次の一節は、高校用の英語検定教科書にある話の冒頭で、ケニヤ出身のJosephが自分の少年時代を思い出して語っている部分です。
I’m going to tell you a lion story.
In northern Kenya, the lion is a symbol of bravery and pride. If you kill a lion, you are respected by everyone. It is every warrior’s dream to kill a lion. But at the time of this story, when I was about 14, I’d never come face to face with a lion.
I was at a cattle camp. That evening, after the cows got back from grazing, we sat together around the fire, sang songs, and told stories.
In the middle of the night, I woke to this very big sound-like rain, but the sound was not rain but all of the cows starting to pee. All of them, in every direction. And that is the sign of a lion. They don’t act that way around any other animal. Only the lion. Right then, a cow made a terrible sound, and we knew that the lion had it by the throat.
<疑問>
最終文の後半(we knew that the lion had it by the throat.)にあるthe lionはこのままで理解可能なのでしょうか? a lionではなく、the lionとするのはなぜなのでしょうか?私はもしかするとthe lionではなく、a lionとすべきだったのではないかとも思うんですがいかがでしょうか。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
the でいいのではないでしょうか。
その動物がライオンであるかどうかが問題になるのは
And that is the sign of a lion. They don’t act that way around any other animal.
までです。
この時点で,ライオンの存在はわかっており,
a lion had it by the thoat とするのであれば,
Right then, a cow made a terrible sound
のような記述をする意味がなくなります。
ライオンの存在を前提として,Right then, a cow made a terrible sound と言っておいて,じゃあ,その音をなぜ出したんだ,という理由として,具体的に,今現れている特定の一匹のライオンが,音を出した特定の牛を支配下におさめている,という行為が
the lion had it by the throat
なのです。
この時点で,それがライオンの一種であることに意味はなく,音を出した原因としての特定のものを the lion と表すことが必要なのです。
No.9
- 回答日時:
こんにちは
theの使い方に疑問があるようですが、それを回答する前にa について少し触れなければなりません。
言うまでもなく、the はある特定の人や物に使われたり、既に話題に出ていて皆が周知している場合に使います。
しかし、aは(ひとつの)という特定する意味に使う場合と、あるものの種類全体を表わす場合があるのです。
例えば、
A dog was barking in the garden.
(一匹の犬が庭で吠えていた)という意味ですよね?しかし、
A dog is a faithful animal. はどうでしょうか?
一匹の犬が忠実だ、という事ではなく犬全般について言っていると取るべきです。要するに
(犬とは忠実な動物だ)という意味です。
より、一般的な言い方としての Dogs are faithful animals.と同じ意味です。
そこで教科書の中のaについてですが、
1) I'm going to tell you a lion story.
2) If you kill a lion,
3) It is every warrior's dream to kill a lion.
などは一頭のライオンと訳すべきでなくライオンの種そのものと解釈すべきです。上から訳すと、
1) あなたにライオンの話をしましょう。
2) もし、あなたがライオンを殺したら、(決して一匹を殺したらという意味でなく、ライオンと言う生き物を殺したらという解釈)
3) ライオンを殺す事はすべての戦士達の夢である。(これも、決して一匹のライオンを殺す事が戦士達の夢ではなくライオンというものを殺す事が勇者の夢なわけです)
という事で、a はある特定したものを表わす場合と種族全体を表わす場合があります。
短いストーリーの中に、a とtheが入り乱れているので混乱したのでしょうが、質問者が聞きたい事の、教科書の後半、
we knew that the lion had it by the throat. は一般的な話が終わって
I was at a cattle camp.と自分の経験談に入り、最後に一頭の特定したライオンが牛の喉を締め付けて(食いついて)いたのを知ったわけです。
この場合は、決してライオンと言う種類が食いついたのではなく、特定の
(既に話の中に語られている)ライオンが牛の喉に食いついているのを知ったわけです。
まあ、教科書等ではthe を(その)と特定した訳をつけるべきでない等としているものもありますが、やはり、(そのライオンが、)とした方が理解し易いと思います。
ですから、the が正しい使い方と言えると思います。
※ And that is the sign of a lion. も
一頭のと訳しては駄目で、それがライオンという種族のしるしです、と訳すべきです。
No.8
- 回答日時:
> ただ、この部分は全体が過去時制で語られている中で現在時制で書かれています。
貴方の考えとまったく逆の考え方です。
下記の現在形の行が文章になければ
And that is the sign of a lion. They don’t act that way around any other animal. Only the lion.
貴方が指摘をするように
we knew that a lion had it by the throat.
とすべきと思います。
作者は一般論であっても、この現在形を持ってして、家畜が驚いて尿を漏らした理由は”a lion”が忍び寄ってきたと読者に明確に示しために”we knew that”のライオンは” the lion” ... にしなければいけなくなったのです。
No.7
- 回答日時:
I' going to tell you a lion story. ... But at the time of this story, .... I'd never come face to face with a lion. といってますから、ここでの "the" lion は、the first lion I'd come face to face in my life (at the age of 14) ということで the lion となっているのでしょう。
もちろん、 a lion でも英文的にはOKですが、ストーリーとしてのインパクトが弱くなる?
