プロが教えるわが家の防犯対策術!

先日歯科医で歯の治療と歯石をとりましたが、次の点が気になりました。
(質問1)
1.歯科助手が手袋をしたまま扉を開けていた
2.どうやら手は洗っておられるようですが、手袋をしたまま洗っている・交換していない。
3.唾液を吸引する機械の先は取り替えているようです。
4.モーターツール(名前がわからないので)の先はそのまま
5.歯石をとった後に歯のクリーニングで磨き剤をつけて回るやつで、ぐりぐりと磨いたのですが、どうやらそのまま使いまわしているみたいな感じです。
歯医者さんの腕は良いのですが、どうも衛生面で気になります。
とくに4.のツールは水が出てきますよね。脚で回転をコントロールしているようですが、理屈からいえば回転を止めたときに、機械のライン上が負圧になって、唾液がラインの中に毛細管のように伝って入っていくような気がしてなしません。だから次の患者さんの時にそれが入るのでは?そのあたりの面も教えてください。
(質問2)
歯石除去を含めて半年に一度は診察を勧められますが、どうも衛生面を考えると行きたくないです。
(質問3)
歯医者さん自身が歯の治療をする場合は、気にならないのでしょうか。もしかして、自分たちの治療は消毒を徹底したりして
(質問4)
この種の質問は多く出されているところをみれば、やはり皆さん気になっていることです。
私が今まで経験したお医者さんはほとんどがこんな感じです。
でも、医者には面と向かっては言えないし・・・我慢するしかないのでしょうか
どうか教えてください

A 回答 (2件)

(質問1)


歯医者によって対応が違うので、一概にはなんとも言えませんが・・
基本的に感染予防は患者さんに対するものではなく、医師などが感染しないようにするものです。
この辺を誤解している人が多すぎます。
「なんだ自分だけ助かるつもりか」と考えるのは早とちり。
感染は「患者>医療者など>患者」と移ります。つまり医療者が媒介者とならないためのものなので、だから医療者に移らないというのが基本なのです。

次に歯科では口の中を治療するのであまり雑菌は相手にしません。
また、本来無菌であるはずの歯の中や口の粘膜の中だけに神経質に注意します。
例えば口の中は雑菌で一杯。医者に言わせれば口の中は肛門より汚いというものもいるほどです。
でも歯を抜いてもそのままですよね。
これは抜いた穴に血が溜まるから。血の塊「血餅(けっぺい)」は優秀な感染予防物質なのです。
だから普通の歯医者なら抜歯した穴に血が溜まっているのを確認します。

エイズが流行った頃、マスコミや一部は医者が騒いで完全防護服のような格好をしましたね。
でも多くの歯医者は何もしませんでした。それはエイズの菌が肝炎の原因菌より感染力が少ないという事を良く知っていたから。
米国での唯一の感染が、エイズに罹った歯医者による意図的なものだという情報をいち早く手に入れたからです。
実はアメリカでも同じように、知識の少ない歯医者ほど完全防護体制をとったのです。
歯医者はポイントを注意して感染予防しているのです。

1.歯科助手が手袋をしたまま扉を開けていた
手袋と言っても実際には指によって環境が違います。
キチンとした歯医者なら指ごとに使い分けていますし、スタッフにも教育します。
例えば親指から中指までは治療に使うので、外に触らない、使うのは薬指、小指と手首側の掌という具合です。
でも、基本的に診療室の扉などは手袋を外すでしょうね。

2.どうやら手は洗っておられるようですが、手袋をしたまま洗っている・交換していない。
これも1と同じようなものですが
先生のよっては昼休みの取り替えるだけで、後ははめっぱなしという人が居ます。
手袋は肌と違って凹凸が無いから、手袋の上から洗えば消毒は充分である事は確かです。
それに肌よりも強い薬も使えるので、より確実といえるでしょう。
しっかりした知識の上であれば問題は無いのですが、あとは感情的な問題ですね。
患者毎に手袋を替えているというと、十人中7-8人の歯医者は「何無駄な事をしているんだ」と言います。
実際、自分自身の感情的な面でやっているだけなんです。

