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どこまでが「正常市価」何ですか?

 簿記の勉強をしているのですが、連産品の問題を解いてましたら、「連結原価は正常市価を基準に各連産品に配賦すること」とありました。問題文にしたがい、最終製品の正常市価を基準に配賦したところ不正解でした。解答見ると、「最終製品の正常市価」ではなく「分離点における見積正味実現可能価格」を基準に配賦されてました…。「正常市価」というのは正味実現可能価格を含む概念なのでしょうか?それとも、誤植なのでしょうか?

  テキストを読むと「正常市価とは、平均市場価格である」とあります。

 であれば分離後個別費を加える(二次加工する)前の中間製品は、商品として未完成であるうえに販売費なども加わってないわけですから、「正常市価=分離点における見積正味実現可能価格」とはいえないのではないかと思うのです。

 「正常市価」の範囲が、よくわかりません…。工業簿記に詳しい方、お教えください。

A 回答 (2件)

加工後販売するのであれば、最終製品の正常市価に基づいて連結原価の按分計算をしますが、加工せずに販売するような場合(例えば連産品が三つあり、一つは加工せずに販売する)は、分離点における見積正味実現可能価額を正常市価として按分計算をします。



連産品は別に加工を加えなくても販売することが出来ます(豆腐とおからなど)。なので中間製品が未完成なわけではないのです。よって連結原価を按分する際は、企業が分離後追加加工を加える方針の物なのか加えない方針の物なのかに基づいて柔軟に正常市価を算定してください。
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ご指摘の通り、正常市価はあくまでも実際に市場が存在するものの価格であるので、分離点における見積正味実現可能価格は正常市価とは言わないでしょう。



「連結原価は正常市価を基準に各連産品に配賦すること」とあるのに、解答では正味実現可能価格を用いているのがおかしいように思えるかもしれませんが、正味実現可能価格を算定するときに正常市価を用いるという程度の意味あいではないでしょうか?
つまり、「正味実現可能価格=正常市価-正常追加加工費」として求めているわけですが、「正味実現可能価格=実際市価-実際追加加工費」という計算の仕方もありうるわけですから。
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