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大学1年生ですが、おそらく高校生のレベルの世界史の内容を聞くことになると思います。

主権国家体制の成立について授業で触れた際に、
神聖ローマ帝国では封建制がとられていて、土地は君主と諸侯の契約で領土が決まっており、
聖俗双方の王侯が領主を務めていた。
だから、中世ヨーロッパでは明確な国境はない、という話になりました。

訳が分からないかもしれませんが、
契約で領土が決まっていた、だから、国境が不明確、という理論がよくわかりません。
なぜ、この二つの項目が「だから」という接続詞でつなぐことが出来るのでしょうか。

出来るだけ簡潔に、でもわかりやすく説明していただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • どう思う?

    情勢によって国境がコロコロ変わるというのは、
    国の領土が拡大したり、縮小したりということですか?

    それから、追記で質問して申し訳ないのですが、
    国境線が曖昧なのだと授業で言われました。
    当時の国境線というのはどのようなものだったのでしょうか?
    統治がなされている以上、ここらから東はA国、ここから西はB国というように、
    明確に分かれることが出来るのではないかと思ったのですが…。
    よろしければまた回答していただきたいです。
    よろしくお願いします。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/04/21 09:26

A 回答 (3件)

>契約で領土が決まっていた、だから、国境が不明確



諸侯と君主の契約が切れたら、その諸侯の土地はその君主の国の範囲外になってしまいます。
その諸侯が他国の君主と新たに契約すれば、その国の範囲になります。
こんなことが年中起き、しかも戦争などにならないと把握できなかったりすると、国の範囲が不明確になります。

>統治がなされている以上、ここらから東はA国、ここから西はB国というように、
明確に分かれることが出来るのではないかと思ったのですが…。

明確に分ける必要がない土地もあります。
経済的や軍事的など意味のない土地だったら、自分のものとして守る意味がありません。
意味がないので他人もわざわざ戦争をしてまで取りにも来ません。

一方で一つの土地を複数の国が支配するということもあります。
モナコのように君主が他国の君主の臣下になるということもあります。
神聖ローマ帝国のように国の中に国があるという状態だと、現在の感覚でいう主権がどの国なのかもわかってない状況でした。
で、それが当たり前でした。
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この回答へのお礼

国境が明確ではない、というよりは、むしろ国境を明確に把握する事が出来ない、
という表現の方が正しいのですね。
共有地や無主地という言葉も授業で出てきて、おそらくそれが、守る必要のない土地なのだと思いました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2018/04/21 23:30

「王権神授説」の存在です。



この説によって「王という地位は神の名において教皇が与えるもの」と定義されました。
そしてヨーロッパの主流となりました。
これにより世界(ヨーロッパ)は神のもの、
神の意志を聖職者(教皇、司教)が取り次ぎ、
王や諸侯はその権威のもとに神に示された土地を治める、
という支配の図式になりました。

もし王が「王の資格なし」と神に認定されると破門となり、
公的に王権を失いました。
そしてそういう場合、諸侯は王でなく教皇にしたがいました。

これが聖俗二重支配の図式です。
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この回答へのお礼

授業では王権神授説には触れませんでした…。
確認してみます!
回答ありがとうございました。

お礼日時:2018/04/21 23:28

契約で領土が決まっていた、だから、国境が不明確、


という理論がよくわかりません
  ↑
契約、というのは次のような意味です。

土地を与えてやる、ないしは、今持っている土地を
保障してやる。
だから年貢を納めろ、軍事を負担しろ。

外敵が攻めてきた。
土地をやるから、年貢を納めるから助けてくれ。


だから、その時の情勢で国境がコロコロ変わる
可能性があるのです。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

契約の意味を詳しく教えていただき、ありがとうございます!

お礼日時:2018/04/21 23:27

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