これまでで一番「情けなかったとき」はいつですか?

誤謬訂正仕訳の疑問。なぜ逆仕訳と正しい仕訳を足して訂正仕訳になるのか分かりません。

簿記3級を勉強中で、色々調べても分からなかったので質問です。
間違った仕訳を訂正する場合、

1.問題文を読んで正しい仕訳を行う。 (A)
2.誤った仕訳を行う。
3.誤った仕訳の逆仕訳を行う事で、誤った仕訳を相殺する。 (B)
4.(A)+(B)

の流れで行う事は理解できました。
しかし、なぜ正しい仕訳Aと、逆仕訳Bを足すのか
よく分かりません。

<例題>
4月1日のα店に対する現金売上が20,000円と書いてあったが、本当は30,000円であった。
これを訂正しなさい。

1.現金 30,000    売上 30,000(A)
2.現金 20,000    売上 20,000
3.売上 20,000    現金 20,000(B)    
4.A+Bなので
  現金 30,000    売上 30,000
  売上 20,000    現金 20,000

ここで、なぜA+Bをするのかが分からないんです。
2は間違いの仕訳なので、3で逆仕訳して相殺する(2と3が消し合う)のは理解できます。
しかし、相殺されたなら 1.現金 30,000    売上 30,000
しか残らないのでは?
2と3は相殺されているのに計算式で残っているのはなぜでしょうか。
また、逆仕訳した3と正しい仕訳の1を合わせる(足す)根拠が分かりません。
お答えいただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

訂正仕訳を誤った仕訳を行うところから順を追って説明します。



質問者様の例題を使わせて頂くと

(1)仕訳を誤って行ってしまう(帳簿にすでに記載済み)

現金 20,000    売上 20,000

(2)一度誤った仕訳を元に戻すため逆仕訳を行う(下書き)

売上 20,000    現金 20,000

(3)誤った仕訳が相殺されたので正しい仕訳を行う(下書き)

現金 30,000    売上 30,000

よって訂正仕訳としては(2)の間違った仕訳の逆仕訳と(3)の正しい仕訳を足した仕訳を行う必要があります。

(4)訂正仕訳(帳簿に記載)

現金 10,000    売上 10,000

『4.(A)+(B)』の部分は上記(2)+(3)と同じ意味です。

混乱の原因は多分下記の部分を少し勘違いしているのではないでしょうか。

まず一つ目は『4.A+B』とかかれているように実際に帳簿上に反映させる仕訳は正しい仕訳と誤った仕訳の逆仕訳を足し合わせた4番目の仕訳のみです。1~3は下書きとして書くだけということです。

もう一つは3番の誤った仕訳は3番目の誤った仕訳の逆仕訳を切るために切るということです。下書きの下書きといったところでしょうか。

これを考慮して書き直すと

1.現金 30,000    売上 30,000
(2.現金 20,000    売上 20,000)
3.売上 20,000    現金 20,000

-------------------ここまで下書き---------------------

4.1+3

現金 10,000    売上 10,000

よって4番の訂正仕訳を切ることになります。

わかりにくいようでしたら、参照しているテキストの記述ではなく、一番上に書いた説明でもう一度整理してみたらいいと思います。

余談ですが、訂正仕訳を理解する上では一回相殺して正しい仕訳を切って足し合わせると言う説明をしますが、最終的には帳簿が正しい仕訳を切られた状態にするのが目的です。

そのため、慣れてきたら誤った仕訳と正しい仕訳の差を埋めるためにはどのような訂正仕訳を切ったらいいかを考えて訂正仕訳を切るといいと思います。

例えば上記の例ですと


誤った仕訳

現金 20,000    売上 20,000

正しい仕訳

現金 30,000    売上 30,000

上記二つの仕訳を見比べると借方に現金が10,000足りなく、貸方に売り上げが10,000足りません。

そのため訂正仕訳としては

現金 10,000    売上 10,000

となります。

複雑な時はやはり相殺仕訳と正しい仕訳をわけて足し合わせる方がいいと思いますのでそこらへんは臨機応変に。

回答は以上です。長文になってしまい申し訳ありませんでした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

そうか・・・1~3は訂正仕訳を切るための下書きなんですね。
丁寧かつ分かりやすい説明ありがとうございました。

また、
>最終的には帳簿が正しい仕訳を切られた状態にするのが目的です。
>そのため、慣れてきたら誤った仕訳と正しい仕訳の差を埋めるためにはどのような訂正仕訳を切ったらいいかを考えて訂正仕訳を切るといいと思います。
>例えば上記の例ですと
>
>誤った仕訳
>現金 20,000    売上 20,000
>
>正しい仕訳
>現金 30,000    売上 30,000
>
>上記二つの仕訳を見比べると借方に現金が10,000足りなく、貸方に売り上げが10,000足りません。
>そのため訂正仕訳としては
>
>現金 10,000    売上 10,000
>
>となります。

こちらの説明もとても分かりやすかったです。
親切に教えて下さりありがとうございました(^^)。

お礼日時:2010/02/10 09:46

こんにちは


これ問題の出し方がよくないですねw

1番は正しい仕訳
2番は間違った仕訳
3番は修正仕訳

これじゃ、混乱しますね^^;
4番は間違いを修正するためには、修正仕訳と正しい仕訳が必要ですよ
という意味ですね。

もう一回順を追ってみていきましょう。

>4月1日のα店に対する現金売上が20,000円と書いてあったが、本当は30,000円であった。
これを訂正しなさい。

(1)4月1日 現金 20,000    売上 20,000

これが間違いで30,000だったと言っていますよね。
なので逆仕訳をして一回打ち消します。

(2)4月X日 売上 20,000    現金 20,000(B)

正しい仕訳をします。

(3)4月X日 現金 30,000    売上 30,000(A)

こうすれば、最後の(3)正しい仕訳だけが残りますよね。
A+Bっていうのは、修正にはAとBの仕訳が必要ですよってことです。

以上、なにかあれば補足してください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>これ問題の出し方がよくないですねw
あら、そうでしたか(^^;;;)

>4番は間違いを修正するためには、修正仕訳と正しい仕訳が必要ですよ
>という意味ですね。
なるほど。その説明だと少し分かったような気がします。
しかし訂正仕訳は難しいです・・・・・・。

問題を解きながら理解できるように勤めたいです。

お礼日時:2010/02/10 09:54

> しかし、相殺されたなら 1.現金 30,000    売上 30,000


売上、現金ともに10,000マイナスですよね。
簿記はマイナス表記をしないので貸借を逆に書くんですが。

> 2.誤った仕訳を行う。
とは「誤った仕訳について、正しい仕訳を行う」のほうがわかりやすいかな?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>> しかし、相殺されたなら 1.現金 30,000    売上 30,000
>売上、現金ともに10,000マイナスですよね。
そうそう、20,000と書いてあったけど、実際は30,000なので、
売上、現金ともに10,000マイナスです。
今回は訂正仕訳を切るための計算式や考えがよく分からなかったので
その辺が知りたかったのです。
でも、

>簿記はマイナス表記をしないので貸借を逆に書くんですが。
と言う説明を見てなるほど、と思いました。
結果的に、現金 10,000    売上 10,000
となるのかな?
多くの問題を解きながら理解できるように勤めます。

お礼日時:2010/02/10 10:03

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