最速怪談選手権

簿記2級受験に向けて勉強しています。
こんがらかっているところをサジェスチョン願います。

期首、当月の買入高から、平均法で、実際消費単価を計算する、一方で、予定消費単価が定義されている。 で、差異を計算させる。 当然のように、期末残高、棚卸減耗は、実際消費単価で計算。

パーシャルプランでは、期首、当月完成品、月末、(多分棚卸減耗も?)は、予定単価で計算。
当月買入高のみ、実際の値。

期首のみについてみると、前者は、実際の値。後者は、予定の値。

問題を解こうとして、前者でやるべきところを、パーシャルプランの考えでやってしまうことがしばしばです。つまり、どんな場合に、前者の考え方、後者の考え方でやるのか、分かっていないのです。

どんな時に、パーシャルプランの考えを持ってくるべきなのでしょうか?

宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

お疲れ様です。

 

確かにこんがらかっておられるようですね……ややこしいところではありますからね。

まず、質問の2段落め(期首~)で述べておられる所ですが、これは予定価格を用いる場合の実際原価計算の材料勘定の話ですよね。実際原価計算の場合、材料勘定は基本的に全て「実際単価×実際量」で計算していきます。予定消費価格を使っている場合には、消費した分(仕掛品にいく分)のみ「予定価格×実際消費量」で計算し、実際発生額との差額を「材料消費価格差異」として把握します。

予定価格を使っていると、標準原価計算とごっちゃにしてしまいがちですが、これは、あくまで実際原価計算の話です。「量」を実際で計算しているところで区別できます。


それに対して、パーシャル・プラン、シングル・プランというのは、標準原価計算の話です。標準原価計算における、「仕掛品」勘定の書き方の種類だと思って下さい。勘定連絡の図を考えて頂きたいのですが、標準原価計算の場合、製品勘定は全て標準原価となりますから、必然的に、繋がっている、仕掛品勘定の貸方も標準原価となります。月末仕掛品も標準です。よって月初も。

逆に勘定連絡の始めに戻ってみると、(賃金等もありますが今は代表して材料で説明します。)材料勘定の借方は、基本的に購入額がきますから実際額ですよね。ですから問題は、材料から仕掛品に振り替わる部分である「当月投入」を実際と標準のどちらで記帳するか、ということになります。(材料の月末は実際額です。)この「当月投入」部分を実際原価にするのがパーシャルです。すると材料勘定は貸借ともに実際額になりますが、仕掛品勘定は当月投入たけが標準原価となり、仕掛品勘定の貸借差額が、標準原価差異です。パーシャルとは「部分的」という意味です。仕掛品勘定が一部は実際、一部は標準で書かれるため、こう呼ばれています。

ちなみに当月投入を標準原価で記帳するのがシングルです。仕掛品勘定が全て標準原価で書かれるので「シングル」と呼ばれています。この場合、貸借に差額が出てくるのは材料や賃金などそれぞれの勘定のほうですね。


この辺りを区別された上でテキストを見返して整理なされば大丈夫ではないでしょうか。
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