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「最初は特例中の扱いだったのに、だんだんといつの間にかちょっと特別、少し特別、普通、当たり前、原則、常識扱い」になってしまうことを何と言いますか?

例えば、公共機関の建設(特に反対運動の起きやすい原発や原電処理施設の建設など)で
「最初は住民も議会も大反対だった、でも町の有力者が鼻薬を嗅がされて態度を軟化、それにつられて
議員連中が説伏に遭い、政治信条を変える者がちらほら現れた。
いつしか議会は徐々に賛成派が増え始め、街の連中も
”しょうがないよね”
”長い物には巻かれろ、って言うしね”
”この町で生きていくためにはねえ”
となびきはじめ、いつの間にか反対派が劣勢、
それどころかいつしか反対派は少数派、超少数派になり、多数派からは
”反対派は町を出ていけ!”
”反対派はこの町の繁栄を願っていないのか!”
などといわれてまるで非国民扱い。
いつしか町を上げて総員賛成となっていったのであった・・・」

このように
「最初は特例中の特例扱いだったのに、
 いつの間にか多数派を占めて、
 最後は多数派、原則化してしまう」
といった移り変わりのことを何と言うでしょうか?

時折、こういう状況の変化について、街角インタビューなどでは
「結局なし崩しになっちゃったからねえ・・・」
等という人がいます。

私も最初はこういう「いつの間にやら特例が特例ではなくなってしまい、原則化してしまう事」を
「なし崩し」というものだと思っていたのですが、辞書を引いたら
「なし崩し = 物事をすこしずつ解決していくこと 例文 借金をなし崩しに返済する」
と出ていたのでびっくりしました。
「特例が原則化する」なんて意味は全くないのです。

でも、私と同じように、なし崩し=特例が原則化する、と捉えている人は多いようです。

改めて質問です。
「物事が、最初は特例中の特例だったはずなのに、いつの間にか普通の扱いになる」
これを表す語は何でしょうか?

A 回答 (6件)

定例化、慣習化、慣例化などだと思いますが、例に出されているように意見や態度が変わっていくことは変節といいます。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2023/08/22 16:29

> 普及、ですか。

でも
> 「最初は町民のほとんどが原発反対だったんだけど、
       結局なし崩しにされちゃって・・・」
> という文の中のなし崩しを普及に変えて
> 「最初は町民のほとんどが原発反対だったんだけど、
       結局普及されちゃって・・・」
> ってのはどうにも不自然ですね。

その文章の中で用語を置き換えるから不自然になるのです。

「普及されちゃって」
日本語の使用も世代や局面の影響が大きくて、「されちゃって」というのも違和感を覚える人が多いでしょう。 「聞かれちゃって・書かされちゃって・蹴飛ばされちゃって」のような「受身」に近い感覚ならまあ普通でしょうが、「死亡されちゃって・発展されちゃって・衰微されちゃって・進化されちゃって」のような"状況の推移や変化の様相を表現する二文字熟語"に使うのは不自然と感じる人が多いと思います。 「馬鹿にされちゃって」の場合は「馬鹿にする」の「受身」なので自然な用法でしょう。 「普及する」には「受身」の用法はないでしょう。

日本でも、蒸気機関車が走り始めて、鉄道を敷設するときには、反対が多かったそうで、そのために市街地を避ける事態があったそうです。
しかしその後は、鉄道が普及してと表現されても不自然ではなくなります。
「鉄道が普及されちゃって」は不自然です。

「いつの間にか普通の扱いになる」のを好ましくないという心情をもったママでいる人にとって「普及する」はしっくりしにくいのです。
「交通事故が日常茶飯」「老齢化して70才以上の体力持久力の低下は一般的傾向」と認めても、「事故が普及・体力低下が普及」とは言わないです。

「普及」 :
 「最初は特例中の特例扱いだったのに、⇒  いつの間にか多数派を占めて、⇒ 最後は多数派、⇒ 原則化してしまう」
ということ + (好感・便利・お得)などの気持が

変化・変革には 「(好感・便利・お得)などの気持が」若干あるようです。
(議会制 ⇒ 専制)を「変革・改革」と呼ぶのはしっくりしないという人もいるかもしれません。
(平等 ⇒ 能力・実績に応じた)はどうなのでしょう。
(所有資産や地位に応じた ⇒ だれも同様に)はどうなのでしょう。

《(好感・便利・お得)などの気持》は、人や状況によって、結構汎化します。
元元の用語が、《(好感・便利・お得)などの気持》に焦点を当てたものではなくて、ただそのときの社会情勢や周辺の人々の気分で使用選択の傾向が出てくるというものであるならば、《(好感・歓迎・便利・お得)などの気持》の要因を排除して用語を考えてもイイのではないでしょうか。

たぶん、明治時代から和食店や料亭、日本風の旅館をやっているところでも、そうした事業者と長年取引している業者も、ファーストフッドの普及は好ましくないのでしょうが、それでも「ファーストフッドが普及している」という文章そのものに不自然は感じないのであろうと思います。
炭や石炭を一般家庭に販売していた業者でも、「電気ガスが普及して」とごく普通に使うでしょう。 太陽光発電や風力発電でも、実用性とか経済制の観点から言えば、実験的で特例ということだったのでしょうが、今は、普及といえるほどの状況ではないものの一般的に存在稼働するものとなっていて、将来は普及するかもしれません。

