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日本脳炎って?
なんや
日本が原因の脳炎かな?

A 回答 (5件)

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより引き起こされます。

ブタに生息する日本脳炎ウイルスは、蚊によって人に伝播することはありますが、人から人にうつることはありません。

蚊とブタが周囲にいることが感染の条件になるため、農村地帯の夏に生じやすい傾向があります。こうした特徴から、日本における発症例は、ブタを家畜として飼育することの多い西日本にて多く認めます。

蚊に吸血されて体内に侵入した日本脳炎ウイルスは、リンパ節を始めとした各種臓器で増殖し、血液を介して脳組織に進入します。脳の中でも特に神経細胞が密集した部位(視床、基底核など)でウイルスは増殖し、神経細胞にダメージを与えて重篤な症状をきたします。

症状
日本脳炎ウイルスに感染しても多くの場合は症状をきたしませんが(不顕性感染)、100~1,000人に1人の割合で脳炎を発症すると考えられています。

脳炎を発症する場合、ウイルスに感染後6~16日の潜伏期間を経て症状が現れます。

主な初発症状は、発熱、頭痛、嘔吐などです。その後、意識がわるくなったり、意識変容といって、落ち着かない様子になったり、刺激に対して反応が乏しくなったりします。また、手足の震えや四肢の麻痺が現れることもあります。そのほか、話すことや飲み込むことが難しくなったり、物が二重に見えたりする(複視)こともあります。

脳炎発症者のうちおよそ20~40%の方が亡くなるといわれ、また、最大で30~50%ほどの方に何かしらの神経的・精神的で永続的な後遺症が残ると報告されています。

検査・診断
日本脳炎ウイルスに感染すると、体内でウイルスに対する免疫反応として抗体が産生されます。日本脳炎の診断では、初期と回復期に採取した抗体の値を確認し、回復期に上昇していることで診断ができます。また、直接的にウイルスの存在を確認するために、髄液でPCR検査やウイルス分離による検査を行うこともありますが、これは一般の検査会社では困難で、多くの場合は専門機関に依頼することになります。

また、ウイルスは特定の部位(視床、基底核など)で主に増殖するため、脳のCTやMRIにて同部位に変化を認めることもあります。

治療
日本脳炎ウイルスに特化した治療方法はないため、対症療法が中心になります。

日本脳炎の経過中は、脳全体が浮腫ふしゅを起こし、けいれん、呼吸障害、血圧低下などをきたします。そのため脳の浮腫を軽減させるために、脳圧降下剤を投与することがあります。けいれんに対しては抗けいれん薬、呼吸障害や血圧低下に対しては人工呼吸管理や昇圧剤などによる治療を行います。

予防
日本では日本脳炎の定期接種が3歳以降に設定されており、ワクチンによって重篤な合併症を予防することが期待できます。ブタの日本脳炎の保有率の高い地域では生後6か月からのワクチン接種が推奨されています。さらに、東南アジアなどへの旅行などで、野外で活動する際には虫除けスプレーを使用する、長袖長ズボンを着用し皮膚の露出を抑えるなど、予防策を講じることも重要です。
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日本軍国主義を肯定する頭がやられた人を悲しんで言う病気です!

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赤い小さなエア蚊に刺されて媒介するらしいですよ。

「日本脳炎」の回答画像3
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日本をはじめとして東アジア・東南アジア各地で確認される感染症です



日本でその疾患に関して纏まった報告が行われたので日本の名が付きます

似たようなモノは
ラッサ熱はナイジェリアの地名
MARSのMは中東の意味
などいろいろあります
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もと法定伝染病の一つ。

流行性脳炎の一種で、病原体はウイルスで蚊が媒介する。高熱を発し昏睡(こんすい)におちいる。眠り病。
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