう。その理由も単純です。スターリンはそのままの形でマルクスモデルを実現できると勘違いしていた。元々軍人ですから、そんなに理性的に判断もできる政治家ではありもしません。毛沢東にしても然り。
 そもそもマルクスモデルはマルクスが人類の過去の事を詳細に分析しつつ展開したとの理由が説明されていて、経済活動のそれに基づく社会構造の様式が原始共産制から奴隷制・農奴制そして封建制へと進み、それを前提に資本主義経済が形成されもする。そしてその資本主義様式が最高点に到達した段階で社会主義に移行するとの説明です。
 これを踏まえるなら、ロシアや中国が資本主義を未だ初期的段階に依存しながら、いきなり社会主義に移行させるとの発想には無理があります。そしてスターリンも毛沢東も共に裏付けとなるはずの理論形成には殆ど無関心だったことが何よりも彼等の皮相的な理解のあり方を物語ってもいます。ですからこの二つをあの段階で殊更に警戒する必要もなかったとの話になります。

 むしろ警戒すべきは「権力の一極集中化」であり、それに歯止めを掛けることが本来求められるべき要素でしょう。
 最終的に冷戦を制したのがアメリカであるとはまだ確定もできません。冷戦後の秩序構造がどう変質したかをみれば、国家との枠組みを越える形とどう対応するかが課題として浮上してもいます。
 現在のボスニア・ヘルチェゴビナもクロアチアも元はユーゴスラビアとして統合もされていました。それが80年代初頭にヴロズ・チトーを失い多民族国家の持つ複雑性が噴出し更に信仰の問題が大きく蔭を落としてもいます。
 所謂「アラブの春」も「イラク・アフガン後」をみても、アメリカが決して成功を収めたとは言い難いでしょう・それ以前にもヴェトナムや中米での問題も置き去りにされたままです。
 最後に、ロシアや中国を抜きにしたままで、今後の国際経済は成り立ちもしませんから、排除するだけでは意味がありませんが、「大東亜共栄圏」これだけは何としても今の時点で葬り去らねばならない課題でしょうね。国内外にとって余りにリスクと犠牲が多すぎます。 
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>ナチスドイツやソ連、中共、ましてや大東亜共栄圏の覇権世界に比べたら遥かに小さい災厄であると思うのですが



完全な戦後の日本の教科書通りの歴史観だと思います。

何を持って小さいと思っているのか知りませんが、大空襲と原爆で焼き尽くされた日本人にこう言ってもらえるアメリカは嬉しいでしょうねぇ。

同じ評価をベトナムやイラク、アフガン、その他で聞けるものか、確かめてみたらどうでしょう?

思想弾圧も赤狩りとして普通に行われていますし、戦時中の日本移民に対する強制収用、それ以前にアメリカ大陸の先住民に対する虐殺及び、土地の収奪・・・

アメリカが世界に平和を輸出した事など一度もありませんよ。

パクスアメリカーナの裏にはペレストロイカで力の落ちたソ連に対して、独善的に振舞えた一時期の事を指して言った言葉で、其の果てに有りもしない大量破壊兵器を口実に内政干渉処か先制攻撃による国家解体を行っております。

逆に「功」は何処にあるのでしょう?

私が知らないだけなのでしょうか?
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歴史を正邪(正義と悪)という視点から見てしまうと物事の本質は見えなくなってしまうと思いますよ。

国家が成長したり侵略したりするのは主に経済的側面が大きく、「正義のために」ってのは名目以外の何物にもなりません。

おそらく質問者さんの視点の基礎になっているのはハウスホーファーの地政学が基になっていると思うのですが、陸路に比べて輸送コストが1%で済む海上輸送を軽視している地政学って、正直学問として雑だと思うんですよね。ロシアが重要とかいうんだけどさ。
そういうわけで、海軍力を持たないドイツ、ソ連、あと中国も世界帝国には成り得ないと思いますよ。大日本帝国は海軍力を持ち得る可能性はあったわけですが、国内の物的資源と人的資源(市場という意味での)が足りなさすぎましたね。北九州や北海道の石炭や国内で採掘される鉄の質が良ければまた歴史も少し変わったのかもしれませんけれどもね。

災厄という視点からすれば、小国が乱立するより大帝国が地域を支配している方が人と物資の交流が盛んになってその地方は平和で、経済的にも安定します。それがどのような大帝国であろうとね。それに大衆が支持するような国家でない限り大帝国にはなれないですしね。そして、大衆が望む国家とは「平和で経済的に豊かな生活がもたらされる体制」です。
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