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NHK「朝鮮遺産・百年の流転」を見ました。
番組では国際的に民族に関する重要な文化財をその民族に返還するべきである、という趣旨でした。
しかし、日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約で韓国に対する日本の経済協力、及び、財産、請求権の解決がなされています。
しかし、韓国の文化財は日本が韓国の植民地時代に持ちさらわれたものであり、且つ民族にとって重要な遺産です。それを日韓基本条約に基づいて返還しないというのは日本側のエゴですか?
フランスなどはエジプトの遺産などを返還しているそうです。
皆さんの意見を聞かせてください。

勿論、私としては日韓基本条約を尊守すべきであると思います。しかし同時に民族のルーツに関わるものであれば仕方ないとも思います。

A 回答 (6件)

 日本と朝鮮の不幸な歴史があったゆえに今日本にある朝鮮半島の文化財を返せ、というなら、


 日本と朝鮮の不幸な歴史があったゆえに今韓国にある日本の文化財も返してもらわないといけないということになります。
 
 韓国には日本にあったら間違いなく国宝という日本画、間違いなく重要文化財という日本画が何点もあります。
 韓国の王族らを日本は日本の皇室の一員として日本に住まわせ、皇室費用を出しました。
 王族のイ・ウン殿下は日本の皇族の女性(李方子女史)と結婚します。そして、大量の日本画のコレクションをしました。韓国では「日本に買わされた」ことになってますが。
 それらは1963年にイ・ウン殿下が韓国へ帰国する時持ち出され、今はソウル大学に寄付されてソウル大学所有で、特別展示の時以外は公開されず書庫に収納され続けています。
 数年前に1度だけ日本で里帰り展示が行なわれました。
 日本美術の専門家達が「日本にあったら間違いなく国宝です。」「うわさでのみ聞いていました。実物を見るのは初めてです。」と興奮してインタビューに答えていました。

 韓国国立国史編纂委員会の建物には、対馬藩の貴重な行政文書が大量に保管されています。
 これは江戸時代、今の釜山にあった対馬藩の出先機関で記録したもので「対馬文書」といいます。そのまま朝鮮半島にありましたが、1945年敗戦で日本人が逃げ帰る時、この大量の文書までは持ち出せませんでした。本来は対馬藩のものです。
 そして今は国史編纂委員会の中にあります。
 近世の日朝関係史(外交史)を研究する日本人研究者でこの中に含まれている文書を研究したい人は韓国政府に申請して、許可を得ないと見ることが出来ません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうですね。こちらが貸与または返還にしろ、なんらかの処置をするなら相互に向こうの文化財や遺産を返しもらうなは筋ですね。

お礼日時:2011/08/24 12:15

 その番組は見てないので一般的な話になりますが。



> 「韓国の文化財は日本が韓国の植民地時代に持ちさらわれたもの」

 日本にある文化財ということだと思われますが、これが事実と違います。
 これは韓国人の「日本人悪者論」という決め付けから来た決め付けで、事実と違います。
 正当な商取引により日本人の手に渡ったものが大部分なのです。
 「持ちさらわれた」とは、誘拐ですね。
 韓国人の反日プロパガンダを鵜呑みになさってはいけません。冷静に見ることが必要です。

 鎖国をしていた朝鮮が日本や西洋に国を開いてから、朝鮮では西洋ブームが起きます。舶来品をもてはやし、都(みやこ)の王族、貴族もド田舎の貴族もこぞって大金をはたいて舶来品を買い求めました。
 朝鮮末期に朝鮮を旅行した西洋人の旅行記には、平安道(地名)のド田舎に住むプライドだけ貴族のような傾いた家で超自慢げにフランス製の置時計を見せられた話も載ってます。
 こういう舶来品を買うお金が欲しかった朝鮮貴族のところへちょうど、日本人商人たちが現れはじめます。
 日本にはかつて朝鮮陶器の大ブームがあったように、朝鮮美術品の愛好家がずっといました。
 そこで、お金が欲しい朝鮮貴族と美術品があったら買い入れたい日本商人の欲しいものが一致し、朝鮮貴族が持っていた美術品を日本人に売りました。
 高価な舶来品が欲しくて、親に黙って家にある美術品を持ち出して日本人に売り込む青年貴族、韓流時代劇にはこのような場面も出て来ます。
 韓流時代劇はほとんどが史実ではありませんが、たまにこういう何気ないシーンに本当の話が描かれています。
 別に日本人が朝鮮の人の首に日本刀を当てながら「美術品をよこせ。」と言わなくても、売りたい朝鮮人がいっぱいいて、買いたい日本人がいたのです。