3.唾液を吸引する機械の先は取り替えているようです。
4.モーターツール(名前がわからないので)の先はそのまま
バキュームなどは直接患者さんの口の中に入るので、冒頭に書いた媒介者にならないために取り替えるのは常識です。
タービンはエイズの頃に詰まらない情報が広がり、無知な歯医者がそれを冗長させましたが、日本のタービンはそれ以前でも基本的に水を吸いません。
当時テレビで紹介された汚いタービンは外国製でしたが、あれはオイルタービン。当時日本の主流はエアタービンですから汚れたオイルが溜まる事も無いんです。
また愚かな研究者が「ストローの原理で吸い上げる」と言いましたが、ストローでも外に出ている部分を指で塞ぐと毛細管現象は起きません。これは実際の国産のタービンも一緒です。
更にタービンは水の中で止めるのではなく、空中で止めるものなので、正しく使えば表面の消毒だけで充分だったんです。
モーターエンジンも基本的に汚染物が中に入る事はありませんから、外部を簡易消毒すれば充分、更に昼休みや終業時に洗浄消毒すればいいのです。
逆に毎回取り替えて滅菌する歯医者も居ますが、この場合熱で疲労が進み、思わぬ事故が起きる可能性が高くなります。(タービンが口の中で爆発したという事故もありますよ)

知人の歯医者でタービンを毎回滅菌した場合、半年で使えなくなりました。彼も今ではやっていないとの事です。
つまり事故なく使っていくには、その分の費用を患者から徴収するので、それは自費治療費に含まれてくるという事になります。
感情的にも満足いく治療を求めるなら、一初診の一連の治療に数万程度の出費を考える必要があるでしょう。

通常簡易消毒は患者さんが入る前に済ませるので、患者さんには判らないはずです。
でもパフォーマンスとして患者さんの目の前でおこなう歯医者も少なくありません。
中には、滅菌もしない滅菌袋からわざわざ開けて出している歯医者がいる事も知っていますよ。
(酷い場合は水洗乾燥後に袋に入れアルコールをスプレーするだけという人も居ます。)
パフォーマンスに惑わされないようにしましょう。

5.歯石をとった後に歯のクリーニングで磨き剤をつけて回るやつで、ぐりぐりと磨いたのですが、どうやらそのまま使いまわしているみたいな感じです。
その通りなら、さすがに困りますね。第一全てが同じ歯医者なら、バキュームの先は取り替えて研磨用のチップを取り替えないというのが奇妙です。

歯医者で重大な病気が感染したというデータは殆どありません。
つまり通常の消毒法で充分だという事であり、その多くの作業は患者さんの居ない場所で行なわれるので、如何にも衛生的にしていますという歯医者は逆にパフォーマンスだと言えます。
実際にはそれぞれに適した滅菌法があるので、なんでも使い捨てだと自慢している歯医者もパフォーマンスの要素が強いかもしれません。

キチンとした歯医者なら待合室から見える範囲に消毒法や、廃棄物の処理法などを提示してあるはずなので探してみてください。

あとは感情的な面での問題ですが、これも大事な条件ですから気に入った歯医者を探すしかないですね。
現状の保険点数では必要最小限の費用しか賄っていないので、パフォーマンスを含めてコストがかかる場合は自費専門の医院を探したほうが早いかもしれません。

(質問3)
判っている歯医者なら、普通に歯医者にかかれます。
私の場合、技術的に満足いく歯医者がなくて困っていますが・・。
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この回答へのお礼

早速のご回答有難うございます。素人の誤解は怖いものですね。エイズや肝炎など兎に角怖いものということで感情的になりすぎていたように思います。具体的なご回答をいただき気分的にも晴れました。これからは安心して歯医者さんに行けるような気がします。

お礼日時:2011/08/05 11:05

(質問1)


