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宗主国が植民地を近代化するメリットとデメリットを教えてください。

A 回答 (7件)

植民地は近代の定義では、


 本国とは事なら政治体制・法体系にある従属地
とされています。このため、さまざまな植民地があり、
地域によって異なることがあります。


メリット

・本国製品の消費地となる

宗主国が原材料の生産地として植民地を経営していると、
その費用でお金が植民地へ流入する一方になるので
植民地にお金を使わせるためにある程度は近代化が必要です。


・戦略的拠点となる

地政学的要件のある植民地では戦略的に近代化を行います。
たとえばジブラルタルなどが該当します。


・将来的に本国と同化する

本国の一部として自国の勢力を拡大するためには
言語や民族意識を統一する必要があります。
そのためには近代化のレベルの違いを減らす必要があります。
戦前に併合した朝鮮が該当します。


・植民地の生産性向上

未開なまま搾取するだけでは効率が向上しません。
搾取するだけでは住民が疲弊するだけなのである程度は
住民の生活向上や生産されたものを輸送するためなど
植民地のインフラ整備を行って生産性を向上させます。



デメリット

・独立される危険がある



少し解説を追加しておきます。現在は1960年の国連総会で
「植民地及びその人民に対する独立の付与に関する宣言」
https://www.unic.or.jp/activities/peace_security …
が採択されて、以後は植民地支配が不当とされたために
現在は本国国会に議員を出したり本国と同等の権利を与える
などの方針で植民地は解消されました。
これによって名目上現在は宗主国・従属地は無くなりました。

しかし、現在でも上記URLにある宣言が適用される地域のように
事実上の植民地は残っています。
中にはアンギラのように独立に向けて自治権を拡大されながら
自らイギリス統治に逆戻りして植民地になった地域もあります。
(植民地が搾取されるだけだとあり得ませんよね)


。併合後の朝鮮について

よく「併合されたから植民地ではない」という表現を見ます。
実際に併合は、領域権限(領有権)を有する地域の全域が
平和裏に権限を委譲することを言います。(一部だと割譲)
つまり、併合は領有権を得る時で植民地支配は得てからの話です。
このため、日本から来た朝鮮人が就任できなかった総督が治め
日本と異なる法律が施行され、朝鮮選出の議員もいないことから
朝鮮は植民地であると考えます。
ちなみに、朝鮮では1945年4月に朝鮮からの国会議員を選出する
立法が成立していたので、次に選挙があれば現在の基準では
フランスの海外県のように植民地ではなくなっていました。
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メリットも何も、宗主国なんて国はありません。



https://kotobank.jp/word/%E5%AE%97%E4%B8%BB%E5%9 …

〘名〙 宗主権をもつ国家。第一次大戦前のブルガリア、エジプトに対するトルコやモンゴル、チベットに対する中国など。現存するものはない。
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宗主国が植民地に近代化の為に投資する事は有りません、只、搾取


するのみです。
搾取のみでも、管理する役人や住民を押さえる為に軍隊を派遣するので
経費が掛かり、植民地経営は割に合わないので、次々と手放しました。
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植民地政策を採ったのは


儲ける為です。

現地人を奴隷化し、資源などを
強奪して、西洋は今の豊かな生活を
手に入れました。

ところが、第二次大戦を経て、
植民地独立運動が活発になります。

こうなると、
武力で押さえるよりも、
貿易をやった方が儲かるように
なります。

それで、植民地を近代化し、
いわば肥え太らせ
宗主国の市場にする政策に切り替えた
のです。

以上がメリットです。


デメリットは。

1,植民地が成長し過ぎて、宗主国の
 競争相手になる。

2,近代化に伴い、国内に階級などが
 出来て紛争が生じ、
 それが難民となって、宗主国に押し寄せる。
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宗主国が植民地を近代化するメリットはない。

それを今現在植民地が一つも残っていない事実で明白だ。

植民地時代は、宗主国が貿易相手国に宗主国と同じような強力な中央政府に加え、港湾設備や道路網、全国的法律などの整備(これがいわゆる近代化の最低限)を求めたものの、各地の封建領主の力が大きかったりでそれが実現できなかったという事情がある。

だから、宗主国がそういう国々を武力で統一して植民地化したわけだ。植民地化すること自体、莫大な人命とコストを掛けることになるし、植民地化した後も反乱が多発するなど植民地経営は儲かるばかりではない。大変だ。

タイや日本が植民地化されなかった最大の理由は、自力で近代化を成し遂げ、欧米列強に内政干渉の隙を与えなかったことが大きい。
欧米列強にしても、相手国が自分で近代化してくれれば、貿易もスムーズに進むので武力を使って戦争までする必要はないということになる。
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目的があってそれを達成するための手段としての近代化だから、格別のメリットは無い。

デメリットは人権意識が高まったり、世界観が広がったりして独立機運が高まることで、また、それを達成するための工業力も手に入れているので、それがより現実的になること。

目的を達成させるための近代化というのは、例えば以下のようなものです。
・植民地が増えたことで、その地域の植民地のリードとして扱う(いわゆる中間管理職的なもので、仏領インドシナにおけるベトナムなどが相当)
・農産物や埋蔵資源が潤沢に取れない土地なので、生産拠点としての位置づけにする。

日本支配期の朝鮮、台湾においては、もしここを西欧の考える植民地として扱うのであれば、上記のようにデメリットしかない。
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アメリカとロシアあたりは古くは資本主義と共産主義の宣伝戦をやっていました。

しかし、これはモスクワ証券取引所や上海証券取引所が開設されて決着はつきました。

今は西側諸国の民主主義と中露の実質的独裁主義の戦いでしょう。北朝鮮や複数の軍事政権は西側を嫌い、その他は西側よりという事でしょう。
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