プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

通っている場所やどんな人かによって違いがあるかも
知れませんが大学生って基本的になにを大学でしているのですか?単位?サークル?などが大学になって増えるそうなのですがそれらは具体的にどのようなものなのでしょうか?

A 回答 (1件)

勉強!



大学は教育機関ですから,高校の延長のような場と思ってもおおまかには構いません。

 今年入学した学生は,4月に「平成31年度(令和元年度)学生便覧」というのをもらいます。これは,学生と大学の間の契約書とその解説書です。卒業までこの一冊に書かれている条件を満足すれば卒業証書がもらえ,学士(工学)等の称号がもらえます。

 便覧には,所属する〇〇学科で提供されている講義と単位数・開講時期等の表があり,それぞれの講義が,例えば必修・選択必修・選択・自由聴講等に分類してあります。別途,所属するクラス別の授業時間割が年度初めに公表されます。さらに,まともな大学ならシラバスと呼ばれる冊子が配られ(電子的かも)ていて,それには各科目の内容・目標・成績評価・教科書・担当教員名とそのOffice Hours等が書いてあります。この三冊をよぉーく読んで自分で受ける講義を選んで履修登録をして,自分の時間割を決めて受講し,その講義の定期試験や宿題等で合格すれば所定の単位が取れます。一学期に登録できる講義数には上限がありますが,成績が優秀になれば,この上限制限が緩和される場合もあります。ただし,分類ごとにとらなければならない単位数が決まっています。

 つまり便覧にはさらに学年進行のための条件が書いてあります。1年生では自分の〇〇学部〇〇学科の専門科目よりは,語学・体育・基礎的な自然/人文/社会科学のいわゆる教養科目が多く並んでいます。学年が進むにつれて専門科目の割合が増えていきます。そして2年生になるためには,あるいは3年生になるためには,どの分類の講義の単位を〇単位以上とらなければならないかが規定されています。これを満足しないと,上の学年にはいけません。つまり留年。特に工学部等のように卒論がある学部学科では,4年生になって卒論の研究をする研究室に配属されるための必要条件も厳しく規定されています。毎年数パーセントの学生が4年生になれないというのが実情です。もちろん3年生までに留年する学生もゼロではありません。が,すべて,いつどういう勉強をするかを決めるのは学生本人です。そこが高校までとは違うわけです。

 卒論は,所属する研究室の指導教員と相談して決めた研究内容について,調査・検討・計算・実験・考察等を通してある結論を主張する「卒業論文」というのを執筆し,これを先生に提出すると共に,先生達の前でプレゼンして質疑に応答することを通して,合否が決まります。卒論は高校までの自由研究のようなものではなく,学会論文集に投稿できるレベルか,その一段階前くらいのレベルの非常に専門的な内容です。そして便覧に規定されている卒業のための必要単位数をすべてそろえていて,卒論が合格になれば(犯罪等を犯していないならば)卒業となります。

 もし時間的に余裕があれば,部活やサークル活動をする学生も多いです。大学の名前を背中にしょって他大学と競技するのが部です。これは全学の教職員も含めて会費を集めた任意団体(学友会といった名称の)からある程度の活動費が出ます。が,遠征費等は個々の部でどうにかすることが多いでしょう。サークルってのは,大学の名前を背中にはしょってない同好会のようなものです。予算も原則として大学からは出ません。

 さらに時間があれば,アルバイトをする学生も少なくないです。が,それは本務ではありません。

 大学には原則4年分の授業料を納めなければなりませんが,多くの大学では6年間は在籍できます。つまり留年が2回できるってわけ。さらに,何らかの事情で休学することも2年間分は許されています。ですから最大限好きな勉強を続ければ8年間大学にいられますから,卒業は26歳。昔は留年が4回,休学も4年分できましたので30歳で卒業する人もいたようです。時間をどう使うかも,学生が自分で決めればいいのです。ただし,親が経済支援をしてくれている場合には,親の承諾も必要になりますが・・・
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございました。参考になりました!

お礼日時:2019/06/10 19:56

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!