誕生日にもらった意外なもの

民には仁政をもって当たらねばならない、締付けばかりでは上手くいかない、ということが、中国古典にはたくさん書いてあるのではないですか?習近平はなんで、真逆を行くんでしょうか?

A 回答 (6件)

>民には仁政をもって当たらねばならない、締付けばかりでは上手くいかない、ということが、中国古典にはたくさん書いてあるのではないですか?習近平はなんで、真逆を行くんでしょうか?



習近平の2機目までは「仁政」だと思われていたからです。

中国の現状に対して、日本人が理解できない部分があって、それは「あまりにも中国は巨大すぎて、人民の価値感が一定ではないし、中国という国家社会を維持する価値観もほとんどない」という点です。

この点日本は「国民の価値感が世界で最も一定で、日本という社会を維持する義務感が世界一強い国」だからです。特に日本人は「国家」と「国土」が同じものだと考えているし、歴史的にも「日本列島=日本」だと思っているのですが、中国人からみて《今の中国領土は、本当の漢民族の領土と同じではない》のです。

もちろんこれには「もっと漢民族の領域は大きい」という人と「もっと小さい」という人の両方がいますが、とにかく日本のように「日本列島=日本国=日本人」という価値観ではない、のです。

このような雑多な価値観の中で、人民の国家認識をある程度統一させ「中国人」という国民を作り、さらに「中国国民による目覚ましい経済発展」を成し遂げたのが習近平の1.2期までの業績です。

だから、中国人民は習近平を強く支持してきたし、それは結局「習近平は仁政を行なえる素晴らしい指導者だ」と思う中国人民が多かったなのです。

しかし、コロナがそれを一変させました。コロナによって「中国政府は、究極の所で人民の生活のことなんて考えていない」ということが見えてしまったからです。

他にも香港に対する強烈な押し付けなどを見て「中国政府は思想の自由を全く認めない」ということが理解されつつあります。

そして今、中国の経済崩壊が進んでいることで、さらに「習近平はダメだ。仁政を為す人物ではない」という評価を大多数の人たちが持つように変化しているところです。

しかし、それを妨げているのが中国政府による情報統制と言論統制で、しかも10億人もの人口があって、経済的にも様々な立場の人たちがいるので、なかなか一つの意見に集約されていかないのです。

>習近平はなんで、真逆を行くんでしょうか?

別に真逆ではありません。単に「1.2期までは上手く行ったやり方が、経済や社会情勢が変わって上手く行かなくなった」だけです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変興味深いご解説の数々、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2024/08/17 10:59

左翼連中なんぞに、【仁政】をと言う考えはまず無いだろうに。


所詮、左翼は共産主義だから、不当な締め付けをやたらに好むようなもんよ。
共産主義=管理主義=官僚帝国主義に久しいんだしよ。
だからこそ、武断革命で左翼連中・官僚連中とかをのめさなアカンわけよ。
    • good
    • 0

民には仁政をもって当たらねばならない、


締付けばかりでは上手くいかない、ということが、
中国古典にはたくさん書いてあるのではないですか?
 ↑
批林批孔運動を知りませんか。

1970年代前半、文化大革命のさなか中国で展開された、
林彪と孔子を批判する運動のこと。
孔子および孔子が説いた儒教、そして儒教を
復活させようとする者とされた林彪が
激しい批判の矢面に立たされた。

批林批孔を通じて、当時の実力者であった
周恩来を失脚させようとする目論みがあったとされる。



習近平はなんで、真逆を行くんでしょうか?
 ↑
中国は豊かになりました。
豊かになると、政治参加の要求が出て来ます。

それを許したのでは、共産党独裁が
崩れるからです。

中国で、一番大切なのは、共産党独裁を
維持することなのです。

そのための締め付けです。


○世界、監視カメラランキング 2019年英国コンパテック調査
 重慶 168、03  台/千人
深圳 159,09
 上海 113,46
 天津  92,87
 済南  73,82
 ロンドン 60,50
 武漢   60,49
広州   52,75
 北京   39,93
 アトランタ 15,56
・・・・・
77位 東京 0,65


○ポイント制

○ポイントアップ
 ボランテア
 政府を賞賛
 高齢家族を介護
 貧困者救済
 財政的信用履歴
 献血
 英雄的行為

●ポイントダウン
 飲酒運転 信号無視
 政府に対する抗議
 高齢の親を定期的に見舞わない
 反政府 投稿
 デマ拡散

○効果
 入学、入社
 公共交通機関
 ローン手続き
 病院待ち時間
 出世
 公営住宅
 自転車、自動車のレンタル手付金無し
 ジムの無料利用
 減税

●罰則
 免許、許可、公共サービスがだめ
 高速鉄道の切符が買えない
 融資がダメ
 政府の仕事を受注できない
 公立学校入学できない
 公務員ダメ
 ネットやテレビで氏名、写真がさらされる
    • good
    • 1

1)習近平に限らず、歴代中国の皇帝は ごくごく一部以外は全部そうでした。


 理由としては、現在、「中国5000年」とか言っていますが、中国という国が5000年続いたわけではないんですね。実際にはいくつもの国があって、それぞれ覇権を争っていたのです。
また、皇帝は絶大な権力を持っていますから、権力欲を持つ人間は暗殺などの方法を使ってでも皇帝になりたがるわけです。
いずれも、強力な権力と武力で抑えないと自分が殺されるわけですから、そうせざるを得ない、という事です。

 実は現在の中国も「一つの中国」とは言えません(台湾の件を除いても、です)。軍閥というものがあって、人民解放軍は「一つの軍隊」ではないのです。なので習近平は人民解放軍の一部が反乱を起こすことを恐れています。中国の武装警察(背中に「SWAT」という表記がある警察)は習近平直属で、その人数は すでに人民解放軍よりも多いです。

2)現在の中国は社会主義国家ですので、個人の行動に制限があります。例えば、自分の土地を持てません。「中国共産党が貸しているだけ」です。他にも いっぱい制限があります。当然、そういう社会では欲求不満が出ます。まして他国の自由っぷりを知ってしまえば なおさらです。
(ちなみに、現在、中国国内では正規の方法ではYoutubeやツイッターにつながりません。また、中国共産党に都合が悪い外国の一部サイトも見れません。また、中国国内専用のネットでも、一部のキーワードは検索することも出来ません。そのキーワードを書きこむと削除されます。最悪の場合、逮捕されます。そんな「井の中の蛙」なので、中国の若者は本気で「今の中国はアメリカより強い」と思っています・・・)
 そういう欲求不満を抑えつけるために締め付けが必要なのです。
    • good
    • 0

易姓革命の国ですから、徹底的に締め付けないと寝首掻かれます。


誰も信用できない。だから仁政はそのあとで考えます。
    • good
    • 0

よく言えば、皆が共産主義的満足感を享受できるように、厳しく指導教化している訳です。

    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


おすすめ情報

このQ&Aを見た人がよく見るQ&A