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大学病院で レジデント、シニアレジデントとか教授、助教授とか書かれているのをよく見かけるんですが、このような役職みたいなので手術の技術的な差ってあるんでしょうか?
 自分はレジデントという役職の人でしたが、自分より若い人ですた。
難しい手術だと教授や助教授が手術するとかあるんでしょうか?

A 回答 (2件)

まず、大学病院での役職名を説明しますね。

レジデントとは新臨床研修医制度で定められる医師になってからの2年間の新米医師のことを指します。すなわち大学を卒業して医師国家試験に合格し医籍登録(この登録で医師として活動をしても良くなるのです)してから2年間医師としての初期の技術や知識を先輩から指導を受けつつ学ぶわけです。医師免許を持っていても最初はほとんど何もできないし、実際の治療もほとんど経験がないので、この期間に採血のような基礎技術や診察の方法、治療方法、患者さんとの接し方など医師としての土台をしっかり身に着ける必要があります。そして主にその指導をするのが医師になって3年目、4年目の者で、制度化はされていませんがシニアレジデント(後期研修医)と呼ばれています。人間の身体は非常に複雑であります。したがって病気も複雑かつ多様であるため、その多様性に対応するために、一応簡単なありふれた病気は標準的な段階の医療が可能になってからはある分野の治療や知識のエキスパートになっていくわけです。そしてその分野のエキスパートの集団が医局という組織であり、トップが教授です。教授は通常、公募されその応募者の知識、学術的な成果、さらには治療経験やその効果等を総合的に大学病院の各医局の教授たち全員が公平に客観的に協議し選考します。ですから知識だけでなく研究成果だけでもなく臨床能力、外科であれば手術の技術も優れていることが全部とは言えませんが、ほとんどです。助教授というのは教授と違い選考会はなく、教授が他の大学や病院から連れてきたり、腹心の部下をならせたり、年齢でなったりします。手術は執刀医がいて第一助手、第二助手と続き麻酔科の医師もいます。またオペ看や工学技士、さらにはゲフといって取り出した組織を迅速に病理診断する病理医もといった具合でチーム医療の最たるものです。若い医師は本や動画で学ぶだけでなく、時間がある限り実際の手術を見学し、生きた技術を習得しようと必死です。そして、執刀医を任されて一人前になるものです。難しい手術でもそうでないものでもその手術で最善を尽くせるものが執刀します。しかしながら、その執刀はその手術に関わる皆の知識と技術とともにされるわけです。
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教授は技術で選ばれる人もいれば学問的な業績で選ばれる人もいます。

その他も同様。なにかしらん人より優れていたわけですが、それが手術の技術であるとは限りません。レジデントでもうまい人もいればドヘタもいる、それは教授でも同じです。
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