1.もし咄嗟にグローブしたままドアノブを触ってしまっても、患者さんや器具に触れる前にそのグローブを消毒するのが普通です。

2.多くの歯科では未滅菌のグローブを使います。使い捨てにするため、経費がかかるからです。従って、グローブを装着してから消毒します。ただ、グローブを交換する場所は患者さんの目に見えない範囲に用意している医院が多いです。使用後のグローブは時に血液が付着していたりなどして感染性の医療廃棄物なので、専門業者に委託して処分してもらうため、普通のゴミ箱には捨てません。患者さんごとに消毒スペースでグローブを交換して消毒する医院が多いのではないでしょうか。

3.バキュームチップという名前の器具です。毎回洗浄した後、121度以上の熱で20分かけて圧力をかけて滅菌します。血液も吸い取るので感染性のものとして処理します。

4.タービンという名前です。1本あたり20万円ほどしますので、使い捨ては不可、毎回滅菌するには本数を揃えなければならず、かなりの経費がかかるため、清拭、メンテナンススプレーで水が通る管を洗浄するのがメーカーからの推奨されたメンテナンス方法です。感染性の既往がある方の場合には、専用カバーを装着しますが、扱いにくく危険が増すため、既往がない患者さんには使いませんが、使用後は毎回消毒するのが一般的です。また1日が終われば滅菌処理が出来るタイプのものが多いです。
空気圧で高速回転させて歯を削るので、熱で歯が痛まないように水冷用に水が出ていますが、当然口の中で唾液まみれな水溜りの中で削ったりしません。患部が虫歯菌に感染してしまいます。そのためにバキュームで吸引しています。唾液が戻ることは無いでしょうし、先ほども言いましたように患者さんが退室された後に専用のメンテナンススプレーで洗浄していると思います。(じゃないと壊れます)

5.そのまま?研磨剤などが付いたままですか?あまり考えられません。ちなみに、あのブラシはかなり安価で使い捨てのものが販売されているので、普通は使い捨てで使用しますが、個包装などされていないので、そのままに見えたのかもしれませんね。

(質問2)
どんな歯医者でも、洗浄したり消毒したり滅菌したりしている場面は患者さんには見せないように配慮しています。感染などの危険があるためです。それがあなたにとっては逆に不信感に繋がっているようなので、どういう管理をしているか、聞いてみるしかないでしょう。

(質問3)
歯科医がひとりしかいない診療所では、他の診療所の先生に頼むしかありません。そこでどういう処理をしているかはわかりません。スタッフなら先生に頼めますけど。
前述しましたように、すべての器具が滅菌できるわけではありません。が、滅菌する必要の無いものもあります。消毒レベルで十分というもの、使い捨てにしているものなどがそうです。ですが、スタッフとしては滅菌出来る素材のものは、滅菌した方が手間がかからず楽なので、どんどん滅菌します。消毒の方が薬液の濃度などに気を使うし、手間がかかり、知識も必要なので、助手よりも衛生士などが行うことが多いです。

(質問4)
スタッフの方に聞いてみては?ドクターは処理なんてしないので、消毒や滅菌のことは、助手や衛生士の方が詳しいです。大きい医院では間に合わないので、パートの滅菌専門スタッフがいるところもありますよ。

私は元歯科助手ですが、一般的に考えたら、以上のような方法で処理します。
歯科医院のやり方がそれぞれ違うこともあるのですが、基本的には患者さんの前でメンテナンスや消毒、滅菌などは行いません。前述のように感染の危険があるので別室にしているところが多いです。
その医院のことについては、わかりませんが、聞かれても嫌な気分になることは無いので、是非聞いてみてください。医療従事者は、不潔・清潔を感染の危険性があるか無いかという点で一番大きく判断します。ちょっと一般の方の感覚とは違っているかもしれませんので、「そういうことを聞きたいんじゃないのに・・・」と思われるかもしれませんが、参考までに。
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この回答へのお礼

歯科助手の方に実際に教えていただき、安心できました。実際は患者から見えないところで消毒とかをしておられるのですね。歯を磨く機械も研磨剤を・・・その部分は実際には確認していません。普通はは交換しているのですね。素人の誤解でした。これから、安心して歯医者さんに検診に行けそうです。ありがとうございました。

お礼日時:2011/08/05 11:13

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