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自社牧場で飼育している羊を食用として出荷しています。
平均頭数は200頭で、その中から1歳未満の子羊をラム肉用として出荷し、すべて自社牧場で出産したもので賄い、羊自体を購入することはありません。
この場合の会計処理ですが、次のような方向性で妥当でしょうか?

(1)当期の飼育に要する費用(飼料費、人件費、減価償却費等)を平均頭数で割り、さらに365日で割って、1頭1日当たりの費用を算出。
(2)売上に対する原価は、(1)の1頭1日当たり費用×当該子羊の飼育日数。
(3)棚卸評価は、評価時点で個体ごとに(2)の数値を算出し、各個体分を合算

これを踏まえてPLの売上高と売上原価としては・・・
売上高:子羊の出荷実績より
期首棚卸:前期の期末棚卸
生産費用:出荷した各子羊の生産費用合計
期末棚卸:上記(3)の数値

稚拙な説明で恐縮ですが、宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

1歳未満の子羊だけを出荷しているということは、繁殖用の雌羊と雄羊がいるということですよね。

この繁殖用の羊の飼育費用は販売用子羊の生産費になるでしょうし、繁殖用に使えるようになるまでの飼育費用は固定資産の取得価額として把握すべきではないでしょうか。

販売頭数+販売用期末頭数-販売用期首頭数=当期生産頭数
と考えて良い(病気等で販売頭数が激減した場合を除き)でしょうから、
(繁殖用羊の飼料等費用+繁殖用設備の減価償却費+その他の繁殖直接費用)を、当期生産頭数で除すと1頭あたり繁殖費(出産までの費用)が算出できるでしょう。
ということで、まず繁殖用羊の飼育費用と販売用羊の飼育費用を区分して把握する必要があるかと思います。
繁殖用羊も販売用羊と同じ飼料で飼育しているならば、下記の飼育総日数に(繁殖用羊頭数×365)を加算し、それに対応する飼料費を算出します。

各羊について飼育日数を把握していいるのであれば、
販売羊頭数×365+期末販売飼育羊の飼育日数合計-期首販売飼育羊の飼育日数合計=販売用羊の当期飼育延べ日数  ですから、この日数で (当期飼育総費用-上記の繁殖費用)を除して、販売用羊の1日あたり飼育費用を算出します。
で、期末の棚卸高は
1頭あたり繁殖費×期末頭数+1日あたり飼育費用×期末羊の飼育日数合計  になります。
これで、期首棚卸高+飼育総費用-期末棚卸高=売上原価 です。

幾つか疑問点など
・販売する羊は1歳未満ということなので、販売している羊の飼育日数は365ではなく340とか350の方が良いのではないでしょうか。
・離乳前後の羊や妊娠中の羊は特別の飼料ではないのですか。飼料の値段がかなりちがうというのであれば区分して把握した方が良いかとも思います。
・繁殖用羊の法定耐用年数は雄4年、雌6年のようですが、実際のところそれだけあるのでしょうか。また取得価額が10万円未満であれば減価償却せずに期間費用とするでしょうが、その場合繁殖費用を適切に算出できるのでしょうか。
・どういう育成段階を経て出荷までになるのか全く理解していませんので、見当外れな回答になっているかもしれませんが、総合原価計算の応用として考えてみました。
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この回答へのお礼

ctaka88さん、非常にご丁寧な回答ありがとうございます。
牧場自体も5年くらいしか経っていないので、法定耐用年数とのギャップはまだ有意な傾向は見えてませんが、会計処理の方向性は見えてきたと思います。
妊娠中や子羊など個別の飼料も区分できると思いますので、詳細じっくりと計算していきたいと思います。

お礼日時:2009/09/04 07:38

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