プロが教えるわが家の防犯対策術!

今学校で新学習指導要領の良さと悪さについて調べています。
大まかな事は(特に悪さについて)分かるのですが、もっと詳しく知りたいので
教えてください!お願いします。

A 回答 (5件)

一応、中学校で教師をしている者としての、回答です。


(でも、まだ、新要領でスタートしたばかりで、不勉強なので、「自信なし」にしました)

これまでの指導要領は「教えなければならない上限」でした。それがこの度の新要領では、「下限」になっています。(と、文部科学省は言いましたよね?)つまり「ここまではどの生徒にも理解させたい」という目安なのです。
これまで、「こんなにたくさんやらなきゃいけない」と思っていた生徒にとっては、だいぶ負担が減っているはずです。
そして、指導要領の内容を越えた、発展的な内容を授業で扱うことも可能になりました。だって、「下限」なんですから。

ただし、このことが、マスコミなどから「学習内容の削減だ」とか「学力低下の元だ」と言われています。「学力格差を広げる」とも言われています。
そうならないように現場の教師は、日々、努力しています。
教師にとっては、単に生徒に教えるだけが仕事ではありません。自分たちが描く理想を追い求め、理想を実現させようと試行錯誤をくり返し、自らが学ぶことも大切な仕事です。

ksnowkさん自身が教わった先生で、今も現職の先生にも、これと同じ質問をされみてはいかがでしょう。現場の生の声が、本音が聞けるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
下限になったことで出来ない子を基準になった事は知っています。
しかしそれ以上をするかは、教師の力量にかかっていると思います。
現場の教師に聞く機会があれば尋ねてみたいです。

お礼日時:2002/05/28 22:36

小学生2人を持つ母親です。

学習指導要領の詳しいことは分かりません。やはり、詳しいことは、現場の先生に聞くのが一番でしょう。

そこで、「新学習指導要領で学習しているものの親」として感じていることを書きます。

世間で一番問題になっているのは、学力の低下ですが、実際そんなに落ちるものでしょうか?授業参観や宿題を見た限り、とてもそうとは思えません。むしろ、自分たちで調べたり発表したりすることが増えて(私が小学生だったころより)子供は楽しそうです。新聞などで、各地の先生がいろいろと取り組んでいることを紹介してますが、あれも指導要領の枠が緩んだおかげなのではないでしょうか。学力低下について言えば、塾や通信教材の会社などが、親の不安に付け込んで煽っている面もあると思います(今までのようにしていたら将来真っ暗!!といわんばかりですもん)

あと、親として「いいことだ」と思うのは、世間が子供のことに関心を持ってくれることです。公共施設をはじめ、土曜日のイベントが増えています。私が入っている生協でも、子供向けの学習会や体験ツアーが増えているようです。

確かに、指導要領にしても介護保険制度にしても矛盾が多々でてきて、「ちゃんと現場をしっとんのかい!ポリシーもっとんのかい!!」といいたくなります。けれど現場の先生(少なくとも内の学校の先生)は、現実として目の前にいる子供たちを教えなければいけないのですから、文句を言うひまがあったらより良い授業をしようとがんばってますよ。(だから、現場の先生に話を聞いたら、と最初に書いたのです)

では、いったい役所(省庁)は何のためにあるのか、と言う疑問も出ますが、本筋からそれるのでやめます。
どんな調査結果になるのか楽しみです。がんばってください。できたら、どこかであなたのレポートが見られるとうれしいな。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
参考になりました!機会があれば現場の教師に尋ねてみたいです!

お礼日時:2002/05/28 22:31

私は娘を公立の小学校に通わせている父親です。



新指導要領については、3月の学年末の説明会で校長より説明がありました。
都会にありながら畑が多いわが小学校では、野菜をつくって町内で売る。それが総合学習のテーマだそうです。
勿論、「勉強しないできゅうりを作ってそれでいいの?」という質問が保護者から出ました。
校長は、その質問に、栽培実習の意義のみ説明し、そのことでないがしろにされる学習内容について言及しませんでした。

校長の話を聞いていると、まるで大正デモクラシー期の羽仁五郎の自由学園や窓際のトットちゃんで有名になったトモエ学園の理想教育をおもってしまいました。
理想で始まったそうした教育が卒業生が社会と適合できず苦労したため、その後廃校になったり、成城学園や玉川学園のように方向転換したという歴史を、教育界に数十年いる校長ともあろう方がご存知ないのか…。
と、疑問に思いました。

いや、疑問というのではありません。
こどもにとって1度しかない小学校生活を誤った方向で進めることに何の疑問を持たない校長に、非情を感じました。
羽仁進のように映画監督になったり、黒柳徹子のように女優になったり、寺島尚彦のように作曲家になったり…。
そういう芸術家になるのならそういう理想主義教育もいいでしょう。
でも、われわれがいるのは普通の公立の小学校です。

文部省の指示どおりにやる。そのことが目の前の児童をないがしろにすることだときずかない。
それは、浅はかな行為なのではなく、自分の保身のために児童の将来をだいなしにする非情な行為だといえるのではないでしょうか。
情けある全国の小学校・中学校では、文部省の指示に抗して対策を講じているのに…。

