税理士を目指しているが・・・

税理士を目指して勉強をしている者です。税理士のかたに質問です。

1.自分が一番苦労した科目はなんですか？
2.問題集で特に役に立ったもの（詳しく教えてください）
3.勉強を進める上での意外な落とし穴、注意ポイント
4.税理士試験を受ける上でこだわった勉強法
5.税理士として独立する際、仕事の獲得の営業の仕方
6.税理士の最大のメリット

よろしくお願いいたします。

No.1 回答者： shiro-obi 回答日時： 2009/05/24 12:06

こんにちは。

私の試験が終わったころとは受験事情と違うかも知れませんが参考までに。
1.特に苦労したのは法人税です。相続税も大変でしたが、専門学校のある先生のヤマが当たって合格。それがなければ相続税が一番大変な科目になっていた可能性は十分あります。
2.問題集は科目によりますが、特に相続税の財産評価はTACのものをよくやりました。今の時期（受験3～4ヶ月前）は問題集はあまり使わず、答練の解きなおしを何度もやりました。
3.複数科目を同時に受験すると共倒れの可能性があり、どちらかが振るわないと片方に絞るということも良く聞きます。性格にもよると思いますが、途中まで勉強していた科目を切り捨てるとかえってそのことを引きずってしまったり、楽になったと勘違いして勉強しなくなったりというケースもあるかと。私の場合は、怠け癖が出ないようにあえて余裕のない勉強スケジュールを立てました。後は、「自分にはこれしかない」と思い込みすぎないことも意外と大事かと。
4.点数が伸びなくてもめげずに、満点になるまで答練を繰り返していました。間違ったところをノートに切り貼りし、持ち歩いて移動中など四手いました。理論については「どうせ忘れる」ので、やはりこれも重要度を決め、順位の高いものから回数多くこなす。書く練習は「しすぎない」程度に。あと、受験仲間同士で相手に理論を見てもらい、自分は暗唱して間違ったところを指摘してもらったりもしました。
5.現在、当方まだ事務所づとめの身なので、独立の際の営業については未体験なのでご勘弁ください。注意点としては、事務所づとめをして担当の顧客を引き抜いて独立するとトラブルになるケースをたくさん聞いています。友人には、他事務所でパートのように仕事をしつつ、知人の紹介、webサイトなどで地道に顧客を作ったというものがいます。専門家とはいえ、顧客を見つけ、仕事を取る以上は営業マンです。「会計事務所流のやり方」以外にも、営業のノウハウ本はたくさん出ていますし、そちらも参考になるのではないでしょうか。
6.資格をひとつの手段と割り切れば、「選択の幅が広がる」ということでしょうか。独立ということばかりでなく、既存事務所の幹部になったり、税理士法人の社員になったりということもありますし、企業内（経理部とか法務部とか）にとどまることもありえます。税理士の分野も細分化してきていますので、「○○に強い税理士」と自分の得意分野を掲げた事務所もよくあります。

この回答へのお礼

大変詳しい回答をどうもありがとうございました。参考になりました。
shiro-obiさんもお仕事頑張ってください。応援しています。

お礼日時：2009/05/25 15:17

No.2 回答者： tax777 回答日時： 2009/07/03 17:09

私は3科目（簿、財、国徴）合格なので５、６は答えられません。

１、一番苦労すると思う科目はリーチがかかった後の最後の1科目だと思います。最後の1科目がなかなか受からない人が多いと聞くので不安ですね。

２、問題集で特に役に立つものは過去問集です。
とにかく過去問をとくことが大事です。大原やTACの過去問集を買って解きまくって下さい。

３、勉強をする上での落とし穴は講座内容を確認せずに講座を選ぶことです。某予備校の直前講座DVDを申し込んだんですが、講師のテンポが非常に悪く、話し方もシドロモドロして、音声が途切れてDVDの調子が悪いのかなと思っていると講師が次に話す内容を考えて固まっていました。安い講座だからあまり文句は言えませんけど、講座を選ぶ前には必ず体験入学してください。

４、過去問等を解く際には制限時間を1時間にする事にしました。
こうする事で、「書かなくてはいけないこと」「採点者が期待していること」を即座に的確に判断してポイントを押さえた解答を書けるようになりました。
これは大事なことで、勉強していると模試や試験のときに「採点者が期待していること」以外のことを書きたくなってしまいます。

例えば「法定納期限等」について答えよ。とある場合には基本的に「法定納期限等」についてのみ解答すればよいです。しかし、勉強して知識が広がると「法定納期限」や「納期限」についてまで書きたくなってしまいます。その結果、出題者は「法定納期限等」について掘り下げた理論の説明を要求しているにもかかわらず、「法定納期限」「納期限」といった書かなくてもいいことまで書いてしまい、結果として問題の核である「法定納期限等」について中途半端な解答しかかけなくなります。