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漢文の中で、特にこの「也」「哉」「乎」三字を、どういう場合は「や」と読み、どういう場合は「か」と読むのか…(以外の読みもありますが)という見分けがつきません。

試験等ではルビが振っていないのでお手上げです。
是非、これらの語の読みの判別方法をご教授ください。お願いいたします。

A 回答 (4件)

高校漢文であれば、こんな感じでほぼ間違いないでしょう。



反語の場合は「や」
疑問の場合は、
  疑問詞があれば「や」
  疑問詞がなければ「か」(ただし、「也」は「や」)
詠嘆
  感動詞(噫、于嗟など)があれば「かな」
  疑問・反語の形であれば、上記の疑問・反語の場合」と
  同じなので、特に意識する必要はない

疑問と反語の区別は、
  否定にして意味が通れば反語、通らなければ疑問
  (多分、ほとんどこの分け方で良いが、
  わからないときは前後の文脈で判断)

教科書の例文で確かめてみてくださいませ
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漢字には、一つ一つに「意味」がありますね。


それをまず理解しましょう。

「也」=「なり(訓)」=「……である」
「哉」=「かな(訓)」=「……だなぁ」
「乎」=「か(訓・音)」=「……なのかっ!」「ああっ、……なのかあっ!!!」

で、「也」を「か」と訓読することはありませんよ。
問題は「哉」と「乎」ですが、

「哉」
「オレは騙されていたのか、ひどいなあっ!」なら「か!」
「なんという美しい女性なんだろう、惚れ惚れするなぁ」なら
「かな」

「乎」
これは「びっくり」という意味なので、「や!」でも「か!」でもかまいませんよ。入試答案に「!」は書かない方がよいと思いますが。

だから、そこまでの「文脈」が分かっているかどうかで、解答欄に正しい訓読が書かれるかどうかが決まります。
というわけで、漢文の問題というのは、漢文で書かれているということを除外すると、ほとんどがフツーの国語のフツーの問題なんですよ。
そう思ったら、怖くないでしょう?
頑張ってくださいね。
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こんばんは。

自分が高校生のときは、こんな風に区別していました。
 漢文の訓読法は日本人が読み習わしたものなので、基本的には文語の文法(古典文法)に従います。ですから、「哉」の字を「か」と読むのか「や」と読むのかは日本語の文法(その当時、つまり古典)に従います。古典文法の係助詞のところに「や」「か」というよく出てくる助詞がありますが、「や」は終止形に接続します。「か」は連体形に接続します。(注:「や」、「か」が文末にある場合のみ)
 したがって「我受試験哉(私は試験を受けますか)」は「我試験を受くや」(「受く」が下二段動詞「受く」の終止形であるためそれに続く助字の「哉」は「や」と書き下します。
 そして「我試験を受くるか」(「受くる」が下二段動詞「受く」の連体形のため、続く助字の「哉」は「か」と書き下します。

 もし私の解釈に間違いがあれば、どなたかご指摘ください。
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 こんにちは。


疑問形に関しては「や」でも「か」でもかまいません。
要するに係助詞の「や」「か」が使われていて、現代の日本人には疑問の係助詞「や」と「か」の区別ができないので、どちらでもかまわないのです。
入試問題で疑問形の書き下し文をさせる時、選択肢つきの設問になっているのはそのためです。

ただし、定期テストなどでは教師が上記の事情を知らないことが多々あって「教科書通りの読み」を要求してくるので、教科書の読みに従ってください。

それから、反語形になれば「や」です。
反語形は「未然形+ン(ヤ)」で終わるという確固たるルールがあるので、ここさえ抑えておけば大きく誤ることはありません。

また詠嘆での読みはさほど重要視されませんが、「や」で読んでおけば大きな間違いとされることはありません。詠嘆の「や」も「か」も、現代日本人にその使用方法の違いは分からないからです。

とにかく反語形は「や」と読む、それを抑えておいてください。

お役に立てれば幸いです。
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