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大抵、絶縁抵抗はDCで、絶縁耐圧はACで
規定されていますが、DC、ACを使い分ける
理由は何でしょうか。

宜しくお願いいたします。

A 回答 (4件)

【絶縁抵抗】インダクタンスの影響を受けないため直流で測定する。

交流で測ると絶縁抵抗が高め、すなわち安全側に出る。

【絶縁耐力】直流高電圧を可変させることが、現場では事実上できないため交流で測定する。試験室や工場では、直流で試験することもある。

ではなかったでしょうか。ウン十年前に習ったことなので、自信ありません。
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絶縁抵抗を交流で測定しようとしても、通常インダクタンス分やキャパシタンス分がありますから、簡単には正確に測定することが出来ません。


よってDCで規定してあります。

例えば、コンデンサの両極間は絶縁されていますが、交流を印加すれば電流が流れます。
チョークコイルは交流を阻止しますが、直流は流れやすいです。
絶縁耐圧は交流機器(回路)では、最大値は実効値よりも高いので、実用的に交流で規定しています。
直流機器(素子)では、用途により直流で規定してことが多いです。
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こんばんわ(^-^ )



絶縁診断方法においてまず「DC、ACを使い分ける理由」よりも測定方法を使い分ける理由が大事です。

絶縁診断方法の代表的なものに以下の方法がありますが
・メガー測定
・誘電正接(tanδ)測定
・非破壊試験
・耐圧試験
 測定方法それぞれに長所短所や特長が存在します。質問で述べられておられる印加電圧がDC-ACであることも当然、長所短所に含まれますので、試験対象物や目的により使い分けたり、複数の方法で補い合ったりします。
 要するに現場サイドでは、AC、DCを使い分けているというよりも測定方法を使い分けていると考えてください。
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絶縁とはある電圧までその機器なり設備が耐えられるかどうかの程度を規定するものです。



電力の分野での基本は「通常使用する条件の電圧の何倍まで耐えられるか」です。
送電線や配電線はトランスの絶縁が悪化したり中性線が断線したりすることにより、高電圧側の電圧やスターデルタの電圧が現れてしまうことがあります。これらの電圧は同じ周波数の交流電圧なので、「N倍の交流電圧で何秒間耐えられること」と規定されます。(電気事業法ではこのような破壊試験に耐えた設備に使用許可が出ます)

架空送電線や避雷器は、雷電流のような直流分の多い電圧に耐える必要があります。(大規模な発電機も事故時の電流は直流分があるので考慮します)。
これらは直流電圧で耐圧を考慮する必要があります。

以上が原則ですが、実際に測定する場合に簡易に測定したりするニーズがあります。
家庭用配線をいちいち数百ボルトの交流電圧発生機を持ち込んでテストするのは面倒ですので電池で高電圧を発生するメガー(メガオームテスターの略)というテスターを使用して直流絶縁抵抗値に換算して測定します。

逆に超高電圧の長距離送電線(たとえば50万ボルト100km)の試験の場合、大地との間の静電容量が大きいため、直流で試験しようとすると試験機の電源容量が大きくなり、測定機が製作困難です。一方交流の試験電圧を作るのは比較的容易ですので交流で試験を行います。

このようにDCとACは理論と現実で使い分けています。

なお、半導体などの電子回路での耐圧はせいぜい100V単位(LSIのチップ内では配線間に数万ボルト/mmの高電界になるが)ですので通常はDCでテストします。

また高周波回路では回路の電圧とは異なる寄生振動や巣トレーキャパシティーによる誘起電圧などで絶縁破壊が生じます。
高周波の高電圧を印加した破壊試験は現実的でないので高周波回路シミュレーション、実験などを行い誘起電圧を予測し、DC耐圧試験を行います。

電力に関しては電気設備技術基準に機器・用途、使用電圧に応じて数値が規定されています。(ページの下に矢印が出るので見落とさないで下さい)

参考URL:http://eagle.ee.fit.ac.jp/class/3houki/03/03-16. …
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