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古文での質問です。
「いとうれしき事ならずや。」
という文の訳が、
「たいそううれしいことではないか。」
となっているのですが、この場合の「や」は終助詞の「や」ですよね?そして、その上の「ず」は打ち消しですよね??(もしかして、打ち消しでない???)
打ち消しであれば、なぜ「大してうれしいことではないことよ。」などの訳にならないのでしょうか?

A 回答 (5件)

こういう場合の「や」は終助詞なのか係助詞なのか議論が分かれており、したがってまともな大学入試問題には出ません。

「係助詞出身の終助詞」と言ったところでしょか。論理的には「大してうれしいことではないことよ。」という訳も成り立ちますが、「すっごくうれしくなかった?」の意味が「私はたいそううれしかった。あなたもそうだろう。」であって「あなたは全然うれしくはなかったでしょう?」という意味にならないのと同じで、「そういうもんだ」と割り切って古文に慣れてください。国文学科出身。
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終助詞「や」は、終止形につく場合、問い尋ねる気持ちや疑問あるいは反語の意を表わすのに用いられます。


「ずや」の「ず」は、打消の助動詞「ず」の終止形ですから、
「~ではないだろうか。いや、~だ」
と訳せばいいと思います。
論語(漢文)にも、
「またうれしからずや=なんとうれしいことではないか」
というのがありますよ。
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「ずや」を見ると、若山牧水の詩を思い出します。



【白鳥(シラトリ)は 哀しからずや 空の青 海のあをにも そまず ただよう】です。

この詩の意味は、
★白鳥は 空の青にも海の青さにも染まらず漂っているが、哀しくないのであろうか (いやきっと哀しいはずだ)と白鳥の孤独さを詩っているのです。

この( )の中感情・思いが 「哀しからずや」の「ずや」に込められているのだと思います。

ですから、例文も、とても嬉しいことではないのではないか、いや、このうえなく嬉しいことだ。となるのです。
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「や」は係助詞の用法と考えます。


文法の本などに載っている係助詞の「や」は
疑問・反語を表して、
「・・・か」。 
あるいは
「・・・か、いや・・・ない」
という意味を持ちます。
「ず」は否定ですが、
「うれしいことではない」と否定しながら
「うれしいことだよなぁ」という気持ちを持っていて
同意を求めるような疑問文になっているのではないでしょうか?
(↑これも同意を求める疑問文になっていますけど)
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もちろん、「ず」は打ち消しです。


反語なんですね。
反語とは、断定を強めるために、言いたい意の肯定と否定とを反対にし、かつ、疑問の形にした表現です。
現代文でも、「そんなこと知るものか」などといいますね。
「そんなこと知らない。」というのと同じ意味ですが、否定文を肯定文に変えて、疑問の形にすることで、一層、意味が強まっているでしょう?
「いとうれしき事ならずや。」は、この逆で、否定の文を疑問のかたちにすることで、肯定の気持ちを強めています。
だから、意味は「たいそう嬉しいことではないか。」となるわけです。
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