プロが教えるわが家の防犯対策術!

be in high spirits で「上機嫌である」という意味ですけど、なぜ spirits と複数形にしなくてはいけないのですか?

似たような表現に be in a happy mood とか be in a good humor などがありますが、こちらは mood, humor と単数形になってるのですが。

A 回答 (2件)

be in high spirits = be in good spirits = be in good feelings(上機嫌で)


ここで「spirits」は「feelings」におきかえることができます。ここで「spirits」の意味は
spirits = feelings of happiness (or unhappiness)
しあわせの感じ方やあり方はいろいろですから、ここでは「feelings」は複数にします。このため、同義語である「spirits」も複数にします。特定の「いい気分」なら「be in a good feeling」と単数にできますが、「feeling」とちがい、単数の「spirit」は不加算で使い理解されることが多く、冠詞がつくと「とある魔性かゴースト」という意味で、「be in a high (good) spirit」だと、天使かハッピーな妖精の中にはいっちゃった、というかんじで、人によっては意味不明だとおもわれることになります。ですから、複数で「be in high spirits」がsounds betterです。

日本語の「気持ち」を英語にする場合、特定の症状などをあらわすのではなく「気持ちを込める」などという意味では、複数の「feelings」をつかえばいいとおもいます。たとえば「my feelings are true」は慣用表現で、
I want you to know that my feelings are true.(= I really love you. 本当に愛してる)
喜びも悲しみも苦楽もみんなふくめて、愛だとすれば、そんな「気持ち」は複数の「feelings」になります。

be in high spirits = be in a happy mood = be in a good humor(上機嫌で)
ここで「spirits」は「mood」「humor」におきかえることができます。ところが「mood」はスイング(swing)するもので、「good」か「bad」かどちらかのベンチマークですから、複数「moods」ではおかしい(「bipolar disorder」になってしまうかも…)から、「mood」でおきかえるならこれは単数にします。
一方で、ここの「humor」は「mood」の同義語であって、「feeling」の同義語ではないです。ですから単数の「a mood」でイディオムになっているように、おなじく「a humor」単数です。上機嫌でいっぱいジョークをとばす、という意味ではないですから、複数にはしません。

ただし、「in good humors」を日本語の「和気あいあいと」みたいなかんじで使う例があるとしたら、これはイディオムではなく、派生した表現だとおもいます。この場合の主語はおそらく複数の人たち(we/they)か、人々が集う場所だとおもいます。ここで「humors」は「atmosphere(雰囲気)」の同義語だと理解すれば、雰囲気の出し方がいろいろなので複数「humors」にしているのだとおもいます。

+++++
こんな表現もありますので、辞書になければ、例文をさがして実用例として確認しておかれたらよいとおもいます。以下の2例で「spirit」は単数で、不加算なので冠詞「a」はつきません。

be in (good) spirit(魂で)
We are (good) friends in spirit.(遠くはなれててもおたがい魂でつながってるよね)
I'm your brother in spirit.(盃交わした仲だろ…みたいなかんじで)

act in good spirit(安らかな気持ちで/お行儀よく/おとなしく/もくもくと…)いい日本語訳がおもいつきません(涙)
ここで「act」は「be」と対照させるためにかいたもので、動作・行動をあらわす動詞でおきかえれば、これも慣用表現だとおもいます。なにかをするときに、さわいだり散らかしたり荒れた気持ちではなく、心の平静さを保っている状況です。

ご質問にある「spirits」は「feelings」の同義語としてつかわれていて、単数でつかう「spirit」本来の意味ではないので、「魂」とか「平静さ」という意味ではなく、複数の「feelings」の意味になります。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。詳しい解説を頂き、大変参考になりました。

お礼日時:2014/06/23 15:50

ある時、楽しいとか悲しいといった人の気持ちのあり方を説明する場合は、spiritsという複数形のみが使用されると決まっているからです。

英英辞書の説明をお知らせします。

spirit(単数形の場合)
・character
・soul
・determination
・no body
・law/rule
・attitude/feeling→the attitude that you have toward something or while you are doing something (つまり単数の場合は、心持ちとか考え方は指しますが、具体的にどういう感情かまでは含まれません)

spirits→the way someone feels at a particular time, for example if they are cheerful or sad (こちらは具体的にどういう感情かを表します)
そして
be in high spirits=be excited and happy
ですから、複数形なのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。解説は参考になりました。

お礼日時:2014/06/23 15:37

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!