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新聞で見かけた英文です。
後半部分ですが、so~thatの構文で、thatの省略された文で、しかも、<so parsimonious it goes undermarked>は<an aid package>を後置修飾していると思うのですが、正しいでしょうか?so~thatが単語を修するようなことがあり得るのでしょうか?
"He(小泉首相) took a risk by supporting the United States at the start of the Iraq war," the Foreign Ministry official snapped back. "There is no way we can back off now and present an aid package so parsimonious it goes unremarked."
試訳:「彼(小泉首相)は、イラク戦争が始まったとき、アメリカ合衆国を支持するという冒険にでた」、と外務大臣は言った。(そして)「今さら後戻りするすべはなく、また、あまりにも安っぽすぎて気づいてもらえないような支援などできるはずもない。」と続けた。

どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは。

1/18のご質問ではお返事を有難うございました。

ご質問1:
<so~thatの構文で、thatの省略された文で、しかも、<so parsimonious it goes undermarked>は<an aid package>を後置修飾していると思うのですが、正しいでしょうか?>

正しいです。

1.しかし、packageとso parsimoniousの間で、関係代名詞that/which isが省略されたものではありません。関係代名詞which isの省略でないとする理由は以下の通りです。

(1)an aid package (which is) so parsimonious it goes unremarkedだとすると、後ろの省略されたthat節内にあるitは何?ということになるのです。

surfkobeさんの疑問もそうした違和感にあると拝察します。このitは勿論an aid packageです。先行詞が関係詞節の中に残っていることは、関係詞の用法ではありえないのです。

(2)so~thatを使った文で先行詞を修飾する場合は、通常は、接続詞thatは関係詞となり、so+関係代名詞thatとして機能させます。
例:
so parsimonious an aid package that goes unremarked
「目立たないほど安っぽい支援物資」

このthatは先行詞をso parsimonious an aid packageとする、関係代名詞になります。ちなみに、itを主語に置けば、thatは接続詞となります。

(3)以上より、これは関係代名詞which isの省略された形とはならないのです。

2.ご質問文を正しい語順に書き換えると
present so parsimonious an aid package that~
「~するほど安っぽい支援~」
になります。

3.このso+形容詞+名詞+that構文は、such+(冠詞)+形容詞+名詞+that構文に書き換えられます。
present so parsimonious an aid package that~
=present such a parsimonious aid package that~

4.Soは副詞なのでその後直接名詞は接続できず、形容詞(副詞)を伴います。そのため、その形容詞がかかる名詞は後置され、それが上記2のso parsimonious an aid package(so+形容詞+名詞)の語順になります。

5.このsoはthat節を受ける副詞ですが、ご質問文のように、名詞を後置修飾することもあります。
例:
present so parsimonious an aid package that~
=present an aid package so parsimonious that~

両文は同じ意味ですが、下のように後置修飾した理由は、修飾する名詞が長すぎたり、話し手の主観から目的語になる名詞を先に明示したい、という意図もあります。

6.ただ、この語順だとpackageとsoの間に関係代名詞which isが省略されたもの、とみることもできそうです。

しかし、本来は、so+形容詞+名詞+thatの形を、「便宜上」so+形容詞を名詞の後に後置したもの、と考えます。

7.ご質問文のような後置語法は口語表現では一般にみられます。
例:
It’s so fine a day that we can go out.
It’s a day so fine that~.
「天気がいいから外出できる」

この時、a dayとso fineの関係はa day=so fineの並びになります。

これを、関係詞の省略と考えa day (which is ) so fine that~「外出できるほどいい天気の日だ」とすると、焦点は「日」→「天気の良さ」→「外出できる」の順に置かれ、so fineの強調度が薄れるのです。

9.以上より、ここは
present so parsimonious an aid package that~
の並びが便宜上口語的に
=present an aid package so parsimonious that~
になったもので、関係代名詞which isの省略ではない、ということです。

