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古今著聞集の弓の腕前の現代語訳をお願いします。

一院、鳥羽殿に渡らせおはしましけるころ、みさご日ごとに出で来て、
から
給ひけるとなむ。
で終わる部分です。急いでいます。どうかよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

一院(人名)、鳥羽殿(お屋敷の名)に渡らせおはしましける(おいでになった)ころ、みさご(鳥の名)日ごとに(毎日)出で来て(出てきて)、池の魚を取りけり(た)。

ある日、これを射させん(射させよう)と思ししめして(お思いになって)、「武者所に誰か候ふ(誰が控えているか)」と御尋ありけるに(お尋ねになったが)、折節(たまたま)むつる(人名)が候ひけり(控えていた)。召に(お呼び出しに)したがひて参りたりけるに(参上したところ)、「この池に、みさごのつきて(が棲み着いて)、多くの魚を取る。射とどむべし(弓で仕留めよ)。ただし射殺さんことは無慚なり(射殺はむごい)。鳥も殺さず、魚をも殺さじと思し召すなり(思いなさるである<自敬>)。あひ計らひてつかうまつるべし(慎重に処置せよ)」と勅定ありければ(ご命令があったので)、いなみ申すべきことなくて(お断り申すこともできず)、即ちまかり立ちて(すぐに退出して)、弓矢を取りて参りたりけり(参上した)。池の汀の辺に候ひて(控えて)、みさごをあひ待つ所に、案の如く(予期の通り)来て、鯉を取りてあがりけるを(飛び上がったので)、よく引きて射たりければ、みさごは射られながらなほ飛び行きけり(射られたままそれでもなお飛んでいった)。鯉は池におちて腹白にてうきたりけり。すなはち取りあげて(即刻拾い上げて)、叡覧にそなへければ(院にお見せしたところ)みさごの(が)魚をつかみたる足を射きりたりけり(魚を掴んだ足を矢で切り取ってあった)。鳥は足は切れたれどもすぐに死なず。魚もみさごの爪立ちながら死なず(爪が刺さったまま死んではいない)。魚も鳥も殺さぬやうにと勅定ありければ(ご命令があったので)、かくつかうまつりたりけり(このように処置申し上げていた)。凡夫のしわざにあらずとて(普通の人間のできることではないと思って)、叡感のあまりに禄を給ひけるとなむ(感動のあまりに褒美を下さったということである)。
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この回答へのお礼

本当に助かりましたありがとうございます!!

お礼日時:2019/01/08 13:28

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