 今韓国の美術館、画廊には欧米の世界的な名画が展示されています。サムスン財閥は特にアメリカンポップアートの作品を沢山買い占めていることで有名です。
 韓国にアメリカンポップアートの絵画があるのはいけませんか?サムスンが買いたくて、売りたい人と値段がうまく話が着いて買ったから今韓国にあるのです。

 そもそも朝鮮では美術品は大事にされていませんでした。大事にどころか、ほったらかしでおろそかに扱われていた実態も朝鮮を長く旅した西洋人たちによって目撃されています。
 そこへ、朝鮮美術愛好家の歴史がある日本人が行ったのですから日本人が買いたいと思うのは自然です。
 朝鮮半島の文化財として有名な焼き物に「高麗青磁」があります。が、これは高麗という国が朝鮮によって亡ぼされると高麗青磁を作っていた官窯がなくなり、焼き物職人達は雇い主がいなくなったため散り散りになり、やがて技術は途絶えました。
 朝鮮最後の王様、高宗に謁見した日本人が「このたび、高麗青磁の良い物を手に入れました。」と見せると王様は「これはどこの国の焼き物か?」と聞き、日本人が「朝鮮、高麗のあの高麗青磁にございます。」と言いますが王様は「かような焼き物は我が国の物ではない。見たことがないぞ。」と言ったそうです。
 韓国前文化財庁長官が書いたエッセイに書いてありました。
 高麗青磁の技が途絶えただけでなく、焼き物そのものまで朝鮮では忘れ去られてしまっていたのです。その間、日本では朝鮮青磁をずっと愛好していたのに。
 王様が知らない位ですから、貴族も一般平民も青磁の価値を知りませんでした。もちろん日本のように収集家もいませんでした。

 フランスは別にエジプトにどんどん返してるわけではありません。ごく一部ですよ。番組でどのように紹介したかわかりませんが。
 1864年にフランスが朝鮮の江華島から持ち去ったウェキュージャン閣の話は番組で出たでしょうか?これは今年、フランスが「貸与」の形で韓国に送り、現在韓国中央博物館かどこかで特別展示が開催中のはずです。これは、江華島を占領したフランス軍が戦利品として持ち去ったものです。
 しかし、フランスでは韓国への「返還」に反対する運動が起きて、「貸与」になりました。

 韓国人は日本に韓国の物があるというだけで気に入らないのです。そのために、日本にある全てを「奪われた物」「取られた物」「略奪された物」と位置づけています。

 日本にある朝鮮のものは、さまざまな歴史的経緯があります。例えば、戦国時代の西国の有力大名、大内氏は朝鮮・中国貿易で栄えましたが、熱心な仏教徒でした。
 そこで朝鮮の王宮に何度も手紙や使者を送り、朝鮮の仏像や経典を与えてくださいと頼み、何年もかかって仏像や経典を手に入れました。
 日朝は長い歴史がありますのでそういう美術品もあります。
 九州の博物館に行くと、結構高麗の仏像があります。九州は中国朝鮮と貿易した長い長い歴史があります。中国や朝鮮へ行った人たちは危険な航海の無事を神仏に祈り、仏像も買い求め、地元の寺に寄進し信仰の対象とました。
 しかし、これらも何もかも今の韓国人は「国外流出文化財を国内に戻せ! 返還させろ!」と十羽一からげで国民運動をしています。

