No.5ベストアンサー
- 回答日時:
再度kirakira777です。
まずはこれまでのほかの方からの回答に訂正と補足をさせてください。
>腹部には胃ろうの接続部分が出ていますので、毎日のケア(これについてはさまざまあると思います)が必要になります。
小さな穴ではありますがキズをつけるわけですので、消毒等の処置が必要です。
ただし、それはきちんとした穴が出来上がるまでのことです(だいたい1週間程度)。
ピアスの穴を開け、きちんとした穴が出来上がるまでは消毒をしますが、出来上がってしまった穴は消毒する必要がありません。それと同じことです。
穴が出来上がってしまえば消毒をする必要もガーゼを貼っておく必要もありませんし、何もせずにそのままお風呂に入り、普通に石けんで洗い流すことが出来ます。
>食事をするために起きる、食事をするという動作がなくなりますので日常生活の行動範囲が限定され、刺激が少なくなる。寝たきりにならないような配慮が必要になってくる。
>胃ろうとなったからといって誤嚥性肺炎のリスクが減るわけではありません。また、口から食事をとらないからといっても口腔内のケアも重要になってきます。
これらに関しては「胃瘻だから」ということではありません。
点滴でも同じことが言えます。
ただ、点滴であれば「注入した栄養剤が逆流して肺炎を起こす」ということは避けられるかもしれません。
しかし、点滴による感染は誤嚥性肺炎以上に重大な事態を引き起こします。
>胃ろうを通して栄養剤を注入する際、必ず義父は痛がりました。(植物状態でまばたきも出来ない人がです。)
このように注入時に何か痛みがあるとすれば、何らかのトラブルが起こっている可能性があります。
何も問題なく造設し、管理出来ていれば注入時の痛みはないはずですので、胃瘻にすれば「注入ごとに痛い思いをする」というわけではありません。
>胃ろうは衛生上半年くらいしか持たないので半年後とに別の場所に穴をあけて取り付け直す必要があると聞きました。
人工のものですので劣化は避けられません。
取り付けたもののタイプによって違いますが、1ヶ月~半年に1回ぐらいの交換が必要となります。
ただ、もとの穴に通しますので、穴を開けなおすことはありません。
(何らかのトラブルでもとの穴が使えなくなっていれば話は別です。)
半年おきに交換するタイプだと交換時に多少痛みを伴うようですが、点滴の針を刺すたびに痛む(しかもなかなか入らないので何度も・・・)→液が漏れて痛む→また刺しなおして痛む、と下手すれば1日に何度も痛い思いをするのに比べれば、はるかに少なくなると思います。
また、まだまだ一般的ではないようですが(当院でもまだ1例のみです)、2~3年交換しなくても良いタイプの胃瘻カテーテルも出てきています。
そしてここからはこれまでの回答に触れられていないことですが、腸を使わない期間が長くなると腸の粘膜が萎縮してしまい、細菌が腸の粘膜を通り抜けて体内に侵入しやすくなると言われています。
口から食べるなりチューブを通すなり、まずは腸から栄養を吸収するような方法を検討する、それがどうしても難しいような場合は点滴で・・・、つまり、「使える腸は使う」のが今の栄養療法の主流の考え方です。
というわけで、もしわたしが質問者様と同じ立場で「胃瘻か点滴か」を迫られるのであれば、胃瘻を希望すると思います。
ギリギリまで胃瘻をしないで頑張ってもやはり難しく、ご家族が「やっぱり胃瘻にしたい」と言われたときには胃瘻をする体力すらない、そんな患者様を少なからずみてきたからかも知れませんが・・・。
あくまでも「わたしなら」ですので、質問者様にもそうしていただきたいというわけではありません。
その病院の事情や今後のこと(施設か在宅か)などいろいろな情報を仕入れ、よりよい選択をしていただければと思います。
参考になりそうなホームページをご紹介しておきますね。
相談室(掲示板)は会員登録が必要ですが(登録料等はいりません)、細かいトラブルやその対処法についてのやりとりがなされていますので、ぜひとも目を通されるといいかと思います。
参考URL:http://www.peg.or.jp/
本人の意思を尊重し、話しました。胃ろうを造り体力回復して退院したいと、決意しました。本人、医師、看護士、介助の方、家族で頑張ります。懇切丁寧な回答、本当に有り難う御座いました。心より感謝致します。
No.3
- 回答日時:
私の義父も脳卒中で倒れ植物状態で寝たきりとなり胃ろうの手術をしました。
義父は元気なときに食べるのが何より好きだったことと、点滴だけで日に日に痩せていく姿があまりに痛々しかったので手術しました。
でも、胃ろうを通して栄養剤を注入する際、必ず義父は痛がりました。(植物状態でまばたきも出来ない人がです。)
見ていた側としては個人的な意見ですが、あまりおすすめできないです。
あと、胃ろうは衛生上半年くらいしか持たないので半年後とに別の場所に穴をあけて取り付け直す必要があると聞きました。
