メモのコツを教えてください!

簿記検定のテキストによると社債を割引発行した場合社債の発行価額に社債発行差金償却額を加算した額が現在の社債の価値であると書いてあるのですが、どうしてこれが現在の価値なんですか?現在の価値って何ですか?

A 回答 (2件)

まず、社債発行差金というのは、割引発行された社債を例に取りますと、額面より低い価格で発行された社債のことを言います。

しかし、安く発行されたのは、社債のクーポンレートより、市場金利の方が高かったので、市場金利に合わせる格好で安く発行せざろうえなかったからです。例えば、額面100万円、クーポン5%、期間5年と設定され、発行価格95万円であれば、市場金利は5%より高いと想像できます。100万円と95万円の差額5万円は、社債発行差金と呼ばれますが、これは、発行時に95万円で売った社債を、社債償還時に100万円で買い戻すと言う意味です。つまり、差額5万円も利息です。考え方を少し変えますと、利息は、時間の経過とともに発生します。95万円で購入した社債を購入した時点では、95万円の価値しかありません。しかし、1年後、社債を償却する時、5年後に95万円の社債を100万円で買い取る訳ですから、時間の経過にともない、差金5万円の一部分は、社債簿価を引き上げる効果があると考えて良いと会計では考えます。つまり、償還時に、100万円と95万円の差額である5万を、一括して、利息収入とすることを、会計は許さないわけです。
社債の償却方法ですが、これは、基本的には2種類ありますが、コンセプトだけ理解すれば、定額法だけ理解すれば良いでしょう。
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社債発行差金を資産性がある(前払利息のような)ととらえた場合、現時点の価値は未償却額を含めますよね。


けれど、違う説(評価勘定説)では社債のマイナス部分ととらえます。
質問者様は後者ととらえておられるものと思います。

前者の方が今のところ一般的のようです。
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