 では今韓国にある欧米の絵画は、欧米から流出したもので、欧米の元の国に返還しないといけないものなのでしょうか。
 
 「日本にある物は全て奪われた物」という事実でない固定観念で見ている韓国人と同じ目でこのことを見てはいけません。
 冷静さ、冷徹さが必要です。

 さらにもう一つ例を付け加えると、南部の山奥のへき地にある峠で一膳飯(めし)屋をやっている朝鮮の夫婦がある日山へ山菜を取りに行くと土の中から小さい瓶が出て来た。「これは酢を入れるのにちょうどいい。」と持ち帰り一杯メシ屋で使っていたら、たまたま来た日本人商人が「これは形が良い。売ってくれ。」と言い、「どうせタダで土の中から掘って来たものがお金になるなんて」と喜んで売った。
 日本人は朝鮮の他の地方都市へ行き、ちょっと知識のある日本人に見せると「これは良いものかもしれない。買って置こう。」と言うので売った。更に別の日本人に見せると「良い物だ。売ってくれ。」と言うので売った。・・・・・そうしてその瓶は今日本にあるのですが、この瓶も韓国人が「返還しろ!」と言っているものの一つです。
 どう思われますか。韓国人が「返還しろ」と言ってるものが何か。落ち着いて考えなくてはいけません。

 昨年、韓国のある寺がサムスンに対して文化財の返還訴訟を起こしていたのが、寺側の敗訴で最高裁の判決が確定しました。
 判決は「文化財はサムスンが正当な商取引で手に入れた物であるので、寺院に返還する義務はない。」としました。元々は寺院にあったものらしいです。
 するとネットでは大反発が起こり、「何だ、この判決は! じゃ、日本に返還を求めてる物もちゃんとした商取引だったら帰って来ないってことじゃないか。返還運動が意味が無くなるじゃないか。」。
 うすうす、正当な商取引で日本人に渡ったことを知ってる人もいるようです。
 でも、日本にあること自体が許せないという人々のヒステリーな「返還しろ」コールに、うすうすの知識はかき消されています。

 もう一つ、米国にある韓国朝鮮文化財について。
 文化財返還運動をやっている人たち(「文化財を元のところに戻す運動」という団体名の市民団体など)は、よく調べもせずに「返せ」「返還しろ」と言っている人たちなのです。
 日本に留学していたことがある一人の僧侶が中心人物になってやっています。
 一例。戦後韓国の米国大使館に勤務して通訳官をやっていた米国人に韓国朝鮮美術の愛好家がいました。韓国勤務中にコツコツ買いためた美術品を帰国で米国に持って帰ります。そして子供がいなかったため彼の朝鮮コレクションは美術館に全て寄付されます。
 しかし、文化財返還運動をやっている韓国市民運動家らは「彼のコレクションは盗まれた物に違いない。韓国に返還されなければならない。」と主張しています。
 盗まれたという根拠は明示していません。「盗まれた物に違いない」って、推測じゃないですか。
 子孫がいないからって、泥棒呼ばわりです。
 韓国朝鮮美術って、愛好してコレクションしても後(のち)に泥棒呼ばわりされるんです。
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この回答へのお礼

長文の大変ありがとうございます。
渡来物のルーツについて大変よく分かりました。そのような歴史があったのですね。
日本の好き者と朝鮮の好き者の利害が一致して文化交流があったと

一つ返したら連鎖的に根拠もなく返せコールですか…
ありそうですね。もう少し、文化財の経緯を調べてから韓国について考えなければなりませんね。大変勉強になりました。

お礼日時:2011/08/24 11:51

あの~~~言われている文書は


朝鮮王族と天皇家が姻戚を結ん
だ後で行なわれた儀典が神道で

行なった事に朝鮮人から抗議が
在り朝鮮式の儀典を行なう必要
から朝鮮王朝より届けられた物

では無いのですか?同じ文書は
韓国にも複数存在しているので
すよね。言うならば嫁の実家か

ら送られた文書を子孫が大事に
保管してきた。という事情です。
返すとすれば滅びた朝鮮王朝の

関係者に返すのが礼を知る者。
王朝の後継者を主張する人たち
は居るのですから。

天皇家の財産は国有財産では在
るけれど天皇家の用に帰すと明
確に規定されています。

菅総理と民主党は規定を踏みに
じり違法にも文書を処分したと
判断するのが妥当でしょう。

嫁の実家と無関係の人達が結納金
を返せと言っているのと同じです。
戦争時の収奪とは全く事情が違う。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>返すとすれば滅びた朝鮮王朝の関係者に返すのが礼を知る者。
朝鮮王朝の関係者に返すのが礼を知る者。
王朝の後継者を主張する人たちは居るのですから。
>天皇家の財産は国有財産では在るけれど天皇家の用に帰すと明
確に規定されています。

