誕生日にもらった意外なもの

今、18歳の無職です。
ラノベ作家や小説家になりたいので、最近小説を書くようになったのですが、気付いてしまいました(^^;;
語彙が圧倒的に足りてません。
それに、作家さんがよく使われている比喩表現や、景色描写も全然思い浮かびません(>_<)
これは、読書が足りていないのでしょうか?
今、ラノベを読んでいますが、やはりプロになるレベルの方は、かなり語彙や表現を勉強されて、作品を書いているのですか?
作家になろうとしても、下積みのない僕はどうしても物足りない文章しか書けません。
何かしらアドバイスを頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します!

A 回答 (3件)

ひとのものを読むときに、次の点を意識していますか。



・プロット
・書き出し

プロットというのは、ストーリーだと思う人がいるのですが、組み立て、です。

たとえばサルカニ合戦だったら、カニが柿の種をまいて育てる、というユニットがあります。
実った時にサルがとってやるとだまして自分だけのものにし、堅い実を投げつけるユニットがあります。
臼や牛のくそやらが同情し、復讐を練るユニットがあります。
そのユニット内で、サルがやってきてこういう行動をするだろうというシミュレーションをします。
サルが訪ねてきてその手順通りにはまりこんでひどい目にあう、というユニットがあって、おしまいです。

いいでしょうか、こんな不自然なストーリーはないのです。
カニのような存在が、なぜ実るのに8年かかるようなものを育てるのですか。
しかも実は高い所にあるから自分じゃとれないに決まっているでしょう。
そもそも事業計画が間違っているじゃないですか。
何故カニに牛糞が同情しますか。もともと別の価値観の中で存在しているもんでしょう。
サルをひどい目に会わせて臼の得になりますか。
栗だの臼だのが、哺乳動物のサルの行動を想像できますか。不可能でしょう。

いくらおとぎ話でもおかしすぎます。
でも、これが成立するのはなぜか。

プロットのせいです。
それぞれのユニットが有機的に組み立てられているのです。つながりがうまくいっていると、読めるという状態になるのです。
あとでひどい目にあわせたいから、こういう設定にしたんだな、とわかります。
柿の栽培は不幸の種をまいているのだということです。
柿を育てなければ、サルがおためごかしに木にのぼって実をぶつけてひどい目に会わせることができません。
サルがそういう非道なことをしなければ、臼の出番はありません。

ラノベなんて、不自然な展開だらけですよね。なぜ読めるのですか。
どれでもいいです。一度分析してみてください。プロットがしっかりしているはずです。

次に書きだしです。

たとえば、「私が花を買ってくる」ときっぱり言ってドアを開けて外にでたら、ロンドンの人通りの音、馬車の音、霧の匂いが主人公の存在に飛び込んでくる、という書き出しをどう思いますか。

惹きつけられませんか。翻訳ということもありますが、ここではあえて全く引用をしていません。

もう、ある空間、場の中に浸りこんでしまいますね。

この作品が何というタイトルで誰の作品か、わかる人はこれだけですぐわかります。無茶苦茶有名なものです。

この小説は、そのあとで何かを思ったとき、語り手は別の人間にスイッチし、その人の存在でものを感じ考えるという展開をし出します。
そして、読者はかなりの登場人物の内面を覗きながら、全く無関係に動いている社会のそれぞれの人たちの人生に立ち会います。

最後に、花を買いに行こうとした人に意識は戻っていきます。
この人は、作中人物ですから、読者の心の中に展開してきた景色など絶対に知るわけないのですが、全く無関係のある人物の「こうすればよかった」という後悔を突然思考の中で発生させ終わるのです。

プロットは秀逸ですけど、書き出しでこの全貌が含まれているのですね。

この構造、この書き出しだと、映画化が非常に困難です。
最初の3分ぐらいぼんやりしていて、女優なりの顔を覚えてどういう役だと認識してから本気で見る人が多いからです。
なので、いままでまともな映画は作られたことがありません。
唯一、この作品を書いた作者と、他の人物の人生とを時代差があるけど同時進行みたいに提示したものがあります。
アカデミー賞は取っていますけど、出来がいいとは思えなかった。無理やり作りやがったな。原作を読んでいる人は全部そう思ったでしょう。

誰の文章読本でも、書き出しだけはきっちり書かれています。文章読本という本を図書館ででも借りて読んでみてください。
こういう本の場合はきっちり引用をしていますから、わかりやすいです。まあ「草枕」だとか「たけくらべ」がでてくるでしょう。

いいでしょうか。
ライバル作品として人のものを読んで分析してください。
そのポイントは、書き出しの1文と、全体のプロットわけです。
それがわかったら、おそらくものは書けるようになっています。

それを発表して人が読んでくれるかどうか、は全く別のことです。それも納得しましょう。
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いろんな作家の小説を読むのもひとつの勉強方法です。


好きな作家の小説を全部丸写しにして勉強した小説家もいます。
ライトノベルは良くも悪くも筆致や構成が軽いので文章を学ぶには不向きかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
では、一般小説を読むほうが良いということですね(*^^*)
確かに一般書籍にはあまり手を出していませんでした(^^;;
書き写しなどもまだしていないので、今後は実践してみます。
大変参考になりました(ペコリ)

お礼日時:2014/12/08 09:04

ラノベを読んでいるのならお解かりと思いますが、あの程度の大量生産大量消費される文章を売るなら、文章力は実はさほど問題ではありません。


どれだけ他人と違った世界やキャラの設定やプロットを作れるか、が肝要です。あの手の商品は、ノリと勢いですから。
間違っても、後世に残る文学作品を物にしようなんて考えてはいけません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
自分は、小説かラノベかどちらを書くべきかまだ悩んでいる段階です。
なるほど、ラノベは最初の設定が特に重要であるということですね(*^^*)
おそらくそれは小説にも多少なり、共通なのでしょう。
プロットを頑張って練ることにします!
参考になりました。

お礼日時:2014/12/07 00:07

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