よく、短文のストーリーのようなもので、 The man met an old lady on his way to the station one day.... といきなり theがでてくることがよくありますが、これは「これから話をしようとする主人公であるその男は」といった感じです。
貴文は、「人生で初めて出くわしたライオン(にまつわる出来事)」にについてということで、この最初のライオンがここで牛を捕らえたライオンゆえ、それで the lion でしょう。
No.6
- 回答日時:
>the lionではなく、a lionとすべきだったのではないかとも思うんですがいかがでしょうか。
どちらでもいいのではないかと思います。
a lionにすると、「1匹のライオンがかみついた」という意味になって、普通の言い方だと思います。
the lion にすると、それまでthat is the sign of a lion. They don’t act that way around any other animal. Only the lion. と全て現在時制で一般論として述べていたのに、突然に「そののライオンがかみついた」と言うことによって読者に「え?どのライオン?」と思わせ、一気にかつ強烈に前半の世界(つまり、I was at a cattle camp. という過去の世界)に引き戻す効果があるのではないかと思います。
No.5
- 回答日時:
>ただ、この部分は全体が過去時制で語られている中で現在時制で書かれています。
ということは、「そして、これはライオンの(接近を示す)兆候なのです」という一般論ではないでしょうか? この ”a lion” はJosephが14歳のこの時点での状況で現れたライオンを指しているようには私には思えないのですが、いかがでしょうか?そうですね。確かにそれは一般論でありますが、同時に、そのときにやってきたライオンであり、その二つは矛盾しないと思います。
牛たちがそのような振る舞いをするのは、近くにライオンがいるということを示している、という一般論と、牛たちがそのような振る舞いをしている、という現実を同時に述べているのですから、現実に一頭のライオン(a lion)が来た、ということになるでしょう。そして、それは牛の悲鳴によって、確かにそのライオン(the lion)が来ているということが証明されるのです。
ライオンが一頭なのか群れなのかは、確認できていないわけですが、一頭なのは自明なこととして語られていると思います。
No.3
- 回答日時:
この場合はthe lion で正解ですよ。
And that is the sign of a lion.
(ライオンが一頭忍び込んでくる気配がした。)
その次の文でも
They don’t act that way around any other animal. Only the lion.
(辺りの他の動物は動きを止め、(動いているのは)そのライオンだけだった。)
という文が続いているので、一連のライオンの行動は特定の一頭による
ものと分かるからです。
受験英語は必ず○×の判断で得点に白黒つけなくてはならないため、
まだ導入はされていませんが、英検、TOEIC、通訳技能検定、
翻訳検定などでは、意図的にいわゆる『王道ではない』とされる
地域の人の発音問題、著作物の解読問題がかなり含まれるように
なってきています。実働に出たら、英米のネイティブのみの相手
だけをするとは限らないので、オールラウンドに対応できるかの
実力を見る、という主旨によるものです。考えなしに導入された
ものではありませんので、知ったかぶりすると逆に『この人の
方がよっぽど勉強不足では?』と見られるでしょう。
No.2
- 回答日時:
lionの群れが襲ってきて、その中の1頭が…なら、a lion になるでしょう。
でも、この場合、
>And that is the sign of a lion.
と言っていますから、ライオンは1頭なんです。で、その1頭が…だから、the lion になるのです。
ライオンって、雌が群れで狩りをするんじゃなかったっけ?と思って調べたら、人間が近くにいることがわかっている家畜を襲うのは、Wikipediaによると
『年老いた個体か経験不足の若い個体』だそうで(人間と争うと逆に殺されることもあるから)、群れではなく、単独行動をしているものなのでしょう。
そういうことが当然のこととして認識されていて、
>And that is the sign of a lion.
と、つまり「1頭のはぐれライオンが来た。」いえるのではないでしょうか。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4% …
ご回答ありがとうございます。
>And that is the sign of a lion.
と言っていますから、ライオンは1頭なんです。で、その1頭が…だから、the lion になるのです。
⇒
ただ、この部分は全体が過去時制で語られている中で現在時制で書かれています。ということは、「そして、これはライオンの(接近を示す)兆候なのです」という一般論ではないでしょうか? この ”a lion” はJosephが14歳のこの時点での状況で現れたライオンを指しているようには私には思えないのですが、いかがでしょうか?
No.1
- 回答日時:
僕もa lion だと思います。
後半でボスライオンみたいな特別に目立つキャラとしてそのライオンが目立ってくるなら別かも。出てこない場合
二文目のthe lion is a....のthe lionは、ライオンという一つのカテゴリー全体をあらわす用法であろうと思いますが、あなたの問題にしているところでは、ソイツ(牛)にかみついたライオンだから一頭か二頭でしょう。そこでtheなら「その」ライオン なんですが、どのライオンかわかりませんね。
出てくる場合
一文目が分かりにくい。文人失格。a story about a lionとすべき。a lion story だと「a lion の話」 なのか 「a ライオン一般の話」なのかわからん。
というか、これネイティブが書いたんですかね?読みにくいし、you are respected by everyoneなんて普通言わないですよ。 仮にネイティブが書いていたとしても、ちゃんと文章になってない(そういう修辞を使う意味が分からない)ところあるし、こんなくだらない文章いらない。笑
文科省の役人は頭良いはずなのにしっかりしてほしいですね。
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