プロが教えるわが家の防犯対策術!

唯一スーパー業界でコストコって何で会員制にしてるのか?

A 回答 (1件)

そういうビジネスモデルを作ったからですが、逆に普通のスーパーでは真似ができないのです。



コストコの特徴は会員制だけでなく「1品種1品主義」というのがあります。たとえば柔軟剤ならアメリカ製のダウニーと日本で販売しているファーファと同じ製品のスナッグル、それにコストコのPB製の3つしかありません。

他のスーパーのように、日本製なら花王とライオンとカネヨ、外国製でP&GとダウニーさらにPBなんて言う競合は基本的にしないがコストコの戦略で、その代りものすごい値引きをして売っているわけです。

この「1つの商品につき、1つのメーカーとしか取引しない」と言う原則と「大量仕入れでものすごく販売価格を安くする」という両方を満たすのが会員制なのです。

分かりやすく言えば「会員が増えて行くのは、コストコの商品の選び方と価格に満足している」というバロメーターで、競合他社を陳列して「どの商品の売れ行きがよいのか?」を調べることができない代わりに、会員になってくれる人の増減で、商品の支持率まで調べている、ということです。

また、会員制は実は値引きに関係しています。コストコの財務状況を調べると、年間の会費料で固定費をほぼすべて賄えて、後は売上に応じた変動費が利益になっている、ということです。

つまり会員制で固定費を吸収しているので、極端に言えば仕入れ値で売ってもコストコは潰れない(ただし儲けもでない)構造になっていて、だからこそ大胆な値引きができる、というやり方になっているのです。

この二つのビジネスモデルを維持するために会員制をやっている、といえます。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!