プロが教えるわが家の防犯対策術!

現代の科学では因果律は絶対の法則という事になってるんですか?

例えば、「一生懸命勉強したから受験に合格した」というのは、普通に考えれば「勉強」が原因で「合格」が結果なのは当たり前ですけど、でも「合格」という未来の事実が確定していて、その為にいま「勉強」という因を積み上げているだけ、ということは絶対あり得ないんですか?

因みに僕は文系なので、これは素人の単純な疑問です。

A 回答 (2件)

 因果律は現在のところは経験則です。

保証も何もありません。一つでも反例があれば、絶対の法則でないことが証明されます。今まで、そういうことがないだけで。

 ただ、時間的に結果が原因より先に来ると、矛盾は幾らでも起こせる可能性があります。「母親殺しのパラドクス」など、理解不能です(状況を論理的な説明ができないということ)。しかし、人間に理解不能なことが起こってはならない、ということは誰も保証できません。

 経験上、因果関係が時間的に逆転したことはない。歴史記録を探しても、逆転の形跡は見当たらない。保証できるのは、そういう範囲です。

 ホーキング博士は「時間順序保護仮説」を提唱しています。因果関係の時間的逆転が起こらないという主張は、ホーキング博士を以てしても「仮説」とまでしか言えないということです。つまり、検証のしようがない。
 そのホーキング博士も、この宇宙が「閉じた宇宙」で、宇宙が膨張から収縮に転じたら、人間の主観的時間が逆転してしまい、人間には宇宙が膨張するようにしか見えないと考えていた時期もあります(その後、そのアイデアは撤回されました)。

 つまり、「未来が先に決まってたりしてない?」「たぶん、ないと思う」「絶対に?」「どうかなあ?」「どっちなの?」「さあ、誰も知らないことだし」程度です。

P.S.(余談)

 宇宙の構造について、ゲーデルの宇宙という数学モデルがあります。現状の宇宙には適合しないとされています。ゲーデルの宇宙では、時間がリング状に閉じています。ずっと未来に行けば、やがて過去になり、現在に戻ります。

 そういう宇宙だと、因も果もありません。たとえ量子力学的に予測不能(過去についても計算不能)だとしても、どんな時刻のどんなものも、全ては決定されています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。

お礼日時:2012/08/06 07:11

量子論では10^-10(?)秒(専門でないので?の処はうろ覚え)程度の時間の中では因果律は逆転可能とされているそうです。


もう少しご自分でお調べ下さい。ググっても碌なのにあたらないけど.(笑)
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。ご指摘の点について後で調べてみます。

お礼日時:2012/08/06 07:13

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!