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南北戦争では、ロシアが北軍を支援していたんですか?

A 回答 (2件)

クリミア戦争でロシアは英仏と戦争しており、その影響もあって当時は英領だった現カナダのブリテッシュコロンビア州から英軍にアラスカ侵攻されかねない恐怖に晒されていた。



クリミア戦争に敗北したロシアに、南北戦争当時の北を支援する余力があったとは思えない。
ただ、アラスカの軍事的防衛に負担に感じていたロシアは、南北戦争前からアラスカの売却を考えており、売却先としては当時の敵性国家だった英国ではなく、米国を考えて交渉に乗り出していたことは事実だ。

南北戦争は、リンカーンの奴隷解放宣言を契機に、すでに人権問題にうるさかった欧州世論が一斉に北に向き始めたことから、欧州からの支援が細った南の苦境が鮮明になり、なおも時間がかかったが北軍の勝利となった。

そしてロシアもめでたく米国にアラスカ売却が成功した。

まあ、ロシアは北軍を支援したのではなく、米国にアラスカを買って欲しかった。そういうことかと思います。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、お二方とも、ありがとうございました!

お礼日時:2023/10/18 17:18

南北戦争では、ロシアを含めて諸外国の介入はありません。



南北戦争の対決点は次の二点です。
・奴隷制を否定する北部 vs. 奴隷制を肯定する南部
・保護貿易を求める北部 vs. 自由貿易を求める南部

当時は北部は欧州製の工業製品に対抗するため保護貿易を求めていました。ですから南部はイギリスの介入を期待していたようですね。
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