ご質問文は、so~thatのthatが省略されていることからも、やや口語的な語調が感じられますので、上記のような口語的な並びも十分考えられるのです。



ご質問2:
<so~thatが単語を修するようなことがあり得るのでしょうか?>

あり得ます。程度を表すso~that構文です。

1.程度を表すso~that構文のsoは「(~するほど)そんな」という副詞で、that節は副詞soにかかる「~するほど」と程度の度合いを説明する接続詞です。

2.つまり、that節は形容詞の程度の度合いを叙述する用法として形容詞を修飾し、その形容詞が名詞を修飾する、という間接的な形で、名詞を修飾しています。

3.ご質問文の修飾の仕方は、

that it goes unremarked→so
(that it goes unremarked+so)→parsimonious
[(that it goes unremarked+so)+parsimonious]→an aid package

となり、so~thatが形容詞にかかり、その形容詞が名詞にかかる、という間接的な修飾の仕方をしているのです。

4.ただし、so~that構文を含む関係詞が先行詞となる名詞を、形容詞節として修飾することはなく、関係詞を使う必要がある場合は、通常は以下のように書き換えられます。

(1)接続詞thatを関係詞にし、so+関係代名詞で先行詞を修飾する:
例:
so parsimonious an aid package that goes unremarked
「目立たないほど安っぽい支援物資」

(2)so~as toの不定詞を使う:
例:
so parsimonious an aid package as to go unremarked

(3)such+関係詞that(またはas to不定詞)を使う:
例:
such a parsimonious aid package that goes unremarked
such a parsimonious aid package as to go unremarked


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

いつもいつもご丁寧な回答を頂き、感謝しています。
また、お礼が遅くなり大変失礼しました。(体調を崩していました。)
今回は、<程度を表すso~that構文です。>との回答ですっきりしました。(このことは、No1の【wind-sky-wind】さんの回答と一致していますよね。)本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/02/01 23:53

>"There is no way we can back off now and present an aid package so parsimonious it goes unremarked."



○ 「an aid package」と「so parsimonious it goes unremarked」の間に「which is 」を補って下さい。「関係代名詞+be動詞」が省略されるケースは様々です。

【現在分詞】
 (1) I know the boy (who is) reading a book under a tree.
【過去分詞】
 (2) Cinderella is a story (which is) known almost all over the world.
【形容詞句】
 (3) This is the box (which is) full of my favorite jewels.
【enough to を用いた形容詞句】
 (4) This is a question (which is) easy enough for all of us to answer.
【so ... that ~ を用いた形容詞節】
 (5) This is a question (which is) so easy that all of us can answer.

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
なるほど、その解釈の仕方ですね。
となれば、形容詞等の後置修飾は全て<関係代名詞+be動詞>の省略と考えられそうですね。実は、自分も以前からその考え方(理解の仕方)をしているのですが、【so ... that ~】だけは、形容詞の中に、that節があるためなんとなく、しっくりこなかったんです。
googoo1956さんは、【so ... that ~】のthat節(の性質)をどのように理解されているのでしょうか?(なに節と解釈されているのでしょうか?)

補足日時:2008/01/23 22:39
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This book is so difficult that I can't read it. のような so that 構文は,


so that が相関的に difficult という形容詞を修飾し,
so difficult that I can't read it の部分は
「読むことができないほど難しい」という意味です。

そして,This book is の後に置くこともできれば
I want to read a book so difficult that other people can't read it. のように,後から book を修飾することも可能です。
「他の人々が読むことができないほど難しい本を読みたい」

形容詞が他の語句とセットになって,後から名詞を修飾することが可能であることもおさえておいてください。

結論としてご推察通りでいいと思います。
unremarked は「気づかれない」でもいいですが,「注目されない」の方がいいかもしれません。
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この回答へのお礼

早々のご回答ありがとうございました。
お恥ずかしいことに、<so~that->で名詞を(後置)修飾できるとは知りませんでした。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/01/23 15:36

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