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前回の質問 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7958517.html の続きになります。

[あらまし]
73歳の義父、心筋梗塞経験者で今回は呼吸困難で緊急搬送、心不全と肺水腫、その後検査で間質性肺炎が判明。肺水腫は脱し病院内歩けるまでに回復。腎臓の状態を経過観察していたが大きな問題はなし。今週末退院予定でその後は在宅酸素療法。酸素は現在4リットルを鼻カニューラで入れている状態。

[新たな質問]
(1)土曜日に義兄と主人が見舞ったところ、退院後の在宅酸素療法に関し、義父は「病院だから酸素入れてるけど、基本的には着けなくても大丈夫なぐいらい。」と説明したそうです。週末で先生に会って話を聞けなかったとのことなのですが、在宅酸素療法というのは緊急時の補助的な意味合いで導入する類のものなのでしょうか? また、現在の4リットルというのは、それほど重篤なレベルではないと認識して良いのでしょうか?

(2)前回の質問で、状態から予後は極めて悪いかもしれないというアドバイスを頂いたのですが、入院時のあの状態は演技だったのか? というぐらい非常に元気だったと夫は笑っておりました。先生からは「退院後もまた今回のように入院を余儀なくされる可能性は高い」と言われているのですが、(1)の酸素は別に着けなくても良いも然り、本人の表面的な元気な様子と、体の内部で起きていることはイコールではないと考えた方が良いのでしょうか?

度々すみませんが、アドバイスを頂ければ助かります。

A 回答 (1件)

在宅酸素の目的は、症状を改善させる事ではありません。

苦しいだろうから酸素を投与するという訳ではありません。肺が悪い人において、米国のNOTT研究、英国のMRC研究で酸素を"持続"投与している人の方が長生きできたという結果がでたので、酸素を投与するのです。
http://fujitaiin.net/u3.html

したがって、症状とは関係ありません。

一度、試されたらいいかと思いますが、指先で酸素濃度を測定するパルスオキシメータで血中の酸素飽和度SPo2を測定されてください。これで息を止めて、SpO2が90%以下になるまで頑張るのは不可能に近いです。
よって、SpO2が90%以下とはこんなに苦しいものなんだ..というイメージができてしまうのですが、実は国際線の航空機の中での乗客の半分のSpO2は90%以下となります。でも、大部分の人は平気です。この違いは、最初の時点での普通の人の息苦しさは炭酸ガス濃度で決まり、酸素濃度で決まっていないからです。

>義父は「病院だから酸素入れてるけど、基本的には着けなくても大丈夫なぐいらい。

というのは、SpO2の低下を感じていないからそういう自覚なのであり、4L/minの酸素が必要という事は酸素無しでは大きく90%以下となると想像されます。この事は、義父さんは先に述べたNOTTやMRCの研究対象となった人と同じという事であり、予後をよくする(長生きする)には"持続"酸素投与が必要という事を意味しています。また、ぜひ、在宅酸素を開始される場合は、パルスオキシメーターを購入される事をお勧めします。

なお、蛇足ですが、ある程度、肺の病気が進行すると、今度は炭酸ガスの増加を苦しいと感じなくなり、酸素の低下を苦しいと思うようになってきます。
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この回答へのお礼

度々ご丁寧な解説を賜り、本当にありがとうございます。
とても参考になりました。

お礼日時:2013/02/26 09:05

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