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子供の喘息について詳しい方教えてください。





小六の男児の母親です。
小さい頃からまれに喘息がでることはあったのですが、持続した治療をすることがなく、これではいけないと思ってきちんとすることにしました。
今かかりつけ医を持っていて、そこの先生に出されているのは
アドエア250を朝晩一回ずつ
フルタイド100を昼一回
です。
この度インフルエンザにかかってしまい、軽い喘息発作がてたので病院にいったのですが発作はおさまっていました。
そのときに、普段の吸入をやめて、メプチン0.3とパルミコート0.5を4日間吸入するようにいわれました。
この話を友達にしたところ、普段の治療も今回の治療も薬の出される内容が普通じゃない、おかしい、きつすぎるのではないか、といわれました。
息子はしょっちゅう喘息がでるわけではありません。
実際きつすぎるのでしょうか?
参考までに
身長153センチ
体重45キロ
です。

アドバイスお待ちしています。

質問者からの補足コメント

  • 発作がでたときは
    スピロペントとムコソルパンも朝晩一錠ずつ服用しています。

      補足日時:2018/02/03 17:38

A 回答 (1件)

ミホ0323さん、こんばんは。


どなたも回答しないようなので私のわかる範囲でお答えします。
最初にお断りしておきますが私は医師でも薬剤師でもありません。
もう発症して40年ほどになる一介の患者です。
今まで長い間治療を受け、医師や薬剤師から学習会などで薬を始めとしていろいろと教えてもらいました。

(リンクは特に意図はありません。ここの関係者じゃございませんので・笑)
①アドエア
https://www.qlife.jp/meds/rx16792.html
内容は気管支拡張剤とステロイドの混合です。
気管支拡張剤は交感神経を刺激するもので、アドエアの成分はβ2受容体刺激薬(選択型)です。
古い薬ではβ系の交感神経全体を刺激してしまい、心臓の鼓動が早くなったり手が震えるなどの影響がありました。
β2とは気管支を制御する自律神経を主にターゲットとし、過緊張を和らげる役割です。
自律神経は交感神経と副交感神経がバランスを保ち、自分の意思では制御できない場所のコントロールをしています。
たとえば心臓の脈拍や体温の調節。
日中は交感神経が活発となり、肉体が行動的に動くのを助けます。
反対に夜は副交感神経が優位になり、昼間に疲れた体を休めます。
気管支では夜間に活発であるべき副交感神経が気管支の平滑筋を収縮させてしまうので、β2受容体は交感神経を刺激して緊張をほぐし呼吸を楽にしてあげます。
(副交感神経を鎮める作用の薬もあります)

②フルタイド
https://www.qlife.jp/meds/rx10860.html
主成分はアドエアのステロイドと同じです。
アドエアと使い分ける理由は、頻繁に気管支拡張剤を使いたくないからでしょう。
(これにはβ2受容体の拡張剤は含まれていない)
ステロイドは炎症を抑える薬の王者です。
発作で炎症を起こしている気管支内部に特に即効性があります。

で、今は普段の吸入を止めて、以下。

③メプチン(吸入薬)
https://www.qlife.jp/meds/rx3496.html
メプチンはボトル入りもありますが、たぶんこれでしょう。
量を間違えることなく使い切りです。
使用では専用の機械(ネブライザー)を使っていると思います。
メプチンもβ2受容体刺激薬で、交感神経を刺激する気管支拡張剤です。

④パルミコート(吸入薬)
https://www.qlife.jp/meds/rx10171.html
吸入用のステロイドです。

あと発作が出たときじゃ、以下。

⑤スピロペント
https://www.qlife.jp/meds/rx42939.html
気管支拡張剤です。
働きとしてはメプチンと同じβ2受容体刺激薬です。

⑥ムコソルバン
https://www.qlife.jp/meds/rx16902.html
去痰剤、つまり気管に残る痰を出しやすくする薬です。

で、全体の説明を。
①と②はわりと最近に開発されたパウダー状の吸入薬です。
気管支拡張剤とステロイドと聞き、普通の方は怖くなるかもしれません。
たぶんステロイドの名前でしょう。
「副作用の王様」と。