うーん。筋には共感できます。
しかし、韓国は日本と違い。今の元首は王朝にはありません。王朝が併合された以降は日本の配下にあり、独立後は李承晩大統領が以前の朝鮮を引き継ぐ形で韓国政府が成立しました。民主化今も政府を継承しているわけですよね。そうすると韓国政府に返す(返すということが正しい言い方分かりません)ことはあながち間違いではないと思えませんか?
例えばプロイセン王の遺産をスイスが保持していて、それを現ドイツに返すときにプロイセン王の子孫に返しますか?勿論返してもおかしい話ではありませんが、ドイツ政府に返したとしてもおかしい話ではないように思えます。

お礼日時:2011/08/24 10:54

韓国は植民地ではありません。


併合ですから、あくまでも日本と同等です。

欧米は植民地から資源などを収奪しましたが、
日本は逆にインフラを整えたりしてそのお陰で大赤字になっています。
間違わないようにして下さい。

それから韓国併合は韓国から依頼してきた
のです。
当時韓国はアジアの最貧国で、独り立ちできませんでした。
そこでどこかの国に併合してもらおう、ということに
なりました。
候補に挙がったのは、清、ロシア、日本でした。
清は弱くて頼りにならず、結局、ロシア派と日本派に
別れて争われ、日本派が勝って、日本に併合を依頼して
きたのです。

そういうことですので、植民地時代に持ちさらわれたなどと
いうのは訂正お願いします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
しかし、質問に答えて欲しいです。
植民地の発言は番組で使われていたものです。番組の趣旨をわかりやすくするために流用しました。

お礼日時:2011/08/24 10:35

まず、この儀軌という「儀式を詳細に書き記した書物」が日本にある理由は、「一時期韓国が日本国の一部になっていた」ことが影響しています。

☆植民地支配の場合であれば「収奪した」という考え方もあるでしょうが、併合はそれとは全く異なる、統治方法であると考えます。
おそらく同じような歴史的書物や文献は、日本から韓国にも渡っているはずです。

質問者様は「持ちさらわれた」という風に解釈なさっていますが、そのとき同一国家になった地域の文献を、中央政府が持つことは収奪でも強奪でもないはずです。
最も、「もはや必要のない、他国の文献」など持っていても仕方ない、という風に今の政府が思って、「貴重な遺産だから」と返そうと思うことは、「日韓基本条約」に反しているとはいえ、考え方としては立派です。

ただ、これを許してしまうと、次々に起こりえる、「返せ」コールに対応できなくなります。特例は本来認めるべきものではないのです。
ちなみに。フランスのことにも番組では言及していましたが、そのときのフランス側の言い分は「長期貸与」。事実上の返還ですが、「所有権までは放棄しないよ」ということをはっきりと謳っているわけです。さすが、外交がうまい国はこうやって自国が得た文化遺産を守ろうとするわけです。

私としては、今回の儀軌返還は英断であると同時に、悪い先例を作ってしまったものとして、憂慮するところです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>フランス側の言い分は「長期貸与」。
そうでした。忘れていました。
私も儀軌返還は悪い前例であると思います。こういうことは国がきっちり方針を明確にした上で取り組まなければならないと思います。フランスのように…。

>そのとき同一国家になった地域の文献を、中央政府が持つことは収奪でも強奪でもないはずです。
確かにその通りなんですが、番組では植民地となっていたので
それと植民地は統一国家なのかと疑問がありますね。勿論、日韓併合が植民地ではないのらその理屈は通ると思います。(私自身は日韓併合が植民地かどうかを未だに詳しく分かってないですが)

この問題は日韓併合が果たして植民地かどうかという問題がポイントであるように思えます。

お礼日時:2011/08/24 10:44

合法的手段(売買等)によって所有権が移った物が多く、韓国に渡すなら、返還ではなく寄贈となりますが、その辺を韓国人は全く理解できません。

個人や団体が持っている私有物に至っては、国が口出しすることすら出来ません。
揚げ句、日本国内から盗んで、堂々と自国で公開しているし。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに個人の所有物となれば国が関与できるところではありませんね。

>揚げ句、日本国内から盗んで、堂々と自国で公開している
このことは知らないので分かりませんが

お礼日時:2011/08/24 10:29

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