※この「校長が非情である」という私の感情が、この回答を書かせているということをお許しください。



質問者の方は新学習指導要領の良さ・悪さについて学校で勉強しているということですから、教員になるための勉強をされている方でしょうか。

だとするならば、新学習指導要領がどういう社会のムーブメントの中から生まれてきたか。そして、その策定にあたった人達がどういう人生を送ってきたかということから、新学習指導要領の背景・本質を推理していくということも重要なのではないかと、私は考えます。

これは私の推理であり、憶測でしかないのですが…。

物事の本質を理解しようとしないで、目標もなく、ただ教育ママの言うことを盲目的に信じて、試験のためだけに勉強をして、大学に受かり、でも、自分のやりたいことに目をつぶって試験のためだけに勉強してきたために、自分がほんとうにやりたいことを見つけることができなくて、安定や周囲への見栄などから、教員や教育委員や文部省の役人になってしまった。
そういうお偉いさんたちが自分たちの悲惨?な人生を反省して、憶えるだけだけの勉強はやめよう。むやみな暗記はやめよう。という新…要領をつくったのではないかと思います。



だけど、世の中はそれだけではない。

おなじ日本の教育を受けた人でも、能力も独立心もある高橋さんは、青色発光ダイオードを開発したし、ゲームの世界を世界一に引っ張っているのも、日本の精鋭たちです。
ただ、彼ら、学校時代から自分のやりたいことを見つけられた幸運な人たちが、暗記勉強を強要されて、無力感にさいなまれたり成績不振に悩み、暗い学生時代を送ったことは事実でしょう。



問題は、「ゆとり教育」という目標の立て方の矮小さです。

教育における目標のたてかたは、whatつまり、どういう人間を育てるか。
であって、
howつまり、どうやって教育するか、ではない筈です。

教える側の軸足がしっかりしていないから、他に教えること自信がもてない。
自らの人生を肯定できないから、自分の人生を足がかりにして他人を教育することができない。
それでは、マクドナルドのマニュアル店員と本質的に変わりがない。もっといえば、「ポテトもいかがですか」という店員には、売上増強させれば自分のギャラも上がるかもしれないというかすかな望みがあるが、硬直した公務員である教員にはそれもない。

もし、「ゆとり教育」の目的が、ゆとりのある人間を生み出すための教育であるというのなら、それは、目標に向かって地道な努力することを否定するとともに、社会を停滞に導くものでしかないでしょう。

世のおとうさんたちは、リストラの恐怖と戦いながら残業に励んでいるのです。
華やかに見えるテレビタレントさんも、朝早くから深夜まで働きづめに働いているのです。そういう現状をしりつつ、ゆとりなどと言うことをこどもに押し付ける。教育の現場と社会の乖離に何も思いをいたさないのはどういうことでしょうか。



質問の主旨とは離れてしまいましたが、新…について考える前に、その根本。
日本の教育はどういう大人をつくりたいのか。
まず、そのことについて検討すべきだと思います。
その論議の先に新…の話が出てくるのではないでしょうか。

木を見て森を見ず。
または、腐ったりんごはひと口噛めば分かる。

そう思い、回答しました。

大人とは我々の社会のことです。
偏差値の高い大学に入って、就職人気ランキングの高い会社に入って、おいしい生活をする。
果たして、そういう人生が最良のものだと考えてよいのだろうか。
否、日産自動車の破綻以降、そんな人生など架空なもののはずですが…。
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この回答へのお礼

素晴らしい御意見ありがとうございました。
参考になったというより、なんだか勉強になりました!
また調べてみたいと思います。

お礼日時:2002/05/28 22:20

私、現場のものですがまだ不勉強ですので、「自信なし」にしています。



今回、一番救われた気持ちになったのは、実技系の教科における「絶対評価」が本格的にできるようになったことです。

他の教科で、絶対評価が本当にいいかどうか、というと、ちょっと疑問です。しかし、特に私の好きな「音楽」が、今まで相対評価であったことは、個人的には耐えがたい苦痛でした。(といって文部省に怒鳴り込みには行かなかったのだから同罪なのですが。)

最近の子たち、みんな、歌が上手です。音楽の好きな子たちばかりです。そんな子達に、「人数の割合は決まっているから」ということで、1や2という評定を出していたのは、本当に罪でありました。一生に及ぶ烙印を、「相対評価」という名のもとに与え続けていたのですから。おそらく、美術や体育の先生たちも、同じ気持ちでしょう。でも、特に音楽は、子どもへの影響、大きかったと思います。

ただし、絶対評価になると、今まで以上に厳密なデータから評価をしなければいけないので、厳しいですけどね。はっきり言って、音楽など、「意欲的であるか」「音感がよさそうか」という、アバウトな世界での評価ですから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
実技教科では、評価方法が変わったところが良くなったということですね。

お礼日時:2002/05/27 23:57

要領のいい人は、適当に暗記をしていたら出来てしまう問題が多くなる、ということが思いつきます。

要領が悪い人でも頑張ればそこそこ行ける、というのもですね。

例を出すならば、高校の入試問題のレベルがみんな揃って落ちる、という感じでしょうか?実際に少しは下がるのかも知れないですけど。

私も悪い所ならいくらでも思いつくんですけどね~(笑)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうですよね・・悪いところなら色々と挙げることが出来るのですが、
良いところといわれると・・・学習指導要領に書かれていることぐらいしか
思いつかないんです。

お礼日時:2002/05/27 23:35

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