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国宝のお城は創建当時の外観に修復するのに対して仏像はなぜ建立当時の彩色に再建しないのでしょうか?

A 回答 (5件)

日本には室町時代に確立したとされる「わび・さび」の文化の影響でしょう。

年月の経過により落ちついた色が歴史を感じさせむしろ素晴らしいという発想ですね。

ですから金ぴかの仏像よりもむしろ「落ちついた色」に美を見いだすということです。でもこれはなぜか寺に限定した発想ですね。神社などはいつも新しい色にぬられています。

私も神社だったらそんなに抵抗はないのですが寺が真新しい白壁や朱の柱になっているとちょっと違和感を感じます。

これは良いか悪いかは別として日本文化のひとつの特色なんでしょう。
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日本の仏像の多くは、埃を払うことがあっても、修復を意図的にしないのです。

特に国宝級の仏像はその傾向が強いですね。

平安末期以降の貴族の代表的な美意識である「侘び寂び」の価値観の影響が大きいでしょう。
元々は金箔を貼ったり鮮やかな彩色で豪華絢爛だった仏像も、古びてみれば黒ずんで至って地味な存在になった訳ですが、そういう地味な仏像もシンプルに有難味が感じられ、歴史的な重みが加わった印象が深まっている。
そういう美意識が、豪華絢爛な存在を却って軽く思わせてしまう。だから修復をわざとしない。損傷した部分を修理補修するにしても、古い同質の素材を使う。
そういうことかと思います。

城の修理は、規模がデカすぎて、昔の似たような素材はもう用意できません。であれば、できるだけ創建当時の外観に似せようという発想にならざるを得ないのでしょう。
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仏像は一般に寺が所有していますね。

住職や檀家が協議して完成当時の姿にするのか見苦しい所だけ直すのかといったことを決めます。当然予算の制約もあります。市町村など行政の援助を受けられることもありますが行政は特定の宗教に介入できないので美術品としての要素の部分だけしか援助してくれません。美術価値あるいは学術価値がないと判断されれば援助はありません。つまり寺、檀家、行政との協議でどのレベルの修理にするのかとか費用負担をどうするかが決まります。
城も所有者と行政の意向でどう直すかが決まるのでしょうが観光として要素が大きいでしょう。
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>お城は創建当時の外観に修復する


そのようなことはないでしょう。
そもそも「創建当時の外観」など資料が無いので判りません。軍事機密ですからね。
わかるのは精々幕末に撮られた写真程度です。あとは近代になってからの修復で変更された箇所程度。
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再建してる仏像もたくさんありますよ。

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