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建築の事を教えてください。
建築士の作業ってどこまでなんでしょうか?
素材、寸法化、強度計算、
そして工法まで指示?

思いつくのではフランクゲーリーやザハ・ハディド
など有機的なデザインでも
カーブのアールや角度まで寸法化?
ゼネコンから図面はわかったと。

でどーやって作るのさ?先生!
に対しても指示なんでしょうか?

それとも図面だけで、こう言うのできないか?

と無理難題を言うのでしょうか?

A 回答 (1件)

>それとも図面だけで、こう言うのできないか?


と無理難題を言うのでしょうか?

笑。
それありますよ。
私が大学で教授から聞いた愚痴。
今はどっかの国の有名な観光地となっている建物の施工現場へ視察に行った。
屋根は特徴的な曲線の重なり。
そのとき現場の施工者から声がかかり
「お、あんたジャパンの建築屋だって?
ちょーど良かった。
設計図ではこんな風になっているが納め方がわからん。
聞こうとしたら設計者は逃げた(←ワロタ)。
あんた。頼むからどうすればいいか教えてくれ。」

教授、教えたかスルーしたかはわからん。
(教えたとしたらあの有名な建築物は一部がメイドインジャパンだろう笑)
今は大きなプロジェクトだと設計事務所とゼネコンが共同作業をしますよ。
新しい素材もスーパーゼネコンは自社開発しますから。

一般的には建築士と言うより、設計では詳細まで図示しません。
ある程度大まか、イメージを表現して詳細は施工会社の現場代理人などの技術者が設計図を読み込んで施工図を起こします。
この施工図を設計者がチェックし承認、これで現場が進みます。

現場は生き物なので設計の時点ですべてを把握はできない。
設計と施工は別物。
それに現場は予算や工期の縛りもある。
悠長にはしていられません。

素材、寸法化、強度計算、工法、基本はとれも設計図書で、または特記で記載、それが設計の条件=請負契約の条件です。
コンクリートの強度、鉄骨の種類、これら基本を変える事態はあり得ない。
だが施工者の都合で工期の短縮を図りたい場合、設計者が了解すればjisを外したり混和材や早強でコンクリートの打接から型枠の脱型期間を短縮もする。

地業工事の杭にしても設計では過大とならないようコスパを第一に考える。
だが請け負った側は工法が何であろうと所定の位置に所定の杭を埋め込めばいい訳で、それが外掘りだろうが中掘りだろうが工法は関係ない。
ここで施工者の事情で変更することは構わないはず。

要は施主が了解する範囲で設計者(仲介で工事監理者)と施工者は二人三脚で動くんです。
ザハデザインもスーパーゼネコンなら工期内に設計通り作れますよ(問題は予算と世間の目だわ・汗)

建築士が資格で動くのではない。
設計者として役割で動く。
設計者は設計をして設計図書を納入して(とりあえず)役目を終える。
現場が始まってからは建築士資格所有の設計者から同じく建築士資格所有の工事監理者がバトンタッチ、施主と施工者と監理者の三役(+監理者へフィードバックする設計者)のタッグ。
契約や予算の兼ね合いから決定権を持つのは施主ですから。
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