まずこの妄信を捨ててください。
今の喘息の治療では、早い時期から投与を開始し、悪化を防ぐことを重点にしているようです。
つまり対症療法では治らないし、精神論は患者を苦しめるだけなんです。
これに含まれるステロイドはごく微量で全身に与える影響はほぼ無視できます。
ステロイドで注意をするとしたら、内服や注射などで全身を薬が巡る場合。
仮に内服だったとしても、短期間に大量に使うなら心配はありません。
注意すべきは何年も長期に内服や注射で使い続けること。
これらの吸入薬では気管の内部しか届かないし、気管から体内に吸収される量などたかが知れています。
これらは発作が起きていないときも常用する薬です。
事実、これらの吸入薬の進化で重篤化する患者が激減しました。

今は③と④
発作が出ているときは①や②は使いづらいんです。
苦しいときには自力で肺の奥まで吸い込めない。
そして本来は予防の薬であって、すみやかに発作を軽減させる薬ではない。
それに発作時には「湿り気」を気管内に与えることがとっても重要です。
液状の吸入薬は粉末よりも早く効果を発揮しますし、液が気管内に湿り気を与えて中にある痰を出しやすくします。
湿り気が無いと咳で体力を消耗してしまいます。

発作時では⑤と⑥を追加。
⑤を使うのは発作時の気管支拡張のためには①だけでは不足なんです。
⑥は効能のとおり、気管内の平滑筋に作用するなどで痰を出しやすくしてくれます。
⑥の効果を上げるため、少しずつでいいので水分を摂る習慣をつけてください。

>この話を友達にしたところ、普段の治療も今回の治療も薬の出される内容が普通じゃない、おかしい、きつすぎるのではないか

この処方は特に多くもキツ過ぎることもありません。
日常から発作時の対処としてごく普通、というか、「王道の処方」です。
お友達は医師や薬剤師や看護師などの医療従事者でしょうか?
その方に失礼かも、ですが、喘息のことをどこまで知っているんですか?

喘息=窒息死
甘く見ないことです。
処置できない場所で発作を起こせば死にます。
死に至らなくても窒息の苦しさは健常者にはわからない。

小児喘息は多くの割合で成人までに軽快するようです。
理由は心身ともに成長し、体力が付くことと自分で自分の体調管理ができるようになるから。
でも成人喘息へ続く方もいます。

喘息で注意をするのは、発作を起こさない、起きた発作を長引かせない、の2点。
過剰投与は別として、本来の治療のためなら即座に発作を収束させること。
なぜ?
発作を繰り返すと「リモデリング」と言い、気管支の壁が肥大し固くなって元に戻らなくなるんです。
「不可逆」
これが一番怖いわけ。

今は昔のように安易に内服のステロイドをバンバン出す医師はいないでしょう。
昔はそれ以外に対処できない医師が多かったんです。
でも今は違います。
アドエアしかり、フルタイドしかり、いい薬ができてきました。
吸入後はよくうがいをする習慣をつけてください。
特に①②④のステロイドを使ったとき。
ステロイドが残っているとカンジタというカビが口腔内に発生します。
できるとけっこう厄介ですので。

喘息の考え方のひとつに
「治らなくてもいい。生涯発作が出なければいい。」
があります。
親御さんは外野の戯言に惑わされず、お子さんの体調管理をしっかりしてあげてください。
他人の意見を真に受けて、絶対に自己判断で薬を減らしたりしないこと。
これらの薬には習慣性はありません。
医師はその時その時でベストな種類と量を処方しています。
これで発作が収まらないと思われると、さらに薬を増やすなど収拾がつかなくなり治療になりません。
疑問があれば主治医に聞く習慣をつけることです。
お大事に。
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この回答へのお礼

非常に丁寧にアドバイスをしていただきありがとうございました(^^)

お礼日時:2018/02/08 00:49

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