初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

級数法の減価償却の仕方ですが、
定額法も定率法も、期中に取得、除却などをした場合、月割り計算をしますよね。そして、次の期は、次の期の償却をしますよね。
ある問題で、備品は耐用年数4年、1年6ヶ月償却済みで、
1期目取得時は 6か月分償却
(取得原価×0.9×4/10×6/12)、
2期目は1期目で償却していない6か月分と、2期目の6か月分を償却
(取得原価×0.9×4/10×6/12 + 取得原価×0.9×3/10×6/12)
しているのが答えとなっていました。

1期目は、6か月分償却、
(取得原価×0.9×4/10×6/12)
2期目は2期目分を償却する
(取得原価×0.9×3/10)
のではないのでしょうか?

教科書にも載っていないので、納得いかず、覚えればよいのですが、納得がいかないことは頭に入らないので、困っております。
お分かりの方、お教え願います。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

まず着眼してほしいことは、その固定資産を取得したのが


「取得期(第1期)の期首ではない」ということです。
よって、
第1期=6ヶ月分
第2~4期=1年分
第5期=6ヶ月分
を償却することとなり、耐用年数こそ4年でも
暦日では「5ヵ年またがり」で償却することになります。
級数法のイメージですが、下記以降の図は2列で1年として考えてください。
1■■■■
 ■■■■
2■■■
 ■■■
3■■
 ■■
4■
 ■

もし第1期の「期首に取得」したのであれば、第1期末決算終了後は
1□□□□
 □□□□
2■■■
 ■■■
3■■
 ■■
4■
 ■
となりますが、今回の場合はあくまでも第1期は半年分しか償却しませんから、第1期末は
1□□□□
 ■■■■
2■■■
 ■■■
3■■
 ■■
4■
 ■
となります。そしてこの固定資産は第2期末の決算では
1□□□□
 ○○○○  … ココが「取得原価×0.9×4/10×6/12」 
2○○○   … ココが「取得原価×0.9×3/10×6/12」
 ■■■
3■■
 ■■
4■
 ■
の ○ の部分を償却することになります。
それが上記の模範解答の式の意味です。

もし2年目で、sakura0702さんがお考えになった
「取得原価×0.9×3/10」で償却をやると、
1□□□□
 ■■■■
2○○○
 ○○○
3■■
 ■■
4■
 ■
となってしまい、取得後7~12ヶ月目相当の部分を飛び越してしまうことになります。

おわかりいただけたでしょうか?
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この回答へのお礼

なるほど!
とってもわかり易い図をありがとうございました。
最後の飛び越してしまうというのを見て、感動なぐらい納得がいきました。
本当に、感謝しております。
皆様ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/23 19:51

耐用年数が4年ですので、購入から4年で償却することになります。


上の問題ですと、2003年10月に購入し、2007年9月に除却すると考えることができます。
例えば、資産を10万円とし、全く決算などを考えずに級数法で減価償却をすると、
1年目(2003年10月~2004年9月)は、36,000
2年目(2004年10月~2005年9月)は、27,000
3年目(2005年10月~2006年9月)は、18,000
4年目(2006年10月~2007年9月)は、 9,000
となります。
ですが、途中に決算があるため、上のように処理することはできません。
未払費用や前払費用などを期間配分するのと同じように、減価償却費も期間配分を行います。
よって、2004年4月~2004年9月分の18,000と2004年10月~2005年3月分の13,500を2期目の減価償却費として処理するのです。
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この回答へのお礼

なるほど、そうですよね、未払費用などは期間分配するのですから、減価償却もするのですね。
定額法や定率法では気付かなかっただけだったんですね。よくわかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/23 19:28

耐用年数4年なので、10マスになることは解りますね?


4マスの部分は購入から12ヶ月分になります
3月決算で1月購入だと
1月から12月で4マス分の償却を行います。
最初の決算は4マス分のうちの3/12です。

先ほどの回答で図にしようとしましたが、どうしてもズレるので、文字だけにしました。無理矢理図にしてみましょう。(一列の四角が3ヶ月)

1年目は
 ■□□□
 ■□□□□□□□
 ■□□□□□□□□□□□
 ■□□□□□□□□□□□□□□□

2年目は
 □■■■
 □■■■■□□□
 □■■■■□□□□□□□
 □■■■■□□□□□□□□□□□

となります。
ちなみに、私はこの四角ごとに一つのマスと考え、総マス数40として、
 1年目4/40、2年目15/40
として計算します。
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この回答へのお礼

図までお書きいただき、丁寧なご解説ありがとうございました。
でもいまいち納得がいきません・・・。
理解力が足りないのでしょう・・・。
覚えるしかないのでしょうか。

お礼日時:2006/02/19 13:35

3月決算で1年10月購入としましょう。


01年10月に購入で耐用年数4年ですから、05年09月までの償却になります(決算でいうと06年03月まで)。
01年10~02年09月が4マス、02年10月~03年09月が3マスと考えられます。
そこで、
02年03月の決算では4/10×6/12、
03年03月の決算では4/10×6/12+3/10×6/12
となります。

参考URL:http://bokiron.livedoor.biz/archives/11502302.html

この回答への補足

ちなみに、6ヶ月でなく、たとえば
4月~3月の会計期間で1月購入だとするとどうなるのでしょうか?
3ヶ月ですから、
4/10×3/12
4/10×9/12+3/10×3/12
となるのでしょうか?
私の考えですと、なぜ、1期目はすでに3ヶ月償却しているのに、また1期目の9か月分が2期目の償却のときに出てくるのかがわかりません。
考え違いなのでしょうか?

補足日時:2006/02/19 02:57
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この回答へのお礼

お早いご回答、ありがとうございます。
私の持っている解答にもそうなっていたので、
それはわかるのですが、なぜそうなるかという理屈とか、納得しやすい理由があれば、と思うのですが、
理由なんてないのでしょうか?
覚えるしかないのでしょうか?
まだ、お分かりになる方、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2006/02/19 02:57

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