今の日本では《大きなマンション》は、マンションそのものに、周囲とは隔離するオートロックがついていて、まあ、普及していると思います。
30年前? 昭和の時代の日本で、100世帯、200世帯が住む一画を、周辺から隔離する構造を持たせたら、それはかなり特殊なものであって、"社会との隔離を図る好ましくない態度"と思われたと思います。 
江戸時代の江戸の町には木戸があって、夜間には閉ざして不審者や野盗などの往来を止め町内の安全を確保し、夜間は自宅で寝ることを強制する状態だったそうです。木戸や木戸番の廃止も、《分類としては》普及の類いでしょう。(存在する普及 なくなる普及) 身分制 性別扱い ボーダレス
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2023/08/22 16:29

「最初は特例中の特例扱いだったのに、⇒  いつの間にか多数派を占めて、⇒  最後は多数派、⇒ 原則化してしまう」



「普及」も似たようなことを表現する熟語です。

 禁止 ⇒ 特例解除 ⇒ 禁止解除 ⇒ 汎化 のような場合でも、「普及」でもイイでしょう。

ただし、「普及」の一般的な使用は 「好ましい結果を多くの人が享受する」ような意味で使います。 和装・着物が一般的な状況で、洋装が特例中の特例であった、やがて、子供や老人、労働者も洋服になり、家の中でも洋装になる このような場合でも、普及といってもイイでしょう。 生活に関わる多くの変化は、普及と呼んでも、構わないです。 政治に一般人が口を出すのでも、見方によっては、何かの観念が普及したのでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

普及、ですか。でも
「最初は町民のほとんどが原発反対だったんだけど、
 結局なし崩しにされちゃって・・・」
という文の中のなし崩しを普及に変えて
「最初は町民のほとんどが原発反対だったんだけど、
 結局普及されちゃって・・・」
ってのはどうにも不自然ですね。

>ただし、「普及」の一般的な使用は 「好ましい結果を多くの人が享受する」ような意味で使います。

回答者様自身がわかっている様に、普及、というのは一般的には人々が喜ぶようなものが一般に広まることを言いますよね。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機の三種の神器が一般家庭にも普及した、とか。

まあ、原発だって建設して電力需要に応えるようになれば
多くの人が電化生活を享受できるわけですから原発が建って喜ぶ人もいるでしょうけどね。

原発ではなくて暴力団事務所建設、にしましょうか。
「最初は暴力団事務所建設に反対だったんだけど、
 結局普及しちゃってねえ・・・」

やっぱり普及、は似合わないですね。

お礼日時:2023/08/18 09:32

「なし崩し」でよいと思います。


(なし崩しはよくないですが)

三省堂国語辞典 第8版 (2022/1/10)
なしくずし[なし崩し]
ものごとを少しずつ、やがてすっかり〈変える/無意味にする〉こと。また、そうなること。〔多く、よくないことに言う〕「原則をなし崩しに変更する・規則がなし崩しになる」
[由来]もとは「済(な)し崩し〔済す=返す〕」で、借金を少しずつ返すこと。ものごとを少しずつすませることから現在の意味になった。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なし崩し、でいいんですかねえ。
もともとはなし崩しってのは「物事を少しずつ解決する」という意味だったのに、今や「やがてすっかり無意味にする」という使い方の方が多くなってしまい、むしろ「借金をなし崩しに返す」なんて使い方したら
「それ、間違ってるよ、なし崩しってのは、例外規定をいつの間にやら原則に変えてしまうことを言うんだよ、借金返済の話じゃないんだよ」
なーんて言われかねません。

こうしてなし崩しの意味はなし崩しに変わってしまったわけですね。

お礼日時:2023/08/18 01:37

質問者さんの考えている意味合いとぴったり一致していないかもしれませんが、「原則化してしまう」という言い回しは、ネット上に見つかります。



(1) その背景には,訴訟の一方当事者である検察官が閲覧許否の判断をすること,閲覧制限事由が広範に規定されており,閲覧制限が ★原則化してしまっている★ などの事情がある(福島編 1999)。
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SO/0 …

(2) 起を次第に差し控えるようになり、国家が積極的に審理を開始することの方が ★原則化してしまった★。この積極的審理. 主義を糺問訴訟ともいうのである。

*******

この他にも、
"原則化してしまっ"
というフレーズをそのまま検索すると、8例の用例が見つかります。それぞれの文献の中身を読んで、前後の関係から考えて、果たしてそれがご自分の考えている意味に似ているかどうかをご覧になってはいかがでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2023/08/18 01:34

(1) 陳腐化


(2) 常態化

この二つは、ちょっと違いますでしょうかね?お目汚しで済みません。もっと考えて、もう少しマシな言葉を思いついたら、また投稿します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
陳腐化、ってのは「特例がいつの間にか原則化してしまう」というものとはなじまないものかと思います。
常態化、は陳腐化に比べたら少しは近いかな。。。とは思いますが、
「特例だったのにいつの間にか原則化してしまう」という過程の部分を表すのには少し弱いかと・・・

お礼日時:2023/08/16 23:08

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