今日、本人(意識がはっきりしており、会話が出来る)に話しをして、胃ろうを造る事にしました。本人、医師、看護、介護の方、家族で頑張って回復し退院させてあげたいと思います。回答、有り難う御座いました。
No.2
- 回答日時:
うちのおばあちゃんも胃ろうの手術をしました。
88歳です。認知症の末期で、咀嚼(カミカミする行為)すら忘れたかのように、口に含んで嚥下(ゴックンする行為)もままならず、サラサラした水気のものは元よりプリンやゼリーでさえもむせる事が多くなり、IVHという高カロリーの点滴のみで栄養を体内に入れていました。栄養不足からジョクソウが出来やすくなりました。その頃、先生から胃ろうの手術を勧められました。私の理解では、そう難しい手術だという印象は受けませんでしたが、やはり、お腹に直接穴を開けると言う事は高齢のおばあちゃんにはかわいそうだと家族で話し合いました。
おばあちゃんは、認知症で、会話こそ成立しませんが、私達家族が会いに行くといつもニコニコして話しかけてくれましたし、答えてもくれます。栄養さえしっかり入れば元気になるのではないかという希望を持って胃ろうの手術に同意しました。
説明はあったと思いますが、いくつか胃ろうにも種類があるようです。うちのおばあちゃんはペグという胃ろうを作りました。へその少し上の胃に直接穴が開いています。ふたのような物がついていて、そこに点滴に似たボトルの様なものに、エンシュアリキットという高カロリーのジュースみたいなもの(口からも飲めるものです)300mlを1時間半ほどかけて落とします。その後、100ccの水を落として食事は終了です。
個人差はもちろんあると思いますし、全ての人にいいのかは分かりませんが、うちのおばあちゃんの場合は、胃ろうを作って本当に良かったと思っています。
入院中に胃ろうの扱いを教わりました。穴を開いた所が時々ジュクジュクすることがあるので、清潔なガーゼでふき取り、お腹が張ってガスがたまっているようならフタを開けて優しくお腹をマッサージしてガスを出す。エンシュアを入れる時の姿勢、ボトルの消毒の仕方などなど、どれも慣れれば簡単です。何より、体内に栄養が入るようになった事で体重が増えて、ジョクソウが完治したこと。驚くほど元気になりました。最初は3食エンシュアを入れていましたが、プリンややわらかいお菓子など好きなものは口からも食べれるようになり、昼はエンシュアを100mlにして、後は口からマッシュ状の食べ物を食べる練習をしています。食べない時は残り200mlを入れるようにしています。
認知症があるので、胃ろうのチューブを引っ張って抜いてしまった事が1度ありましたが、今はテレビを見ながら上から布団をかけておいてあげると抜く事もなくなりました。むせて誤嚥のリスクと隣りあわせで食事を摂ってもらっていた頃の事を考えると、今は安心していられることも、家族にとっては大きな事ですし、おばあちゃん自身も苦しい思いをしなくて済んで、本当に良かったねと話しています。
高齢者を家で看るのははやり大変ですが、IVHの点滴に一日中繋がれて時には漏れて細い血管を腫らせていた頃の方が私はつらかったし、その間は、動かない様にベッドに縛られていましたので、うちの場合は、胃ろうにして本当に良かったと思っています。
長々とすみませんでした。参考になるかどうかは分かりませんが、体験談として受け取って頂ければ幸いです。
今日4月22日、本人に話しをし胃ろうを造る事にしました。はじめは、点滴も胃ろうもいやだと言っており、退院したいの一点張りでしたが、退院の可能性のある胃ろうによる栄養摂取で頑張る事にしました。早く家に帰ってきて、生活させてあげたいです。回答とても参考になりました。助かりました。有り難う御座いました。
No.1
- 回答日時:
胃ろうですが、一般的には内視鏡下(いわゆる胃カメラ)で行われるとおもいます。
以後の負担とうについてお話させていただきます。
胃ろうとなりますと高栄養な液状のもの(1200~1400calなど人によります)を接続し、点滴のようにゆっくり時間をかけて落としていきます。
普通に食事をするというスタイルとはまったく異なります。
また、腹部には胃ろうの接続部分が出ていますので、毎日のケア(これについてはさまざまあると思います)が必要になります。
胃ろうの患者様になりますと、食事をするために起きる、食事をするという動作がなくなりますので日常生活の行動範囲が限定され、刺激が少なくなる。
寝たきりにならないような配慮が必要になってくる。
また、胃ろうとなったからといって誤嚥性肺炎のリスクが減るわけではありません。また、口から食事をとらないからといっても口腔内のケアも重要になってきます。また日々口腔内をケアすることにより良い刺激となります。
うまくはまとめられませんでしたが、ご参考までに。
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