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戦争の意味

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質問者：そくらてす
質問日時：2023/12/04 15:58
回答数：30件

人間はどうして戦争するんですか？
戦争がなくなる可能性はあるんですか？

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回答 (30件中1～10件)

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No.22ベストアンサー

回答者： Umidojyou
回答日時：2023/12/05 14:20

人間は生物として大きな欠陥があるからです。

生物が争うときは、正常なら次の３つだけです。

①捕食者と被捕食者、食べる側と食べられる側の争い。
②メスを巡る生殖行動完遂のための争い。
③食料確保、生殖行動の生活圏確保のための縄張り争い

これらは満たされれば、争いは終わります。
腹が一杯になれば、ライオンは獲物を襲おうとしません。ひたすら寝てるだけです。メスとの生殖の目的が達成できれば、他のオスとは争いませんし、弱いオスもボスの隙をついて生殖におよぶ動物は沢山います。
縄張り争いは、生息域が広ければ起こりません。
縄張りを持たない動物は、縄張りが無いところに移動するだけです。

全て生命の繁殖のための本能的欲求から来ているものですから、満たされれば、争うとはしないし、しなくなるものです。

人間もこれだけで済んでいれば、今、起きているような戦争は起こさなかったと思います。

人間の場合、やっかいなのは、進化の過程で木の上にいた猿だったのが、他の種にたぶん負けたのでしょうが、進化の早い時期に生息域をジャングルから出てサバンナに進出したことが、全ての間違いの始まり、戦争をする唯一の生き物になった原因です。

サバンナに適しているような体ではなかった人間は、知恵を発達させて生き残ろうとしました。そのために地理と時間の概念を習得しました。
そして、単独ではなく、集団で狩りをすることで、自分よりも体が大きな動物を狩るようになりました。
そのことで、サバンナに適して進化した捕食者のネコ科の動物などの餌を横取りすることに成功しました。
牙も、速い足も、夜間も見える目も持たない人間が、サバンナで生き残ることができたのです。
しかし、その能力は、生物本来の本能的な領域を逸脱するものになりました。

地理の概念の把握は、自分が日常に行動できる範囲を超えて縄張りを主張する原因になりました。
現代の戦争の原因のひとつ、「国境」の概念を持てるようになってしまったのです。

時間の概念の把握は、自分自身の寿命の残りを元にした行動、過去の過ぎ去った時の記憶に頼った行動規範を生みました。
つまり、過去、現在、未来を考えることができるようになったことで、現代でも各国の対立の原因になっている「歴史」という面倒臭い概念と、時空を超えた存在「神」という存在を、その脳のなかに作ってしまったのです。

集団で狩りをする習慣は、人間を血族などで分ける概念を発達させることになりました。
現代でも対立の主原因である「民族」の概念が誕生したのです。

人間は人間であるがゆえに戦争をするものだと結論できると思います。
人間という文明を発達させた唯一の生物とにとって、戦争は切っても切れない関係にあると思います。

以下は余談ですが、

尚、人間は石器時代にも戦争はしておりました。数々の岸壁に描かれた原始的な石で刻んだ壁画からや、アマゾンの文明非接触民族も争いをしていたことからわかります。
その時代の戦利品は女だったのです。女は捕虜にして、男と子どもは全て殺していました。
栄養や衛生環境の悪さから、大人まで成長できる子どもは非常に稀だった時代は沢山の赤ちゃんが必要でした。子が産める女は貴重な財産だったのです。